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[ 2021年 5月 18日付 ]

 「MADE IN JAPAN」にこだわった最高峰電源ケーブル『 VONDITA-X 』をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回は、世界50ヶ国で認められた音質「JAPAN MADE」にこだわったオーディオケーブル ・コネクター・オーディオアクセサリーブランド「OYAIDE」から、 「妖艶なる音色」をコンセプトに開発された最高級電源ケーブル「VONDITA-X」が発売されましたので、ご紹介します!


その音を聴いた者は魔力的だと言い、またある者は芸術的でさえあると評価する「VONDITA-X」。静寂なる空間より歌声を浮かび上がらせ、妖しくも艶やかに広がるその音色は、音楽を聴き入る人々の心を魅了します。


■ 概要

妖艶なる音色、美しく、魔力的な芸術作品のコンセプトのもと、VONDITA-Xは開発されました。


電源プラグ・コネクタ「V-XY/V-XX」

最高級電源プラグとして、世界中のオーディオファイルを虜にしている「M1/F1」をベースに、VONDITA-X専用電源プラグ・コネクタ「V-XY/V-XX」は新たに生み出されました。





デュアルモノコックハウジング

「M1/F1」と同様にインナーハウジングには、優れた機械特性と、電気絶縁性を併せ持つPOM(ポリアセタール)を採用。アウターハウジングには、ジュラルミンとして有名なA2017を使用し、耐ノイズ性はもちろんのこと強度にも優れており、振動を素早く分散させ抑えます。

これら二つの素材を組み合わせたハウジング構造により、不要な付帯音の発生を抑制します。





異色のメッキコンビネーション

最良の音を実現するために、プラグはプラチナ・パラジウムメッキ、コネクタには金メッキという異種メッキを組合。電極は「M1/F1」と同じく、レンジ特性に優れたベリリウム銅素材を採用。

これらにより、音楽を魅力的に再生すべく適切な空間の広がり、そして息づかいまで描写する艶やかながら芯のある歌声を表現することを可能にしました。





ケーブル

贅沢なほどに使われたシルク介在、DNAを思わせる二重らせん構造のドレイン線、そして異素材を組み合わせた外装シース、静電気抑制にも効果を発揮。どれも徹底した制振へのこだわりの結晶。振動への対策は、オーディオにとって重要な要素であり、ケーブルの内部設計においても妥協なく反映。

これらの内部設計、そして精密導体"102SSC"を使用した特殊撚り構造による4.0sqの内部導体、これらが織りなすハーモニーにより、静寂ながらも空間表現力に優れ、最適な帯域バランスを保ちながら音楽を再生します。







QBT処理

高い技術力に基づく革新的な製品開発により、今最も世界から注目を集める「TELOS AUDIO DESIGN」。そのケーブル・ラン・イン・マシーンによるQBT処理を施しています。

QBT処理とは、エージングの一種でありケーブルがもつ本来の魅力を引き立たせます。





* * * * * 精密導体 “102 SSC”の特徴とは * * * * * 

・高度な製造管理を行った結果、導電率は102.3%IACS(伸銅終了時)を達成、102%をネーミングに採用。

・不純物の混入を極力避けるために、JIS C1011 に準拠した銅の中でもリサイクル銅を一切含まないバージン銅のみを使用。

・素線の表面平滑性を高めるため、天然ダイヤモンドダイスを採用。

・ピーリング加工を施すことで伸銅に付着した不純物を 100%除去。

・2度にわたるアニーリング加工で、素線の機械的な応力歪を排除。

・標準誤差許容値 ±8μm をはるかに凌ぐ ±1μm という加工精度の下、作り上げられた素線。

・製造管理数値、メンテナンス、出荷日数など徹底した製品管理。



* * * * * 精密導体“102 SSC” の誕生秘話 * * * * * 

2013年冬、PCOCC-Aの生産中止が突然報じられます。この一報は世界中のオーディオ・ブランドのケーブル創りの根幹を揺るがす大事件でした。多くのブランドは古河電工の関連会社FCMが新たに開発した「PC-Triple C」と言うオーディオ導体を導入しましたが、OYAIDEは深慮の末、自らの手で“新しい導体を創る”という挑戦を決断しました。かつて自らの手によって 創り上げたPCOCC導体のケーブルに対する新たな挑戦となります。

