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Opus 3 Records は、個性的なレーベルの多いスウェーデンでもオーナーの趣味がもっとも強く反映したアルバムをリリースすることで知られます。
スウェーデンのピアニスト、トミー・クローナ Tommy Crona のトリオのアルバムもその一枚。オーナーのヤン=エーリク・ペーションが、こんなメッセージを寄せています。
「トミー・クローナは、とてもとても才能のある卓越したピアニストだ。信じられないだろうけど、これがトミーのデビュー・アルバムなんだ。トミーがスウェーデンでベストのドラマーとベーシストと一緒に組んだバンド。そうだな、音楽を聴けばわかるよ」。
トミー・クローナは、「ザ・フー」や「アニマルズ」といったポップ・ミュージックで音楽と出会いました。クラシカル・ピアノを弾きは始めてからはバルトークとショパンが気に入り、ブルースとジャズを聴くようになると、ハービー・ハンコックのピアノに「やられた」と言います。進むことを考えていた王立ストックホルム音楽大学には、同時、今のようなジャズ科がなかったため、かわりに、ピアニストとしていろいろなバンドでジャズ演奏を経験する道を選びました。その後、車ビジネスの世界に入り、2年前に引退すると、ふたたび音楽の生活に戻ることを決心。教会やジャズクラブでのセッションを楽しんでいます。
トミーのもっとも気に入りのピアニストのひとりは、チック・コリアでした。1970年代の始め、アルバム『リターン・トゥ・フォーエヴァー』で知ったエリクトリック・ピアノの斬新な使い方に魅せられ、彼のスウェーデン・ツアーや海外のコンサートに足を運びました。
チック・コリアの作品は、ハンス・バッケンルート Hans Backenroth のベースとイェスペル・クヴィーベリ JesperKviberg のドラムによる『回想』と題したこのアルバムで2曲、演奏しています。アミューズメントパークのミラーハウスが思い浮かぶ「ジャズ・ワルツ」の《Mirror Mirror》と素晴らしいピアニストに彼が捧げた《Bud Powell》。そのほかにジミー・ヴァン・ヒューゼン、セロニアス・モンク、ピーター・バーンスティーンたちのスタンダード・ナンバーとつづき、最後に、ヤン・ユーハンソンの編曲で広く知られるようになったダーラナ地方の民謡《Visafran Utanmyra(ユータンミューラの歌)》をトミー自身が、異なるハーモニーの4分の3拍子で作った編曲で演奏しています。
【演奏】
トミー・クローナ・ジャズ・トリオ
トミー・クローナ(ピアノ)
ハンス・バッケンルート(ベース)
イェスペル・クヴィーベリ(ドラム)
【録音】
2022年1月14日‒16日 イェーナ・文化ホール(Jarna Kulturhus)(イェーナ、スウェーデン)
【制作】
ローゲル・エークマ、ヤン=エーリク・ペーション
【録音エンジニア・ミクシング】
エーリク・ヌードストレム、ヤン=エーリク・ペーション
【マスタリング】
トマス・エーベリエル
[DSD 録音]