フェデリコ・マリア・サルデッリ&モード・アンティクォ!
Glossa第2弾はヴィヴァルディのセレナータ RV690!
ヴィヴァルディの謎めいたセレナータを再現
イタリアのフルーティスト&指揮者、そして音楽学者、歴史家としても高名で、これまでヴィヴァルディの新発見の作品など
数々の貴重なアルバムを送り出してきたフェデリコ・マリア・サルデッリが、
自身が創設した古楽オーケストラ「モード・アンティクォ」とともに贈るGlossa(グロッサ)録音第2弾。
セレナータというジャンルは、日本語では小夜曲とも呼ばれ、夜、晴れた空の下(セラーノ)で演奏されることが理想であり、
実際にそうされてきました。
バロック時代のイタリアのセレナータはオペラ、オラトリオ、室内カンタータなど様々な特徴を共有しています。
ヴィヴァルディの『3声のセレナータ RV690』は、冒頭の歌詞「Mio cor, povero cor」から
『我が心、哀れな心』などのタイトルでも知られています。
唯一現存する資料は、トリノ国立大学図書館に所蔵されている自筆譜で、
ヴィヴァルディのセレナータのなかでももっとも知られておらず、
ある意味でもっとも謎めいた作品とも言われています。
魅力的な羊飼いのアルシンド、妖精のエウリッラとニーチェの3名が
アリアとレチタティーヴォの形で展開する愛の物語で、牧歌的に始まり、劇的に幕を閉じます。
前作(GCD924601)に続いて、父ジョヴァンニ・グリエルモとともに、
親子2代にわって新イタリア合奏団の首席ヴァイオリニストを務めた名手フェデリコ・グリエルモが今回もヴァイオリンで参加。
ヴィヴァルディのスペシャリストたちによる『3声のセレナータ RV690』のハイクオリティな新盤にご注目ください!
日本語曲目表記オビ付き
【演奏】
フェデリコ・マリア・サルデッリ(指揮)
モード・アンティクォ、エリーザベト・ブロイアー(ソプラノ/エウリッラ)
ソニア・テドラ(ソプラノ/ニーチェ)
アレッシオ・トージ(テノール/アルシンド)
【録音】
2021年8月、ディッフェレンティ劇場(バルガ、イタリア)