Joshin 試用レポート
都会で突如起きた大地震の中、いかに生き抜くのか。
リアルすぎる「サバイバル・アクションアドベンチャー」
グランゼーラ PS4 絶体絶命都市 4Plus -Summer Memories-
こんにちは、sansaiです。
2002年に第1作目が発売された「絶体絶命都市」シリーズの最新作に当たる「絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-」(2018年10月現在)。
就職活動中に突如発生した大地震の中、いかに生き延びていくか…シリーズ初体験の筆者が実際にプレイしていきます!ライター:sansai
絶体絶命都市ならではの豊富な選択肢
「さっそくゲーム開始だ!」と思ってゲームを始めると、いきなり選択肢が・・・。(しかも選択肢が多い・・・)でも内容を見ると思わずクスッと笑ってしまいそうな選択肢も多いので、それほどストレスなく楽しめました。実際に災害に直面した時でも、人として恥ずかしくない行動がとれるのか、ちょっとだけ考えちゃいました。この回答次第でゲームの進行に影響が出るのかどうかは、今のところ分かりません。
選択肢は真面目だったり個性的だったり、絶体絶命都市ならではの発言が選べ、カオスな日常にするのもプレイヤーの思いのままです。
自分のアバターとなる主人公のエディットをすることに。性別や見た目を選択しながらキャラクターを作っていきます。どうせなら普段できないような髪色にしようかな。自分の分身となるキャラクターが完成したところでいよいよゲーム開始!
突如、大地震が発生
場面は一転してバスの中。どうやら目的の会社に移動中のようです。すると突如として大きな揺れが!?一瞬交通事故かとも思いましたが、それにしては揺れが大きいしケータイからは緊急地震速報の着信音が!画面が揺れて、コントローラーが振動しただけなのに本当に地震に遭遇したような錯覚を覚えてしまいました。その後、気を失っていたらしく、気が付くと横転したバスの中に取り残されていました。なんとかバスから這い出ると、眼前には無残に倒壊した街の姿が。ここから先の展開は、製品版にてご確認ください!
個性豊かなキャラクターが多数登場
作品中では単に災害を生き延びるだけではなく、個性豊かな登場人物が多数登場。
なけなしのお金で交通費を作って大企業の面接に来た男子学生や、会社にリストラされて家族に事実を言えずに時間を潰すおじさんなど、話がリアルすぎるキャラクターが物語を盛り上げます。(個人的にはリストラされたおじさんが良い味を出していて印象に残っています。)
さらにシリーズファンにはお馴染みの「比嘉夏海」さんも高校の新人教師として登場。どうやら教え子の女子高生達を心配して探しにきているようです。
細部にまでリアリティを追求したシステム
続いては、リアリティを追求するために細部までこだわった部分を見ていくことにします。
街を探索していると突然、近くのビルが倒壊し、運が悪いとそのまま瓦礫の下敷きに・・・。建物が崩れる前には余震があるので、少しでも揺れを感じたら大きい建物に近付かないほうが良さそうです。
街を探検してみると一部の建物には入ることができたので、ドキドキしながら入ってみることにしました。中には、身だしなみを整えたり髪型を変えられる化粧室や、防災グッズや食料の入ったリュックがあったり、場合によっては中にいる人との会話からイベントが発生したりします。
ステータスには「のどの渇き」や「排泄欲求」など、あまりゲームでは見かけない項目が並んでいました。確かに現実世界で災害に遭ったら確実に発生する欲求です。バーチャルで非現実を体験するのではなく、バーチャルで現実を体験させられているかのよう。
VRを使って仮想空間を体験
最後に、本編とは別にPS VRを利用して「絶」「体」「絶」「命」「都」「市」「4」と
描かれた7つのシールを地震で倒壊した都市の中から探し出すモードをプレイ。(現実世界だったら、災害時にそんなことしてる暇は絶対ないでしょうが・・・。)
目線を進みたい方向や注目したい箇所に向けると進め、選択肢が出てきたりとちょっと不思議な感覚。床が抜けている場所では下に視線を向けると下の階が見え、上を見上げると天井や空を見ることができて本当にゲームの世界の中にいるような臨場感を体験できました。実際に揺れているわけではないのですが、見ている画面が揺れていることにより、本当に地震が来た感覚。あまりのリアルさに足に力が入っていたようで、プレイ後太もものあたりが少し張ってしまいました。
まとめ
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「絶体絶命都市」というシリーズタイトルは以前から知っていたのですが、実際に遊んだのは今回が初めて。
ゾンビや怪物が登場するような「非現実的な恐怖」ではなく、災害という 「誰にでも起こりうる恐怖」を題材にしているせいか、「自分だったらこの場合どうするだろう」と考えながらプレイしていました。
ゲーム中に多数登場するキャラクター達も妙にリアルで思わずクスッとしてしまう場面もしばしば。
ゲームを進めていくと埋まっていく「災害マニュアル」も実際に専門家が監修している本格的な内容なので、実際の災害時にも役立つようになっています。
VRではリアル感がダイレクトに伝わり、終止「あああ〜地震きた、やばいやばい」と言っている始末。スタッフのあんまんも「うわ…めっちゃ揺れてる…」と慎重になっていました。ここまでリアリティを追求したゲームはなかなか無いと思いますので、是非一度プレイしてみてください!!2018.11.28 (sansai)