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音場工房

[ 2022年 5月 17日付 ]



Silent Angelのミュージックストリーマー「M1」に4GBモデル登場



  • こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。
    Silent Angelのミュージックストリーマー「M1」シリーズに、お求めやすい4Gバイトモデルが追加されました。コストパフォーマンスが大幅に上がっていますのでご紹介致します。

Silent Angelについて

ネットワークオーディオ機器で有名だった「Q-NAP」という会社で、オーディオ用NASのメーカーで開発設計に携わっていた「Ethan」氏と「Chorus」氏。その頃よりDSDの高い音質に着目する一方で、DSDやハイレゾ音源から再生される楽曲のクオリティーは、成熟した「CD」や「SACD」といったディスクプレーヤーと比較すると、その性能を十分に引き出されていないのではないかと感じていました。

ハイレゾ音源本来のクオリティーを引き出すには、オーディオ用のネットワーク製品の開発が必要だと決意し、2014年に「Silent Angel」のプロジェクトをスタート!! 2017年、「EMC China」の元CTO「Eric Huang」が設立した「Thunder Data社」のバックアップのもと、ネットワークオーディオの再生において音質を左右するスイッチングハブ「N8」、ミュージックサーバー「Z1」、設定と操作のためのOS「VitOS」を発売。 さらに、ポート数を増やしたスイッチングハブ「N16」や、今回ご紹介するネットワークトランスポート「M1」を発売しています。

オーディオ用ネットワーク製品の企画開発に絶え間なく取り組んでいるカンパニーで、ネットワーク関連機器では、近年注目度ナンバーワンの新ブランドといえます。


M1シリーズとは

M1シリーズはハイレゾ音楽データを再生するストリーマーで、これまで8Gバイトモデルが発売されていました。

ネットワークプレーヤー「M1-8GB」がDAC内蔵モデル (2021年11月発売)、ネットワークトランスポート「M1T-8GB」がDAC非搭載モデル (2021年11月発売)


よりお求めやすい4Gバイトモデル「M1-4GB」「M1T-4GB」が追加されました。

ネットワークプレーヤー「M1-4GB」DAC内蔵モデル (2022年3月発売)、ネットワークトランスポート「M1T-4GB」がDAC非搭載モデル (2022年3月発売)


「M1シリーズ」の主な特長は以下の通り

◆豊富なインターフェイス、ネットワーク接続したNAS内の音楽データ再生はもちろん、本体に接続した「USBメモリー」や「USB-HDD」の音楽データも再生可能。DSD-256(11.2MHz)、リニアPCM-768kHzまでのハイレゾ音源に対応しています。


◆「Amazon Music Unlimited(HD)」「Spotify connect」「TIDAL」といったストリーミングサービスも再生可能

注目はやはり日本で正式に配信が始まっている「Amazon Music Unlimited(HD)」に対応している点です。邦楽の配信も多く、192kHz/24bitのハイレゾ楽曲がなんと約700万曲配信されていて、この「M-1」により高音質で楽しむ事が出来ます。さらに「Roon Ready」にも対応、MQAのフルデコードにも対応。


◆高精度を誇るオペレーションボードを搭載

OSには「Silent Angel」が独自開発した「VitOS」を採用。専用に開発されただけに大変扱いやすく、様々なソース源をアプリ内で操作が出来て大変便利です。ジッターノイズの少ないオペレーションボードは、「M1」の高音質化に大きく貢献しています。「VitOS」はバージョンアップにより、今後更なる完成度アップを期待したいと思います。


◆DACチップにはESS「SABRE9018Q2M」を搭載 ※「M1-4GB」「M1-8GB」のみ

「M1」用にカスタマイズしたESS社製「SABRE9018Q2M」を搭載。オペレーションボードからの回路を最短化、さらに独自のノイズアブソーバーを配置したほか、デジタル回路、アナログ回路上の電圧も同等となるよう調整するなど、効果的なノイズ対策が施こされています。


担当者からのコメント

今回は、ネットワークプレーヤー「M1」と、ネットワークトランスポート「M1T」をご紹介しました。
「M1」は「Roon Ready」接続対応にプラスして「Amazon Music HD」にも対応しているのが目玉です。

「Amazon Music HD」は、日本で正式サービスされている貴重なハイレゾ対応ストリーミングサービスですが、対応したネットワークプレーヤーは今まで入門クラスしかありませんでした。

「M1」はハイエンド機器との組み合わせでも、聴き劣りする事もなくストレスのない再生が可能です。2022年5月現在で「Amazon Music HD」を最も高音質再生出来る機材ではないでしょうか。

大きさは、横幅155mmx奥行き110mmx高さ50.4mmと大変コンパクトです。重さは小さい割に1.63kgと詰まっている感があり、持った感じも剛性が高くしっかりと作られています。 太く、硬いRCAや、LANケーブルを接続しても安定しています。

大変音の良いネットワークプレーヤーといえます、ナチュラルで誇張感無く、ストレートに音が出てきます。レンジも広く、情報量もしっかり再現出来ています。

気になるアプリの操作感ですが、今までの「Amazon Music HD」対応機器と比べて、操作性は大幅に改善されています。操作性やジャケット表示等が分かりやすく、反応速度もより改善されるとの事なので今後に期待です。

高音質のDACのお持ちの方にはトランスポート「M1T」が俄然お勧めです。DACが無い分お安くなり、お買い得感抜群となります。価格を考えると大変コストパフォーマンスが高く満足度も得られると思います。

そして何より、デジタル出力の質感が高く、高音質DACに接続した「Amazon Music HD」のクオリティが見事です。

手軽にかつ本気で「Amazon Music HD」に取り組む場合は、この「M1T」が最有力候補となると思います。

更にスイッチングハブの「N8」を組み合わせると、音場の見晴らしがより改善されて、フォーカス感が向上、より緻密な再現能力が確認できます。単なるS/Nのよさだけではなく、音の質感向上により、ネットワーク機器全体の音が改善出来ます。

「N8」はサイズもコンパクトで一見すると汎用のスイッチングハブとあまり変わらない印象だが、その実力は侮れません!

「M1」「N8」ともにコストパフォーマンスの高さとコンパクトなサイズが好ましい、手軽に本格的なネットワークオーディオを展開出来る実力があります。





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