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[ 2021年 7月 13日付 ]

 米国の老舗人気ブランド「Polk Audio(ポークオーディオ)」をご紹介!

こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回は、「アメリカンHi-Fiサウンド」のコンセプトを掲げた製品開発で知られる、米国の老舗人気ブランド「Polk Audio(ポークオーディオ)」をご紹介します。


日本で本格的に認知されたのは最近なので、新しいブランドのように思われるかもしれませんが、実はグローバル市場で幅広く信頼されているブランドで、その実力は非常に高いものがあります!!


■ Polk Audio(ポークオーディオ)とは?

オーディオ暦が長く、詳しい方だと、Polk Audioが米国の人気ブランドであることをご存知かもしれませんが、日本国内への導入はほとんどありませんでした。Polk Audioは、創立1972年と実に50年近くの歴史を持つ老舗ブランドで、現在は米国メリーランド州ボルチモアに拠点を置いています。

社名のPolkは創業者の「マシュー・ポーク」から名付けられており、「マシュー・ポーク」率いるエンジニアたちによって創業されたオーディオ専業ブランドです。

「アメリカンHi-Fiサウンド」のコンセプトを掲げた製品開発を行っており、複数のユニットを組み合わせたアレイ構造「(SDA)ステレオ・ディメンショナル・アレイ」、「Voice Adjust機能」などの独自技術を誇ります。

1974年に発売された「Monitor-7」が全米で大ヒットしたことを皮切りに、ブランド名が広く知れるようになリ、米国のパッシブスピーカー市場では高いマーケットシェアを獲得しています。





■ 製品ラインナップ

ラインナップは、ブックシェルフ型『 R100 』『 R200 』、フロア型『 R500 』『 R600 』『 R700 』、センタースピーカー『 R300 』『 R350 』『 R400 』、ハイト・モジュール『 R900 』の全9モデル。カラーバリエーションは、ブラウンとブラックの2色で、ブックシェルフ型のみ、ホワイトも用意されています。





■ 今回は、既に人気モデルとなっている「R100」を中心にご紹介!



「R100」は、トゥイーターに1インチのピナクル・リング・ラジエーター、ミッド/ウーファーに5.25インチのタービンコーンを採用。背面のバスレフポートには、独自技術の「X-Port」を搭載。

トゥイーターに採用するピナクル・リング・ラジエーターは、Polk Audioオリジナルのユニットで、もともとは上級モデル「Legendシリーズ」のために開発された技術。ディフューザー部分は一般的なドーム型と比べて面積が狭くなっており、不要な色付を排除! これによりクリアで鮮明な高域を実現しています。

幅広い試聴位置での良好な特性を実現しており、スピーカーセッティングが容易なのも特徴。スパイク状の樹脂製センターキャップが採用されています。



ミッド/ウーファーのユニットには、タービンコーンという独自の振動板を採用。これも「Legendシリーズ」で開発されたもので、表面には特殊な凹凸がついており、ポリプロピレン素材のインジェクション成形で製造。軽量ながらも高い剛性と、適切な内部損失を誇り、きめ細やかな中低域と余裕のある低域を実現しています。



バスレフポートに採用する「X-Port」についても、同じく同社の特許技術。構造的には、バスレフポートの中央にパイプ状のパーツが取り付けられており、それを3つの羽根で支えている。

精密にセッティングされたクローズドパイプ・アブソーバーにより中低域のディテール表現を向上させるという技術である。一般にバスレフポートから漏れてしまう中低域の共振を取り除きクリアな低域再生を実現しています。



いずれのモデルも、スピーカーグリルはマグネット式を採用。ターミナルには「Premium Terminal」を採用し、バナナプラグやYラグも利用可能。





■ 仕様は標準的で使いやすい設計が施されています。

■外形寸法:(幅)166×(高さ)324×(奥行)260mm
■質量(1台):5.5kg
■再生周波数範囲:44Hz〜50kHz
■クロスオーバー周波数:2700Hz
■最小インピーダンス:3.6Ω
■感度(2.83V):86dB


■ 最後に、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" より、試聴した感想。

先に発売されて大変好評なサウンドバーの「REACT」は、音声の明瞭さと、聴き取りやすさが特長で、優れたサウンドバーとして高い評価を得ています。そのPolk Audioのハイファイモデルとして発売された「Reserve」シリーズは期待以上のコストパフォーマンスを誇るスピーカーに仕上がっていました!!

聴いての第一印象は、音に勢いがあり、音がしっかりと前に出てくる、さすがアメリカのスピーカーといった感じです!! 音にストレス感が無く、素直で健康的な鳴りっぷりの良さが特に好印象ながら、艶やかさや、美しさの表現も保有しており、総合的な完成度の高さを感じさせてくれます!!

最終的な音質判断は、社内の「Golden Ears」といわれる複数人で構成された特別チームで行っているらしく、洗練された音つくりの上手さが際立った製品と言えます。ユニットを自社開発しているだけあって、細部も上級モデル並の高級感や、贅沢感があり、コストパフォーマンスの高さはトップクラスとなるのではないでしょうか!!

サウンド傾向的には、クラシックからJAZZ/ポップスまで、幅広いソースに対して、オーディオ的にも、音楽的にも対応できている、懐の深い製品と言えます!!

組合せるアンプや、細かいセッティングに気を使わないで鳴らす事が出来る設計も驚きで、非常に使いやすいスピーカとしてお勧めいたします。
(ichinose)


ブックシェルフ型『 R100 』『 R200 』はこちら!

フロア型『 R500 』『 R600 』『 R700 』はこちら!

センタースピーカー『 R300 』『 R350 』『 R400 』はこちら!

ハイト・モジュール『 R900 』はこちら!