かくて、1年半の時間を費やし、完成させた “102SSC”導体が誕生。導体を創る旅は、“普遍的な材料を世界最高峰の技術と品質で生産する”というコンセプト。 “102 SSC” のベースには、国内で精錬され、「JIS C1011」に準拠した普遍的な銅母材を使用(リサイクル銅を一切含まない銅母材、すなわちバージン銅を指定)。あえてバージン銅に拘ったのは、単に基準値を満たすモノ作りではなく、素材の持つ性能を最大限に引き出すためです。

国内で精錬された “102 SSC” の銅母材は、国内でも高い加工技術を有する伸銅会社に持ち込まれ、伸銅されます。μm単位で高精度に制御されたピーリング加工によって銅線の表層を削り取り、銅線の表層に浮き出た不純物を100%除去。次に、伸銅工程による機械的応力歪みを除去するため、幾度となくテストを繰り返して得た最適な温度と時間調整のもとアニーリングを実施。

その結果、アニーリング終了時におけるこの銅線の導電率は102.3%IACSを示します。この導体を【“102”SSC】と名称した所以がここにあります。

生産された導体は数々の検品が行われ、酸化防止のための厳重な梱包後、銅線の鮮度を保つため、入荷から2日以内に伸線を開始するよう設定。

そしていよいよ伸線工程と撚り加工。これらは “102 SSC” の核心部ともいえる最終工程、目指すものは非常に高い次元で、常識では考え得ない精度で製品を製造。OYAIDEが目指す高い次元の要求に応え、それを生産可能にしたのは、愛知県にある三洲電線でした。三洲電線は昭和23年創業の歴史ある伸線会社で、国内外でも屈指の技術力を有し日本が誇る職人集団なんです。

±1μmという従来では実現し得なかった精度の他に類を見ない平滑加工で素線を作り上げる事に成功。これにより、特別に表面が平滑化された銅(Special Surface Copper)というイニシャルをとって【102”SSC”】 と命名。





精密導体 “102 SSC”のピーリング加工とは

通常は洗浄によって表面に浮き出た不純物の除去が行われますが、”102 SSC” はμ単位で表面を削る、機械ピーリングによって表面に浮き出た不純物を100%除去。 このピーリング加工を電気用銅線に用いる事は世界でも類がなく、日本が誇る加工技術がここにも冴えます。





3E導体構造:三洲電線が特許技術をもつ3E撚り構造を、世界で初めて採用

3E撚り構造は同心撚り配列構成の一括集合撚り線導体で、3種類の異なる素線径を配置する事により、撚り線配列を緻密化。導体構成の細径化が可能となり、導体特性値の向上を図ります。

この3種類の異なる導体径の素線はジオメトリックに配置され、素線間の空隙を最小限に抑え、素線密度の向上を果たします。

更に撚り線外径のダウンサイジングと共に、安定かつ高精度な外径を保ち、撚り後の断面が真円という世界でも類を見ない導体構造です。





総評

オヤイデ電気から登場した「VONDITA-X(ヴォンディータ・エックス)」、全身真っ赤なカラーリングが目をひく電源ケーブルは中々のインパクトがあります。

アンプに接続してみると何とも特殊な雰囲気となりますね。まるでスポーツカーの真っ赤なブレーキキャリパーの様な雰囲気を漂わせます。

オヤイデの電源ケーブルの代表といえばなんと言っても「TUNAMI(ツナミ)」で、スーパーローケーブルと言われた強力なエネルギー感が特徴でしたが、今回ご紹介した「VONDITA-X」は「妖艶なる音色」という、今までにはないコンセプトで音作りがされています。

今までのエネルギー感重視の電源ケーブルとは異なり、中域の艶やかさや、美しい倍音再現性なども表現できる電源ケーブルで、エネルギー感と繊細さを見事に両立しています!

ケーブルの太さは専用の4.0スケ(TUNAMIは5.5スケ)、ピュアシルク介在、プラグはプラチナ・パラジウム / コネクタは金メッキという異種メッキを採用、丁寧に試聴を繰り返して完成させたと思われ、かなりのこだわりを感じさせてくる逸品に仕上がっているのではないでしょうか!!
(ichinose)


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    お届け:1〜2週間
    2021年03月 発売

    ◆「妖艶なる音色」のコンセプトのもと開発された新しい電源ケーブル"VONDITA-X"

    ◆プラグはプラチナ・パラジウムメッキ、コネクタには金メッキと異種メッキを組み合わせた端子を採用

    ◆シルク介在、二重らせん構造のドレイン線など制振へこだわったケーブルを採用