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ガルダン鉄道1協三工業 20tを作ってみました

2016年9月27日 (火)


鉄道模型は完成品が主流となっていますよね。 これはガルダン的にちょっと物足りないことになります。 鉄道担当に聞けば作るキットもあるのだとか。 ということで、ワールド工芸のキットを作ってみることにしました。

作成に必要な工具

プラシリーズということですが、素材はABSと金属です。 必要な工具は、

  • ・ピンバイス=ドリル刃の使えるサイズに注意
  • ・ドリル刃0.5mm=セットがお買い得
  • ・ニッパー=ゴッドハンド以外(プラ専用)で片刃で小さいのがいいです。
  • ・ヤスリ=これもセットがよいです
  • ・デザインナイフ=小さめのカッターナイフでも代用できます
  • ・カッターマット=机を切らないように、模型つくりの必需品
  • ・塗料=好きな色で
  • ・溶剤=塗料にあったものを
  • ・筆=ナイロンの安いものでもOK、エアブラシがあれば最高です
  • ・ABSボンド=プラモデルではなく、ABS専用のボンド
  • ・ゴム系ボンド=エッチングと取り付けます
  • ・瞬間接着剤=エッチングを取り付けます
と、こんな感じでしょうか。

普段工作しない方にはすでにハードルが上がっているように思いますが、 商売っ気のないガルダンは100均でもそろうものをこそっとお教えしておきます。 出来れば良い道具で作っていただきたいですが、模型は作ってなんぼです。 工具をそろえるだけで挫折しないように。

ピンバイス=100均のはダメ
ドリル刃0.5mm=100均のはダメ
ニッパー=100均のはダメ
ヤスリ=100均のでもなんとかなります
デザインナイフ=100均のでもなんとかなります
カッターマット=100均のでもなんとかなります
塗料=100均のはダメ
溶剤=100均のはダメ
筆=100均のでもなんとかなります
ABSボンド=おそらく無いです
ゴム系ボンド=100均のでもOK
瞬間接着剤=100均のでもなんとかなります
揃ったら作っていきましょう!!

さっそく作っていきましょう!

しまった、パッケージ写真を撮り忘れていることに今気づきました!!

すでに箱を開けて組み立てようとしています。 この説明書はどこから手をつけていいのかなど書いていませんので まずは順番作業を確認して完成させていくところを妄想しましょう。

作る前にABS素材をしっかりと中性洗剤で洗っておきましょう。 皿を洗うやつです。これをやっておかないと塗料がのりません。

本体にはたくさんの手すり?を取り付けていきますが、全部穴あけ加工が必要です。 ピンバイスで0.5mmの穴を開けることになります。 黙々と慎重に開けていきましょう。0.5mmのドリル刃はよそ見するとすぐに折れます。 イライラして力が入ると折れます。余計なことを考えると折れます。

0.5mmの穴はそれ以上大きく開けると問題がありますので必ず0.5mmで。 エッチングパーツを留めることができなくなります。

デッキを組み立てます。 ニッパーでパーツを切り取り、残ったところをデザインナイフで整えます。 接着はABSボンドで。 ガルダンはABSボンドをたらしてしまってボディが一部解けています。 かなり強力ですね!ABSボンド!! ガルダンは多少ボコボコになっても気にしませんが。 実車のボディもデコボコしてますよね。

窓ガラスは自身でセル板、プラ版など加工して取り付けることになります。 キットには付属していません。 ガルダンは無しでいきます。こっちのほうがスケール感が出て良いです。

車体・エンジン部分です。両サイドはエッチングになっています。 ここはゴム系のボンドで。洗濯ばさみで圧着!!

動力部分は出来上がっています。調整不要でガンガン走ってくれます。小さいモーターですが、高性能ですね。かなりスローでも走ります。

動力部分にウエイトを載せました。なかなかの重量です。結構引っ張りそうな予感が…

金属の手すりをすべてつけ終わりました。ガルダンは瞬間接着剤で取り付けました。
手すりを穴に差し込んで、裏側からボンドで固定です。ゴム系ボンドをつけてから差し込んでもOKかと思います。
自分のやりやすい方法で。金属なのでABSボンドではダメですよ。

金属パーツを取り付けると精密感がかなり出てきますね〜!

シャーシにボディをのっけてみました。まだボンドで接着してはいけません。塗装してからにしましょう。

塗装してみました!

割り箸などの先にテープを貼り付け、ボディの内側に固定します。この割り箸をもって塗装するわけです。 エアブラシがある方はもちろんそれで塗装してください。エアブラシが無くても塗装はできます。筆塗りでもOKですよ。 今回は筆で塗りました。

褪色塗装でたくさん働いている感じに塗ってみましたよ。 もちろん筆でもキレイに塗装することもできます。

金属部分にプライマーをせよと指示がありますが、とくに無くてもよいと思います。 キレイに拭いておいてください。綿棒に溶剤をつけてこするとか。 ガルダンはプライマーよりもシリコンオフを少し綿棒につけて拭いておきました。

今回使った塗料はブルーとつや消しホワイトつや消し剤です。 褪色表現は、この三つを適当に混ぜただげですね。 取っ手はつや消しホワイトです。 裏まで頑張って塗る必要はありません。表側だけで十分です。 頑張って塗るとかえって立体感が無くなります。(シャドウになるわけです)

かなり小さな模型ですが、つやを出きるだけ消すことでスケール感が出てきます。

筆塗りのコツですが、塗料を塗料皿(なんでもいいです、陶器の皿とか)に取り出し、溶剤で薄めます。 溶剤多目の塗料は一回で塗ることを考えません。薄い色を何度か重ねて塗ります。 溶剤の多い塗料は塗膜が薄くなり、乾きも早いです。これを立て横交互に塗っていくだけです。 2回目以降はしっかりと乾かして、筆は何度もこすらないように。サッサッと塗ります。

最後はタミヤ スミ入れ塗料で仕上げです。これが面白いのでやり過ぎ注意です。 これは完成品でも手軽にスミ入れ、ウエザリングができますのでやってみてください。

線路にのせて走らせてみました。とてもご機嫌に走ってくれます。 引っ張るものがないのは残念ですが、そちらのほうは後日ということで。

写真の線路はトミックスのスーパーミニカーブレールです。 かなり小さな半径ですが、この入換機は問題なく走ってくれます。

機関車も線路もできましたので、今度はストラクチャーに挑戦してきたいと思います。 ガルダン鉄道ですね。ガル鉄?

本日はここまで。