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1920年代から1930年代初頭の楽しさを愛する精神を呼び起こすために、当時のフランスのオペレッタ・アリアを、8人の人気歌手らが起用された楽しいアルバム
Benjamin Levy / Croisette - Operettes des Annees Folles
ヤシの木が立ち並ぶクロワゼット大通りは、カンヌのエレガントなビーチサイド通りで、
コートダジュール(フレンチ・リヴィエラ)で最も魅力的なリゾートです。
アルバム名の『クロワゼット』は、1920年代から1930年代初頭の楽しさを愛する精神を呼び起こすため、
当時のフランスのミュージカルコメディーであるオペレッタから25曲を集めたものです。
国立カンヌ管弦楽団とその音楽監督であるバンジャマン・レヴィ指揮で、
オペラで賞賛されている8人のフランスの歌手陣が起用されました。
紛れもなくフランス風のスタイルと精神を備えたこれらのオペレッタは、熱狂的なミュージカルカクテルを提供します。
オッフェンバックを基としたコミックオペラは、ヴォードヴィル(17世紀末にパリの大市に出現した演劇形式)と、
フォックストロット(社交ダンス)、チャールストン、タンゴなどのジャズ・エイジのダンスの魅力的なリズムがブレンドされています。
ショーは現代的な雰囲気を持っている傾向があり、その1曲である「パリ・リヨン・メディテラネ」は、
パリからコートダジュールの娯楽スポットまで走ったことで有名な鉄道に関連しており、
喜歌劇「P.L.M」は、アンリ・クリスティーネによる1925年のオペレッタ名はその略語となっています。
クリスティーネによる別のオペレッタ『それ大好き!』の第2幕はクロワゼットが舞台となっています。
1920年代から1930年代初頭の主要なオペレッタ作曲家らの作品は、レ・ザネ・フォル
(フランスの1920年代の時代=狂気の時代)のパリの社会の定番となり、
このアルバムはそうしたこの時代を彷彿できるオペレッタの数々が歌われています。
国立カンヌ管弦楽団は1975年に設立され、フランスで年間約100回の公演を行っており、
その演奏と活躍によりオーケストラは2022年の初めに権威ある国立の名が与えられました。
2016年からその音楽監督を務めるバンジャマン・レヴィは2016年から音楽監督を務めており、
リヨンとパリの音楽院、およびアスペンのアメリカ・コンダクツ・アカデミーにてデビッド・ジンマンにより指揮法を学びました。
そしてマルク・ミンコフスキーの副指揮者として経験を積み、
フランスとヨーロッパで指揮活動を、そしてペレアス室内管弦楽団を創設。
特に軽快なオペラの解釈で高い評価を得ています。
【録音】
2020年12月1−5日、カンヌ、パレ・デ・フェスティバル、ドビュッシー劇場
【演奏】
アメル・ブラヒム=ジェルール(ソプラノ:4, 8, 10, 12, 16, 20, 24, 25)
パトリシア・プティボン(ソプラノ:5, 6, 14)
マリオン・タッソー(ソプラノ:4, 12, 16, 18, 23, 25)
ポーリン・サバティエ(メゾ・ソプラノ:2, 4, 10, 12, 16, 21, 25)
レミー・マチュー(テノール:15, 16)
フィリップ・タルボ(テノール:10, 15, 16, 18, 20)
ギヨーム・アンドリュー(バリトン:3, 8, 13, 16)
ロラン・ナウリ(バス・バリトン:5, 6, 9, 16, 19)
国立カンヌ管弦楽団
バンジャマン・レヴィ(指揮)