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[ 2021年 6月 1日付 ]

 ジェフローランドのプリアンプ新製品「カプリSC」をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回は、人気のコンパクトプリアンプ「Capri」の電源に、何とあのスーパーキャップコンデンサーが搭載されたNEWモデル『 カプリSC 』が発売されましたので、ご紹介します。


とてもフレッシュで、スピードと音楽性を備え、リスナーに寄り添うプリアンプとなっています。ジェフ・ローランドはコストパフォーマンスと高性能を見事なまでに両立いたしました。

演奏家の心までをものぞき込むような感動できるプリアンプ「カプリSC」はハイエンド入門者のみならず、ベテランオーディオファイルにも自信を持ってお勧めできるプリアンプです。パワーサプライノイズを大幅に減らした「カプリSC」是非ご検討ください。


■ Jeff Rowland「Capri」とは?

初代の「Capri」は2006年に発売され、そのコンパクトさと妥協のない作りこみ、音質の良さで一躍人気モデルとなりました。可能な限り贅肉をそぎ落としながら、音に関するこだわり、手に触れた時の質感など、一切の妥協を感じることはない素晴らしい製品で感動したのを思い出します。

ジェフ・ローランド曰く「これまでのアンプは、大きい、重い、エネルギー浪費というきわめて非効率で高額なものでしたが、これからは、小さい、軽い、省エネが近未来のアンプと捉え、川の流れのような無駄のない動き追求し、超高効率を実現する!」 とのこと。消費電力はなんと6W。60W電球の10分の1の消費量という驚異的なスペックを誇っていました!!

静かな自然の中では虫の鳴き声が際立って聞こえるのと同じ発想で、上級モデル「Concerto」と同様のアルミ塊を削ったモノコックボディと、最新デバイスによって音間の静寂を見事に再現していました!!



第二世代は、2012年に「CpriS2」を発売。上位モデルに搭載されていた入力トランスを搭載、R/L両チャンネルに超高性能入力トランスを配備して、RF、電磁波対策を大幅に改善。搭載されている「ルンダール製(SWEDEN)」の特注トランスは超広帯域設計でトランスによるデメリットは一切感じさせない優れた製品です。

さらに、回路基板を一新しノイズレベルをさらに低下させることにも成功した、ハイ・コスト・パフォーマンス・モデルでした。Jeff Rowlandの創業当時からブレない姿勢が、確実に具現化したサウンドを聞かせてくれる逸品となりました。



そして遂に、なんとスーパーキャップコンデンサーを搭載した「Capri SC」が登場です!!

「Capri SC」のSCは、もちろんスーパーキャップコンデンサーの事です。スーパーキャップコンデンサーは最高級プリアンプ「CORUS」にもオプション扱いだった最先端技術です。

従来機「Capri S2」の電源部に最新型スーパーキャップサーキットを搭載することで、パワーノイズの大幅な低下を実現したプリアンプなんです。暗黒の空から七等星を見つけるように、背景が澄み切っている音の世界では圧倒的にノイズが少ないアンプによって音楽が生き生きと蘇ります。



■ スーパーキャップコンデンサーとは?

EVの進化や、太陽光発電の普及に伴って、コンデンサーは大きく進化しています。コンパクト且つ大容量の”スーパーキャップ”コンデンサーの研究を以前より徹底的に行ってきたジェフ・ローランド。

理想の電源と言える「バッテリー電源」に替わるべき性能を追い求め、何年もの月日を費やし、試聴と試作を幾度も繰り返しながら、ついに満足できるスーパーキャップコンデンサー回路を完成させました。





■ バッテリー電源を超える「スーパーキャップ」のメリット・デメリットについて

バッテリー電源には「ピュアなDC電源が得られる」というメリットがありますし、低いノイズフロアレベルによる静寂性の向上が大きな魅力です。

逆にデメリットもあります。バッテリーの固体が持つそれぞれのバラつき(品質不揃い)による性能の均一性がとりづらい、という点(新品バッテリーでもロスが出るためコストアップ)と、バッテリー最大の弱点ともいえる寿命の問題(定期的な交換が必要なためコストアップ)という点です。

ジェフローランドの開発したスーパーキャップコンデンサーはバッテリー電源に勝るとも劣らないピュアなDCパワーを実現しています。同時に、メンテナンス性も大きく向上、通常電源の従来モデルと変わらず使う事が出来ます。





■ 従来からの「Capri」の優れた機能はそのまま継承されています。

・新たな基準で選別した6061ハードアルミ塊を削ったモノコックボディは振動から内部の部品を守ると同時に、非常にセンシティブなオーディオ回路を電磁波など有害電波の進入から保護。
・回路自体もコンパクトな基盤に精度の高いパーツを搭載し、ハイスピード化を図ったという。
・頻繁に使われる機能を簡単に操作できるように設計。ボリュームはデュアルレートコントロールで、100dBほどのレンジを非常に高い精度でコントロールします(199ステップ)。
・回路基板は一新しノイズレベルの低下に成功したとする。
・もちろんフォノモジュールもオプションで装備できるこだわりの設計。





■ 主なスペック

■入力端子:アンバランス(RCA)x2系統、バランス(XLR)x2系統
■バイパス端子:アンバランス(RCA)x1系統
■出力端子:アンバランス(RCA)x1系統バランス(XLR)x1系統
■入力インピーダンス:アンバランス/バランス48KΩ
■THD+N:0.0005%(1Vrms出力時)
■ゲインレンジ:99.5dB(199ステップ)
■ゲイン:15dB
■消費電力:6.0W
■寸法:(W)348x(H)75x(D)191mm(最大寸法)
■重量:4.2kg
■同梱品:リモートコントロール、ACケーブル、3/2アダプタ、取扱説明書、保証登録書


■ 担当者からのコメント

人気の「カプリ」にスーパーキャップコンデンサーが搭載されました! スーパーキャップコンデンサーの実力は「コーラスPSU」で確認済みです、圧倒的な静寂感から音像が浮かび上がる様は圧巻です。

サウンドステージの表現力。ノイズフロアレベルの静寂さ。これは、スーパーキャップが瞬時のパワーサージ能力を有しており、通常の電源駆動と、バッテリー駆動のまさに美味しいところを両立した技術で、唯一無二の魅力を感じました。

一切の妥協を許さない設計で、製造思想を具体化した最もジェフ・ローランドの理想に近い電源を実現しています。「カプリSC」も同じように静けさとエネルギー感を両立したプリアンプとなっており、バツグンのコストパフォーマンスモデルとしてお勧めいたします。
(ichinose)


『 カプリSC 』のはこちら!