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[ 2020年 7月 14日付 ]

 2020年上半期『 最新オーディオアクセサリー 』を厳選!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "あさやん" です。
本日は、2020年の上半期に私が試用体験した結果、もう手放せなくなって購入に至ってしまった『 最新オーディオアクセサリー 』5アイテムを厳選しました。


実際に自宅で試聴した際の写真と共に、その効果の程を詳しくレポートします。

■ コード・カンパニー『 GROUND-ARAY-RCA 』

画像中央にあるシルバーの円筒が『 GROUND-ARAY-RCA 』

今回ご紹介するアクセサリーの中で最も高価なアイテムです。アルミでできた直径2cm、長さ9cmの筒が10万円近くするのですから、素人目にはとんでもない製品です。ちょっとしたアンプなど買えそうな値段です。

D/Aコンバーターの空き端子(同軸デジタルIN)に差し込みました。何と音出しの瞬間鳥肌が立ったのです。音楽の背景のザワつきが消えて静かになり、全ての帯域にわたって明らかに雑味のない別次元の音の世界が眼前に広がったのです。

低域の解像度は圧倒的に改善され、深く沈み込むようになりました。全くボケのないクリアな低音です。高域は伸び伸びとして弾け、キツさは完全に取れ、音量を上げていってもうるささを全く感じなくなりました。

また、情報量・音数が非常に増えた結果、今まで感じられなかった微妙なニュアンスが出てきたのには正直驚きました。床の響きやバックの演奏者の動きまで感じる程リアルになったのです。

筆者自身、試用前これ程の効果があるとは予想もしていませんでした。オーディオ装置のグレードが、1ランクではなく明らかに2ランク以上、上がってしまったのです。えらいことです。手放せなくなってしまいました。

■ アイファイ・オーディオ『 iSilencer+AA 』

こちらはグーンと安くなって1万円を切るアイテムで、長さ50mm×幅20mm×高さ9mmで、僅か7gの小型スティックタイプです。そしてUSBオーディオ(PCオーディオ)をやっている人だけのとっておきアイテムでもあります。

PCとDACの間はもちろん、本機を複数個空いたUSBポートに差し込んむことでノイズの低減能力も増加していきます。外付けHDDとミュージック・サーバーやUSBハブとの間にも本機を使うことができます。

PCのUSB-A端子(メス)とUSBケーブル(オス)の間に挿入しました。まず低音の変貌に驚きました。実にしっかり、ドッシリして太く厚みも増したのです。こんな場合、往々にして膨らみ気味でぼけてしまい勝ちですが、透明度を維持したまま団子にならず、ヌケの良いしっかりした低域なのです。

高域のチャラチャラ感も全くなく、声を張り上げた時のきつさも感じなくなりました。シンバルやハンドベルの超高域の透明度、リアル感は抜群で、エッジの効いた歯切れの良さは格別でした。

全体的に情報量が明らかに多くなり、音場が広く、空間表現力が高まり、エコー感も強調されず自然に感じるようになりました。そしてダイナミックレンジが拡大し、音楽が生き生きとして弾んできたのです。

こんな小さいスティックをPCとUSBケーブルの間に挿入するだけで、低域の質感がこれ程変わるとは驚きです。PCオーディオで感じていた低域の力感不足が解消し、吹き出し感が再現されたのです。手放せなくなってしまいました。

■ ティグロン『 TR-PAD-EX 』

D/Aコンバーターの下にある楕円形状のものが『 TR-PAD-EX 』

ティグロンが、レゾナンス・チップでお馴染みのレクストとコラボした制振アイテムです。皮製の楕円形状(8cmx12cm、厚さ3mm)のベースの片面に、陶器(制振性能を持つ特殊な焼き物)の小さなチップ(12mmx24mm、厚さ3mm、)が3枚埋め込まれて、一部が露出しています。

しかも普通なら制振ということで機器の上に載せて使うものと思いきや、機器の下に滑り込ませるという、凡人には思いもつかない発想のアイテムなのです。機器の底板と置き台との間で生じる定在波を低減するらしいのです。

使い方は、チップが露出している側を下にし、「TiGLON」のロゴが正しく読める向きで、機器の中心より約1cm手前に敷くのがベストだとのことなので、筆者はD/Aコンバーターの下に滑り込ませました。

瞬間、明らかにS/Nが上がったと感じました。僅かに掛かっていた極薄いベールが晴れ、中高域がクッキリ、スッキリしたのです。特に高域の倍音が綺麗で、臨場感も確実にアップしました。

音楽のリアル感やエネルギー感が引き出され、想像を絶する効果がありました。理論的には筆者には全く理解はできませんが、最早手放せなくなってしまいました。

■ サンシャイン『 SPIRAL-EXCITER 』

マグネシウムを採用したオーディオボードやインシュレーターでお馴染みのサンシャインの製品です。お使いのケーブルに世界特許技術のマグネシウムシールドを装着できる、スパイラル状のケーブル対策アクセサリーです。

構造は、幅3mm、厚さ0.1mm、長さ5mのマグネシウム合金箔(AZ31)を、塩ビ系の熱可塑性エラストマーで覆った幅8mm、厚さ4mmの線材を、内径12mmでカールさせ全長約65cmとしたものです。スパイラルの両端には約5cmの直線部分があり、スパイラル部をケーブルに巻き付けた後、ここを付属のマジックテープでケーブルに固定します。

ケーブルに装着することで、音質劣化の大きな要因として注目される、ケーブルが屈曲することによって生じる「横振動」だけでなく、長さ方向に伸縮する「縦振動」も制振し、さらにマグネシウム箔による電磁シールドで、磁気ノイズまでも低減するという画期的な音質改善アイテムです。

CDプレーヤーの電源ケーブルに巻き付けました。音を出した瞬間、音楽が迫って来ました。低域は制動が効いているのに量感と厚みが増し、安定感が出て来ました。ボーカルも輪郭がクリアになり曖昧さが消えました。この吹っ切れ感、躍動感は想像以上でした。

ケーブルの振動が抑えられることで、鈍重な傾向が出るのではとの当初の心配は無用でした。高級ケーブルに買い替える前に、ぜひ一度お試しいただきたいと思います。

■ フルテック『 106D-NCF 』

フルテックの特殊素材NCF関連ラインナップの一つで、2口コンセント用のコンセントカバーです。電流も流れないカバーでどれ程音が変わるのか、実際に行ったことのない方には俄には信じ難いことだと思います。しかも1万円以上するのですから。

裏表合わせて7層のマルチマテリアルハイブリッド構造を採用し、NCFを調合することで、強力な制振効果だけでなく静電効果も高め、ノイズの発生を抑えたのだとしています。特にUL規格の2口コンセントは、中心部でカバーを固定するため、特に敏感に作用するらしいのです。

6口電源タップを接続しているメインのコンセントのカバーを換えました。低域が明らかに締まり、輪郭がハッキリしてきました。全体に解像度が上がり、高域がシャープで切れ味が良くなりました。元のコンセントカバーに戻すと少し鈍さが出て来てしまい、もう元には戻せなくなってしまいました。

■ まとめ
以上の5アイテムのオーディオアクセサリーは、いずれも一度体験してしまうと絶対手放せなくなってしまうアイテムばかりです。また何より、いずれのアイテムも現状のシステムのサウンドに、プラス面こそあれ、マイナスの要素を全く感じさせない、安心のアクセサリーばかりです。自信を持ってお勧めします。

これらを使った結果、筆者のオーディオシステムのサウンドが、現在かつてないレベルに達していることを付け加えておきます。

(あさやん)


 今回ご紹介した『 最新オーディオアクセサリー 』はこちら