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音場工房

[ 2022年 12月 20日付 ]



鈴木哲氏設計・監修のアンプ第2弾 Nmode「X-PM5」をご紹介いたします!!



こんにちは、ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。

今回は、「Nmode(エヌモード)」と「Fundamental(ファンダメタル)」のコラボレーションモデルとして注目の第2弾「X-PM5」をご紹介いたします。

昨年発売され、話題となった「X-PM9」をベースに、約半分の価格で発売され、嬉しい事に、大幅にコストパフォーマンスを向上させています!!


◆サウンドマネージャー鈴木哲 氏(Fundamental/Nmode 社)設計・監修によるフルサイズアンプの第2弾

特別にサウンドチューニングされた「鈴木サウンド」がこの価格で手に入れる事に驚きです。
グラウンドにこだわった新規筐体設計。
「X-PM9」と同サイズの大型Rコアトランスを1基搭載し、電源部も新規設計(X-PM9は2基搭載)


あらたなスタンダードラインナップ「5シリーズ」として登場です。
従来にない高いS/N比と広大なダイナミックレンジ、より広帯域かつフラットに伸びる周波数特性、そして出力やサイズを超えたスピーカー実駆動力を獲得。自然でありながらダイナミックな音楽表現力を身につけました。

横幅フルサイズとしながらも、薄型かつ奥行きコンパクトな筐体は設置場所を限定しないスペース・ユーティリティを手にする一方、フレキシブルなスパイク(付属)装着も可能とし、細やかな音質チューニングにも応えます。


《 特徴 》
・プリポスト、その他すべてのFilterを最適設計することにより広帯域化を高S/N比にて実現。
・電源ラインのクリーン化と低インピーダンス化を徹底し、スピーカー実駆動力をアップ。
・シャーシグラウンドそのものを含め、各所グラウンドポイントの徹底したクリーン化と低インピーダンス化により残留ノイズを大幅低減、今までにない高S/N比を達成。
・リモコン対応、スパイクピン3個付属
・大型のRコアトランスを搭載してるのに奥行き22cmのコンパクトさを実現
・発熱が少なく消費電力も低い
・1bitアンプならではのハイスピードで正確な位相特性
・安心な「Made in japan」Nmodeの製品は全て、日本国内で製造されています(城下工業)。


外観は極めてシンプルで、色はブラックとシルバーの2色展開になります。
出力は22W+22W(8Ω)と控えめですが、大型スピーカーを大音量で聞かない限り、一般のご家庭では問題無いと思われます。
入力端子も、RCAアナログx3系統のみと至ってシンプル。D/Aコンバーターも内蔵されていません。
ワイヤレスリモコン付属。


◆最高のコストパフォーマンスを持ったアンプの誕生!

ハイスピードで正確な再現性が長所であった「Nmode」の1bitデジタル・サウンドと、エネルギッシュでパワフルな「Fundamental」のアナログ・サウンドの長所が見事に融合された新らたなスタンダードが完成。


Nmodeサウンドの特徴

・ハイスピード
・正確な位相特性
・フラットで癖がない
・綺麗で柔らかい空間表現


Fundamentalサウンドの特徴

・ハイスピード
・音像がくっきりしている
・ダイナミックでエネルギッシュ
・演奏の生々しさ、いい意味での荒々しさ力強さ
・エネルギッシュでパワフルなサウンド


◆デジタルアンプなのでクロック入力端子が装備されています。

クロック入力端子には同社の「X-CL3MK2」などのクロックジェネレーターを接続することで更なる高音質化を図ることができます。「X-CL3MK2」にはNmodeアンプ専用の端子「SUPER CLOCK OUT]端子が装備されています。

※マスタークロックジェネレータとは?
マスタークロックジェネレーターはクロックを正確に作り、供給し、同期させるもの。オーディオ機器のサンプリングレートはデジタルジッターの影響を受け複数の機械ではバラバラになります。

バラバラになったサンプリングレートをあわせることにより音質劣化を防ぐ事が出来ます。サウンドの正確性が向上し、音像がシャープに、カメラで言うフォーカス(ピント)が合ったサウンドを聞かせてくれます!!


