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[ 2021年 6月 8日付 ]

 エソテリックから発売された、ネットワークオーディオプレーヤー&DAC&プリアンプ『 N-05XD 』をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回ご紹介する『 N-05XD 』は、何とも欲張りで、便利な機能満載のモデルです。このモデル1台で「ネットワークプレーヤー」「DAC」「プリアンプ」「バランスヘッドホンアンプ」の4役を極めて高いレベルで実現しています。

今までの上級モデルのノウハウを継承しながらも、1台の筐体にまとめ上げた夢のような製品です。『 N-05XD 』は、エソテリックが世界に誇るデジタル/アナログ技術を結集させた製品となっています。




■ 旗艦機の思想を受け継ぐネットワークDAC『 N-05XD 』は、以下の4つのコンセプトを集約したシステムの中枢となりえるプリアンプです。

@“ネットワークで始める新しいオーディオの様式”ネットワークプレーヤー。
A“デジタル再生を新たな世界へ誘う、Master Sound Discrete DAC”ディスクリートDAコンバーター。
B“スピーカーとパワーアンプの真価を引き出す、アッテネーターシステム”搭載プリアンプ。
C“バランスヘッドホン対応の4Pin-XLR端子装備”「ESOTERIC-HCLDバッファー」搭載のヘッドホンアンプ。





■ ネットワークオーディオとは

リスニングシートに座ったまま、音楽に自在にアクセスし、優れた高音質で再生する、そんな贅沢な夢をかなえるのがネットワークオーディオです。

『 N-05XD 』を購入されれば、既にお使いのオーディオシステム以外で他に必要なものは、標準的な家庭内LAN(Wi-Fi/有線)環境、タブレットorスマートフォン、そして音楽ライブラリーを保管するNAS(Network Attached Storage)と接続に必要なケーブル類だけです。

これらを『 N-05XD 』に接続すれば、簡単に、妥協のないハイエンド・クオリティで、快適な音楽生活が始められます。


■ リニア電源駆動ネットワーク回路を搭載

上位モデルのネットワークDAC「N-01XD」譲りのリニア電源駆動ネットワーク回路を搭載。

ネットワークモジュール専用電源は、ネットワークトランスポートの開発成果を受け、スイッチング安定化電源ではなく、リニア素子を使いオーディオ用に磨き上げた電源、専用トランスが作り出す自然な電力供給により、今までは中々実現できなかった「ネットワークオーディオをより音楽的に表現」することが出来ます。





■ ディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」搭載

トップモデルのモノラルDAC「Grandioso D1X」で採用した、完全自社設計のディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」のフィロソフィーを継承する新開発DACを搭載。

汎用型のDAC ICチップでは実現することのできない、吟味を重ねたディスクリート部品で回路を組み上げることで、音楽の「躍動感」「エネルギー」の完全なる再現を目指した回路。エソテリックのトップ・エンジニア・チームがプライドを懸けた、渾身のサウンドを実現したのが、完全自社設計のディスクリートD/Aコンバーター「Master Sound Discrete DAC」です。

もちろん、CDトランスポートからデジタル入力することで、MQA音源のフルデコードにも対応、さまざまなインターネット・ストリーミングサービスもハイエンドクオリティーで楽しめます。

外部クロックシンク機能搭載で、高精度10MHzマスタークロックBNC(10MHz)×1と同期可能。デジタル入力はXLR×1、RCA×2、光デジタル×2、USBオーディオ、ETHERNET、USBドライブ×2、Bluetooth。

※完全なオリジナルDACのため、DAC-ICチップの供給に左右される事なく製品を完成させる事が出来ます。





■ 操作性と音質を両立させた「ESOTERIC-QVCSアッテネーター」搭載

歴代のプリアンプとインテグレーテッドアンプで磨き上げてきたオーディオ信号の左右、正負の独立性を誇る「ESOTERIC-QVCSアッテネーターシステム」を採用。小音量時も大音量時も「音楽の持つパッション」を変わらず表現してくれます。

