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音場工房

[ 2022年 3月 15日付 ]



マランツより、注目のネットワークプリメインアンプ『 MODEL 40n 』をご紹介。



  • こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

    今回ご紹介する「MODEL 40n」は、ネットワークプリメインアンプ「PM7000N」および、HDMIセレクター搭載Hi-Fiステレオアンプ「NR1200」で好評となった新しいHi-Fiアンプのあり方をさらに推し進め、より高音質を求めるユーザーに応えて開発されています。

    【ARC】および【CEC】に対応する【HDMI】入力、【HEOS】によるネットワークオーディオ/音楽ストリーミングサービスなどの幅広いコンテンツへの対応、MMカートリッジ対応の【フォノイコライザー】、そして豊富な【アナログ&デジタル】音声入力を備えており、様々な音源をハイクオリティなステレオサウンドで再生することができます。

  

暮らしの中の様々なシーンを彩るBGMも、家族で楽しむ映像コンテンツも、居住まいを正してしっかりと向き合う音楽も。「MODEL 40n」は、それらすべてを簡単に、プレミアムHi-Fiクオリティで楽しめる製品です。

テレビ接続を意識し、HDMI伝送を独自に高音質化

HDMI端子はARCおよびHDMI CECに対応し、最大192kHz/24bitのリニアPCM(2ch)の入力が可能。HDMIケーブルを通して伝送されるオーディオ信号を、HDMIインターフェースデバイスを介することなく、直接デジタルオーディオセレクター(DIR)に入力する、音声信号ショートシグナルパスを独自に採用することで高音質化を図っています。

加えて、デジタルオーディオ回路の電源の強化や低ノイズ化、グラウンドの強化などの音質チューニングも実施。これらにより、HDMIでの音声信号伝送において、他のデジタル入力同様の高音質を実現しています。

【HDMI-ARC】での音声入力(リニアPCM、2ch)に対応しているので、テレビにHDMI接続した機器類、【TV放送】【動画配信サービス】【ブルーレイディスク】などの音声も同様のHi-Fiクオリティで楽しむことができます。

【HDMI-CEC】にも対応しており、HDMI接続したテレビと電源ON/OFFを連動させたり、テレビのリモコンで音量を調整したりすることができます。

様々なデジタルコンテンツを自在に再生

ワイヤレス・オーディオシステム「HEOS」のテクノロジーによるネットワークオーディオ機能を搭載。話題のロスレスストリーミング配信サービス「Amazon Music HD」をはじめとした様々な音楽ストリーミングサービス※に対応。

USBメモリー/HDDに保存したハイレゾ音源の再生も可能です。

※サービスの利用には別途登録・契約や料金が必要な場合があります。

新世代のマランツデザイン

印象的でありながら、様々なスタイルのインテリアに調和する普遍性を兼ね備え、住空間にオーナーの個性を反映させる、これまでにないオーディオのデザインを目指して開発された新しいハウジングを採用。

また、デザイン刷新に伴う機構設計の全面的な見直しにより、操作性も大きく進化しています。

Marantz MusicalPhono EQを搭載

よりアナログらしい、リッチなサウンドのためにMMカートリッジ対応のNF-CR型フォノイコライザー「Marantz Musical Phono EQ」を搭載。

一段あたりのゲインを下げた2ステージアンプ構成と可聴帯域内コンスタント・カレントフィ−ドバック回路により低歪化。J-FET入力の前段アンプを採用することにより、入力カップリングコンデンサーを排除し、信号経路の純度を向上させました。

微弱な信号を扱うフォノイコライザーは特に外来ノイズの影響を受けやすいため、シールドケースに収めた上、隣接するD/A変換回路との間にもシールド板を設けて音声信号への影響を防止しています。

低ノイズ化を実現した可変ゲイン型プリアンプ

上位モデルのプリメインアンプ MODEL30にも搭載されている最高グレードのボリュームコントロールICと、さらに低ノイズ化されたHDAM、HDAM-SA2により高性能なリニアコントロール・ボリューム回路を構成しています。

一般的に使用される音量の範囲内ではプリアンプでの増幅を行わず、パワーアンプのみで増幅する可変ゲイン型とすることにより、45%のノイズを低減(PM8006比)し、ディテールの情報量アップと透明感の高い空間表現を実現しました。

機械式ボリュームでは構造上避けられない左右チャンネル間のクロストークや音量差が生じない優れた回路構成。可変抵抗体を使用していないため、ボリュームパーツの経年劣化に伴う音質の変化もなく、長期にわたり安定して使用が可能です。

新開発 電流帰還型パラレルプッシュプル・パワーアンプ

マランツのHi-Fiアンプを特徴付ける、HDAM-SA3を用いたフルディスクリート構成の電流帰還型増幅回路をパワーアンプに採用。ハイスピードでS/Nが高く、低歪率という特長を備える非常に優れた増幅回路です。

出力段をパラレル・プッシュプルで構成することにより、瞬時電流供給能力を68Aまで引き上げ、圧倒的なスピーカー駆動力を実現しました。

大容量かつ高品位な電源回路

PM8006比で質量が17%、直径が14%増加した、クラス最大級の大容量トロイダルトランスを搭載。

クリーンな電流を安定的に供給するために、そして瞬間的な大電流の要求にも耐えられるようにクラス最大級のトロイダルトランスに加えて、上級モデルで培われたノウハウをフィードバックしたマランツ専用カスタムコンデンサーを搭載。

ハイスピードかつ余裕のある電源供給を実現しています。

日本橋店にて試聴してきました。

音質は紛れもないピュアオーディオと言えるクオリティーで、MODEL30との比較でも遜色のない音質を誇っています。

印象的なのは音の自然さで、アナログアンプならではの心地よいサウンドは魅力的です。しっかりとチューニングされた細やかな表現力は完成度の高さを感じさせてくれます。

今回は確認できませんでしたが、テレビとのHDMI接続でも同様のチューニングが施されているとの事! HDMI-ARC対応なのでテレビのHDMI端子に接続されている機器はすべて再生できます。

更にHDMI-CEC対応なので、テレビのリモコンで電源のON/OFFや、音量調整ができます!!(テレビもHDMI-CEC対応の場合)
これは大変便利で、しかも大変有効な方法です。

もちろんサラウンドではないですが、ハイファイシステムで再生するとセリフの明瞭さや、スピード感、迫力など、中途半端なAVシステムより、よっぽど魅力的となるのではないでしょうか!!

私も以前はメインシステムにテレビをアナログ接続していた時期もありました、音質はそこそこ良かったですが、やはり連動しないのでかなり面倒でした。電源は別々で、ボリュームはリモコンもなく、テレビの音質自体もあまり良くなかったので、いつしか外してしまいました。

現在はシアターバーをHDMI接続しています、今度は使い勝手は便利ですが、音質は・・それなり?と感じています。

今回発売された「MODEL 40n」はそんな不満を一気に解決する、画期的な製品となります!

ネットワーク、音楽ストリーミングサービス、AirPlay 2、Bluetooth(R)、USBメモリー/HDDにも対応しており、まさにオールインワンの傑作と言えます。


総括すると…

・手軽にサラウンドを楽しみたいなら ―― サウンドバー
・本格的にサラウンドを楽しみたいなら ―― AVシステム
・2chのハイファイ指向なら ―― MODEL 40n





今回ご紹介した機種