◆サウンドマネージャー「鈴木哲」さんをご紹介

1980年代に在籍していた「NEC」で伝説のプリメインアンプ「A-10シリーズ」を開発。

その後「PHILIPS」ではこれも伝説となっているCDプレーヤー「LHHシリーズ」を開発1990年。更に「marantz」に移籍して、またまた伝説的な存在となる限定生産のDAコンバーター「Project D-1」を開発・・・等々、鈴木さんが手がけた製品は枚挙にいとまがない。

その後ソウルノートにて各種アンプを設計し、2015年に完全に独立して「ファンダメンタル」を立ち上げ。2020年からは「Nmode」との業務提携により音質監修をされた製品が続々と発売されています。

※20年以上前となりますが、私も「LHH-700」を長年愛用していました・・懐かしいですね!!


◆Nmode(エヌモード)の歴史をご紹介

「Nmode」ブランドを主宰するのは、長年シャープで技術開発を行い、1bitデジタルアンプ開発の中心人物である布村常夫さんです。斬新なデザインと先進的な増幅回路、そして全帯域がスピードのある音で話題となった「SHARP」の1999年発売の「SM-SX100」を覚えている方も多いのでは。

シャープ退職後2008年に株式会社「リリック」を設立し、1bitデジタルアンプの開発を継続しています。2009年に初代1bitアンプ「X-PM2」を発売、2012年に現在の「Lyric」ブランドを立ち上げ。


◆「エヌモード」と「ファンダメンタル」の共同制作の意味

「エヌモード」の強みはデジタル回路で、普及価格帯ながら高品質の国内生産が可能なブランドである事! 「ファンダメンタル」の強みはアナログ回路で、主催する天才サウンドマネージャー鈴木哲さんのノウハウ! この2社が組み合わさった事により、圧倒的にコストパフォーマンスの優れた製品が生み出されています!!

「エヌモード」の設計したアンプやCDプレーヤーに、ファンダメンタルの鈴木氏が監修。グラウンドをどう落とすか・・コンデンサーの種類・・内部配線ケーブルの選び方といった様々な要因を積み重ねて完成度を上げて行く・・
様々なファインチューニングを施して最終的なサウンドのクオリティーが仕上げてあります。

1bitアンプのスピード感に加え、「ファンダメンタル」が持つダイレクト感とリアリティが感じられる魅力的なサウンドとなっています。


◆音質評価

プリメインアンプ「X-PM5」

音質は非常に軽快で反応の良さと瞬発力が有り、音像が立体的で実在感があります。出力は20W+20Wと控えめですが、数値を遙かに超えた実駆動力を感じさせてくれます。大型のフロア型スピーカーを大音量で鳴らす方には向きませんが、標準的なサイズのスピーカーであれば十二分に鳴らし切る事が出来ると思います。

陰影の表現などは大変リアルで、正確でスピード感に溢れています。音の立ち上がりや、余韻の消えゆく様、繊細なタッチや、楽器の倍音なども素晴らしく、 20万円クラスのアンプでは出色の仕上がりを聴かせてくれます。
大変コストパフォーマンスの高いアンプとしてお勧め致します。


◆組み合わせに最適なMQA対応CDプレーヤー「X-CD5」が10月に発売されましたので、併せてご紹介

もちろんこちらも、サウンドマネージャー鈴木哲(Fundamental/Nmode社)設計・監修によるCDプレーヤー(第2弾)です。MQA-CD対応、DACチップはES9038QM2を採用、USB等のデジタル入力は無く、純粋にCDソフトを楽しむためのシンプルなプレーヤーです。

デジタル出力は同軸x1系統、TOSx1系統装備でトランスポートとして使用出来ます。
クロック端子(BNC)装備で外部クロックの接続が可能です。


最後に…

Nmodeには今回ご紹介した横幅420mmのフルサイズの製品と、横幅半分210mmのハーフサイズのシリーズも有ります。
マスタークロックや、強化電源なども揃っており、大変魅力的なので後日改めてご紹介させて頂きます。






Nmode「プリメインアンプ」のラインナップ

Nmode「CDプレーヤー」のラインナップ

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