カテゴリから選ぶ


音場工房

[ 2023年 5月 16日付 ]



サンシャインの超薄型制振シート「SE」シリーズをご紹介


◆サンシャインの人気アクセサリー「超薄型オーディオ制振シート」

発売以来15年以上にわたり、ロングセラーを続けている制振シートから、仮想アース機能付の最新モデルとなる「SE」シリーズが発売されました。

サンシャインの制振シートといえば、2007年発売され、当時画期的な製品として強烈な印象が残っています。
クリーム色の「A」シリーズ、ブラックの「B」シリーズとして、2020年まで販売されていました。
ベストセラーの人気商品となっておりましたが、諸事情により、惜しまれつつも生産完了となり、改めてこの度「E」「SE」シリーズとして新発売されました。

従来モデル同様、大きさで5種類「20」「25」「30」「40」「50」に分かれており、アースケーブル付の「SE」シリーズと、アースケーブル別売りの「E」シリーズの2種類が用意されています。

アースケーブル付属の「SE」シリーズに付属するアースケーブルは、ティグロン社のH.S.E.処理が実施されています。アースケーブル別売りの「E」シリーズは、愛用中のアースケーブルを接続してください。

※注意※
アースケーブルを取り付ける加工は施されていません。↓取り付け方法は、後ほどご紹介します↓


◆「超薄型オーディオ制振シート」の構造

この画期的といえる制振シートの構造は、薄い純鉄シートの間に樹脂系の制振材を圧着させた3層構造で、このシートを2枚重ねにして製品化。

従来モデルと比べて、より微細な振動成分までも消滅させることを実現しています。
実際に叩いてみると、金属的な響きはなく、振動が瞬時に吸収されていると思われる「ボコッ!」と鳴るだけです。
アースケーブルなしのボード単体モデル「E」シリーズも同時発売。


◆画期的! 仮想アース機能搭載の「SE」シリーズ

今回の製品はシートが2枚重ねとなっており、上部のシートにアース線を取り付ける構造。
仮想アースは既に多くのブランドから、様々な製品が発売されていますが、コストパフォーマンスを考慮すると、このサンシャインの製品は画期的といえる実力があります。

付属のアースケーブルは、ティグロン社のH.S.E.処理が施された特殊な銅線を採用、音質にも考慮されています。付属ケーブルの長さは50cm、両端にはワニクリップが取り付けられています。

仮想アースといえば、多くのブランドが箱の中に金属や鉱物を入れて、人工的に広大な表面積を作り、それを大地(=アース)代わりにしている製品が多いです。
サンシャインはこの大地に変わるモノとして、熱変換素材にダイレクトに落とす方式を考案、振動吸収率と振動を逃がす伝送速度が速い性能が両立しているこの構造により、効率の高い仮想アースを実現しています。


◆仮想アースの効果

仮想アースの効果は、機器の動作が安定して、様々なサウンドの改善効果が期待できます。
特に安定感に優れ、聴感上のS/N向上、立体的な音場や、音像の輪郭が改善されます。機器の本来持っている性能をより引き出してくれます。


◆アース線の取り付け方法

アース線の取り付けには加工が必要です。用意する工具は「ヤスリ」と「ペンチ」が必要です。

メーカー推奨の加工方法は「説明書」が入っているので、そちらをご参照ください。


(1) 上部のシートの端にヤスリをかけて、樹脂部分を削って中心の純鉄を露出させる。
※注意事項:3層構造の中心部分は純鉄のため、空気に触れると錆が発生します。露出は最小限に加工しましょう。


(2) 露出した部分をペンチなどで少し折り曲げて、輪にクリップのスペースを作る。金属部分にアースケーブルの片側のワニクリップを取り付ける。

※注意事項:ワニクリップは負荷がかかると外れることがあるので、実際に設置する機器で確認して、左右どの場所が最適かを確認してから加工しましょう。


(3) もう片方のワニクリップを上に載せた機器のアース端子などに取り付ける。

メーカー(サンシャイン)曰く、
アース端子の取付け加工を施して販売するとなると、加工や部材費はもちろん、梱包方法の変更も必要となり、製品の価格が大幅に上がってしまうため、断念したとのことです。

※アース効果は大きなサイズの製品の方が有利となりますので、ラックの棚板(収納板)の寸法を確認して、収まる最大の大きさのボードのお買い上げをお勧めいたします。


◆アース加工の応用編

ワニクリップでは不安がある、市販の高性能アース線や愛用のアース線を使いたい方で、工作の出来る方にお勧め。
用意する工具と部材:「ドリル」「金属用ドリル刃」「ネジ」「ワッシャー」「ナット」

家にある部材で実際に加工してみました。ヤスリで金属部分を露出させたあと、「ドリル」で穴を開けて、アースケーブルを固定するためにナットを取り付けてみました。
「ボルト」「ナット」類の大きさは、お使いになるアース線の端子に合わせてご用意ください。

※注意事項:加工は自己責任にて実施をお願いいたします。
※メーカー及び販売店で加工は承っておりません。


◆それでは早速、「SE50」を設置してその効果を確認

アナログプレーヤーの下への設置も効果が大きいとのことなので、プレーヤーの下に「SE50」を敷いてアース線を接続。
既に「エントレック」や「光城精工」の製品も試している環境でも、改善効果ははっきりと感じ取ることができます。
制振効果と仮想アース効果の「W」効果により、抜群のコストパフォーマンスを実感できます。

音場のノイズ感が改善され、静寂な空間が再現されます。楽器やボーカルの音像の輪郭が明瞭となり、正確でリアリティーのあるサウンドを聴くとこができました。

既に各社の仮想アースを実践している方にも、追加することにより、アースの増強が可能となります。
また、サンシャインの従来のシートをお使いの場合でも、重ねて使用することで効果倍増が期待出来るとのことです。

様々な機器や設置環境に対応できるように、5種類の大きさを用意されています。
超薄型で色も黒く、目立たないので、ラックに設置している機器全てに対応させたくなる…そんな製品です。

コンパクトサイズの「SE20」も用意されているので、デスクトップオーディオ機器類にもぜひお試しください。

・アンプ類やCDプレーヤーの標準フルサイズの機器には「SE40」が最適です。
・大型機器用の「SE50」はアナログプレーヤーにも対応できる大きさです。
・「SE50」は、テクニクス「SL-1200」やデノン「DP1300」などに対応。(YAMAHAのGT-2000は少しはみ出ます)

※こちらの製品は、音質向上のコストパフォーマンス重視の製造のため、切断部分のエッジの仕上げ加工がなく、鋭利な部分がございます。予めご了承ください。重量もありますので、取り扱い時にはご注意ください。


◆実測寸法

厚みは、全てのモデル共通で1.2mm

横幅・奥行きの実測寸法

「20」:280x190mm
「25」:320x260mm
「30」:415x305mm
「40」:450x370mm
「50」:510x450mm


◆大きさは5種類(横幅、奥行きはプラス10mm〜20mm)

「20」サイズ:260x170x1.2mm
「25」サイズ:300x250x1.2mm
「30」サイズ:395x295x1.2mm
「40」サイズ:440x350x1.2mm
「50」サイズ:490x440x1.2mm

 ・アース付「SE20」「SE25」「SE30」「SE40」「SE50」
 ・アース別売り「E20」「E25」「E30」「E40」「E50」






アースケーブル付の「SE」シリーズはこちら


アースケーブル別売りの「E」シリーズはこちら

商品はこちら