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音場工房



Zonotoneから発売されたシェルリード線「Grandio LW-1」を深堀りいたします!!



  • ichinose
  • こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

    今回ご紹介する、Zonotone(ゾノトーン) の「Grandio(グランディオ) LW-1」は、サウンドが覚醒する革新的リードワイヤーとして発売された注目商品です! 早速、詳細を確認していきましょう。

Grandioだから【独自】リードワイヤーにもコンポーネント発想。

リードワイヤーでもサウンドが変わる。これは、アナログ・オーディオファィルなら体験されていることと思います。カートリッジから出力された極めて微少な信号を最初に受け継ぐ役割を担っているだけに、リードワイヤーの重要性は侮ることができません。

ゾノトーンはリードワイヤーを小さな製品や単なるアクセサリーとは、とらえていません。リードワイヤーにもコンポーネントと同様の技術と知恵と情熱を注ぐこと。この独自の発想のもとに開発したのが「Grandio LW-1」です。

ゾノトーンの音作りの原点ともいえる「Grandio」を冠しているだけに、アナログ・ファンの期待に応える個性的なクオリティを追求。上位製品にも劣らぬベストグレードのリードワイヤーが完成しました。

Grandioだから【革新】・初の素材の採用でハイブリッド新導体を開発。

ケーブル開発では、素材の純度がすべてに優先する。このゾノトーンの哲学は「Grandio LW-1」にも確実に受け継がれています。

プレミアムメタルの超高純度7NクラスCuを中心に、先進素材である高純度無酸素銅線PCUHD、純銀コートOFC、モダーン錫メッキ高純度銅、高純度無酸素銅OFCを含む5種素材のハイブリッド導体を新開発しました。

リードワイヤーとして初めて採用したモダーン錫メッキ高純度銅は、かつてゾノトーンの「Blue Spiritシリーズ」で採用し、ジャズ・ファンから熱い支持を得た魅力的な素材。

また、ハイブリッド技術を左右する黄金比は、長年の研究と豊富な実績をもつゾノトーンならではの独壇場。スピーカーケーブルやインターコネクトケーブルで培ったテクノロジーが息づくリードワイヤーです。

Grandioだから【緻密】・ 精密機器のように、細部にわたる高いクオリティ。

外径わずか1.4oφ、導体サイズ0.31スケアの「Grandio LW-1」。リードワイヤーとは、いわばミニマム・ワールド。それだけに、製作にあたっては細心の配慮が要求されます。どの工程も一つとしておろそかにできません。完璧さの追求こそが音質の鮮度を決定づけるからです。

リードワイヤーは工芸品にも似ているとゾノトーンは考えています。それゆえ、匠の技のように、細部にいたるまで念には念を入れ、妥協を許さぬ“細心仕上げ”となっています。

たとえばリードチップは、燐青銅コネクターピンに銀と最高級ロジウムメッキの2重処理。さらに、万全を期した無ハンダ圧着仕上げ。こうした緻密さもゾノトーンのクオリティ。高音質が生まれるだけでなく、高い信頼性にも繋がっています。

Grandioだから【圧巻】・オンステージで聴いているような生々しい臨場感。

《 ※以下、メーカーHPより抜粋 》

カートリッジとリードワイヤーとのマッチングで、アナログ・サウンドは表情が変貌します。優れた素材と設計と構造から生まれた「Grandio LW-1」で体感するのは、ご愛用されているカートリッジが覚醒したかのような変貌。ワイドレンジで圧倒的な力感と躍動感。優れた解像力。濃厚で濃密にして、陰影感のある重厚さ。迫真の鳴りっぷりで、生々しさが眼前に迫り、まるでオンステージで聴いているような臨場感。

とりわけギターの弦の厚み感、テナーサックスの沈みわたる表現力など、音を浴びるように聴きたいソースには、無類の再現力を発揮します。カートリッジと「Grandio LW-1」とがマッチングしたサウンドに、オーディオファイルは驚かずにはいられないでしょう。

●導体構成:超高純度7NクラスCu、高純度無酸素銅線PCUHD、純銀コートOFC、モダーン錫メッキ高純度銅、高純度無酸素銅OFC
●構造:高純度5種素材のハイブリッド、2層マルチストランド仕上げ
●導体サイズ:0.31スケア
●絶縁体:高純度ポリエチレン
●外径:1.4oφ
●リードチップ:燐青銅コネクターピンに銀と最高級ロジウムメッキの二重処理、無ハンダ圧着仕上げ(シェル側直径:1.0o、カートリッジ側直径:1.2o)
●付属品:プッシュピン(コネクターピン調整用)

では早速シェルに取り付けてみましょう。

@今回用意したシェルは、audio-technica「AT-LH15H」です。

Aシェルに付属のリード線を外します。

シェルの端子には基本的に色分け表示がされていません。外す前にスマホで写真を撮影しておきましょう。アーム側の端子の配列は全てのブランドで統一されていますので、他のシェルを見ても確認ができます。

Bシェルに「Grandio LW-1」を取り付けます。

取り付けにはラジオペンチなど、力がしっかりと入る工具を必ず使いましょう。ホールド力の弱いピンセットなどで無理矢理押し込むと失敗する場合があります(指で摘むなどは論外です)。まっすぐに力を入れないと端子を破損する場合がありますのでご注意下さい。

C取り付けが完了しました。

付属のリード線と較べるとやはり「Grandio LW-1」は太いですね。

Dカートリッジにリード線を接続しましょう。

必ず守っていただく必要のある手順をご説明します。
・先にカートリッジをシェルに固定しない・・作業スペースが狭くなり失敗する可能性が高まります。
・取り付けにはラジオペンチなど、力がしっかりと入る工具を使う・・先ほどと同じです。

・端子寸法が合わない場合は無理矢理接続しない・・カートリッジによって端子の太さが微妙に異なります。

太くするには付属のプッシュピン(千枚通し・など先端の尖っている物)を使って少しずつ現物合わせて調整しましょう。広げすぎに注意!! 狭くする場合はラジオペンチ等を使って狭めます。

E端子の配列を確認してから接続しましょう。

カートリッジによって配列は異なりますので注意が必要です。線材はリード線としては最高レベルに太くなっていますが、しなやかなため接続は難しくありません。

FDENON「DL-103」を取り付けてみます。

「DL-103」には端子の色分けがありません。「R=赤」「L=白」「ER=緑」「EL=青」。DENONの端子は最も標準的な太さなので、ほぼ加工無しで接続できます。

Gaudio-technica「AT-OC9」を取り付けてみます。

「AT-OC9」は端子に色分けされています。audio-technicaの端子は標準より少し太いモデルが多いので、調整が必要な場合があります。

サウンドを確認しました。レビュー報告。

シェルリード線・・こんなに小さなアクセサリーですが、やはり効果は絶大です! 私もカートリッジをセッティングする際はシェルと一緒に必ずリード線も用意します。

今回お借りした、ゾノトーン「LW-1」は価格を考慮すると抜群のコストパフォーマンスを誇ります。メイド・イン・ジャパンの高品質、高音質は使っていて絶対的な安心感があります。

さすがゾノトーンの開発コンセプトにある「趣味としてオーディオを楽しんでもらうためにすべてが適価」を遵守した設計と言えます。「Grandio」シリーズのラインケーブルやスピーカーケーブルと同様に、充足感に満ちた聴き心地を味わわせてくれます。

リッチな厚みや張り出し感で、中域の充実と鳴りっぷりの良さが魅力的。音楽性豊かで生々しい、実在感溢れるアナログ・テイスト・サウンドを聴く事ができます。





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