バランス構成とデュアルモノ、この二つを高品位に両立させる独自のESOTERIC-QVCSボリュームコントロール方式は、L/R、正/負ごとに独立させた合計4回路のラダー抵抗切替型ボリュームを電子制御で一括コントロール。信号のL/R、正/負の独立が保たれ、チャンネルセパレーションと位相特性に優れたクリアな音質を獲得しています。

また、オーディオ基板からボリューム素子への配線をなくすことで、オーディオ信号経路を大幅に短縮し、音質の劣化を防止し、低歪みを実現。

※QVCS = Quad Volume Control System





■ 音楽の魅力を余すことなく伝える「ESOTERIC-HCLDバッファー」搭載

出力バッファー回路は、アナログ出力回路にとって重要な電流伝送能力とスピードを極限まで追求した「ESOTERIC-HCLD」を搭載。

応答速度を表すスルーレートが2,000V/μsという驚異的なハイスピードを誇る素子を採用することで、アナログ出力回路にとって最も重要とされる強力な電流伝送能力とスピードを極限まで追求し、息を呑むほどのダイナミックレンジで音楽のリアリティーを再現します。


■ エソテリックサウンドをささえる大容量電源

電源は、上位モデルのネットワークDACで採用されていたのと同サイズの直径10cmのネットワーク専用トロイダルコアトランスと、DAC・オーディオ専用のトロイダルコアトランスを搭載。

コントロール・ディスプレイ専用にもトランスが用意されており、オーディオ信号との独立性が確保されている贅沢な設計です。


■ 独自の電流伝送方式「ES-LINK Analog」搭載

通常のライン接続(XLR、RCA)のほか、エソテリック独自の伝送方式「ES-LINK Analog」を装備。

ハイスピードで強力な電流供給能力を誇るHCLDバッファー回路の高性能を生かした電流伝送方式により、信号経路のインピーダンスの影響を受けにくく、信号をピュアに力強く伝送することが可能。対応機器との接続により、システムのポテンシャルを最大限に発揮するアナログオーディオ伝送の理想的な方式です。

アナログ入力:XLRx1系統、RCAx各1系統。
アナログ出力:XLR/ES-LINK Analog×1系統、ES-LINK Analogプリアウト×1系統、RCA×1系統。





■ バランスヘッドホン対応の4Pin-XLR端子を搭載

左右独立、フルバランス回路、バランス端子のヘッドフォンアンプを備え、ヘッドフォンアンプ専用の「ESOTERIC-HCLDバッファー」も搭載。インピーダンス600Ωのハイエンドヘッドフォンも確実にグリップする実力を備えています。

ヘッドフォン端子:4ピンXLR×1、6.3mm標準×1。





■ シャーシは強靭さとしなやかさを兼ね備え、「振動をコントロールする」という、エソテリックならではのシャーシコンストラクション。

セミフローティングトップパネル、ボトムシャーシスリット加工、エソテリックピンポイントフット。


■ 直感的操作が可能なiOS/Android用アプリ「ESOTERIC Sound Stream」を用意。





■ Bluetoothレシーバー内蔵(バージョン 4.0)

対応プロファイル A2DP、AVRCP
対応A2DPコーデック LDAC、LHDC、aptX™ HD audio、aptX™ audio、AAC、SBC


突起部を含む最大外形寸法は445×377×131mm(幅×奥行き×高さ)、重さが13.8kg。



両面操作ワイヤレスリモコン(RC-1334)付属。





■ 最後に、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" より、一言。

発売日は、当初2021年5月1日を予定していましたが、音質の最終チューニングに時間を要しており、やむを得ず発売を延期することになっています。発売までには、あと少し時間がかかりますが、最善のパフォーマンスでの発売に向けての最終調整が進んでいるそうです。

音質はエソテリックが誇る05シリーズのサウンドクオリティーを全てのソースにおいて満足の行くレベルに引き上げられており、特に無機的な音質になりやすいネットワークオーディオの再生において躍動感豊かな再現性にこだわった設計との事なので、期待して良いのではないでしょうか。

出荷されたらいち早く試聴をして報告させていただきます。

今のところ、2021年8月下旬以降に発売が予定されておりますので、待ち遠しいですね。絶賛ご予約受付中です!!
(ichinose)


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