[ 2023年 7月 4日付 ]
B&W 800シリーズの最高傑作! Signatureシリーズ新発売!!
今回は、B&Wの創業50周年記念モデルの総仕上げとして発売された、最高峰「800シリーズ」のシグネチュア・モデルをご紹介します。
人気の「800 Diamond」にスペシャルチューニングが施された特注生産モデルです。
このモデルは現在の所は限定では無く、受注生産モデルとして販売される製品です(受注生産:納期約2ヶ月)
一見して分るのはその豪華な仕上げですね!!
「カリフォルニアバール・グロス」は歴代のシグネチュア・モデルにも採用された伝統の天然材仕上げで、同じ木目は存在しない希少仕上げです。
同時発売の「ミッドナイトブルー・メタリック」は初代のノーチラスで登場した特別仕様仕上げで、深みの凄い光沢仕上げです。
◆歴代のSignatureモデル達
B&W Silver Signature25(1996年)
B&W Silver Signature30(1996年)
B&W Signature 800(2001年)
B&W Signature 805(2002年)
B&W Signature Diamond(2006年)
B&W 705 Signature(2022年)
B&W 702 Signature(2022年)
◆B&W 800Seriesの最高傑作! Signatureシリーズ新発売!!
B&Wは、既存の「801 D4」および「805 D4」のサウンドクオリティとコスメティックデザインに大幅なアップグレードを加えた特別バージョン「801 D4 Signature」および「805 D4 Signature」を発売。いずれのモデルにも「ミッドナイトブルー・メタリック」と「カリフォルニアバール・グロス」の2種類の仕上げを用意。
B&Wは、1966年のブランド設立以来「Signature」の名前を冠したスピーカーを7モデル世に送り出してきました。これらはすべて、まったく新しい技術を導入するのではなく、B&Wによって既に確立された技術やプロセスを最大限に活用して、完全に最適化されたラウドスピーカーを作り上げるというプロジェクトの成果でした。
Signatureモデルには、音響的な卓越性のみならず、その希少性をさらに際立たせる特別なコスメティックデザインが与えられてきました。
「801 D4 Signature」は、すでにリファレンス・モニターとして名高い「801 D4」をさらに洗練させ、進化させたものです。レコーディングスタジオにおいてサウンドの絶対的な基準として信頼されている「801 D4」のパフォーマンスにさらに磨きをかけ、新たなレベルの洞察力とリアリズムを備える、特別なラウドスピーカーへと昇華させました。
「805 D4 Signature」は、よりコンパクトなラウドスピーカーですが、カテゴリーを超えたクリアネスと正確性を実現しており、小さなスペースで音楽と向き合う耳の肥えたリスナーに最適な選択肢と言えるものです。
いずれのモデルも「800 Diamond」の標準モデルにはない専用のSignatureテクノロジーによって、妥協のない性能アップを果たしています。この2つの新しいSignatureモデルは、ラグジュアリーな仕上げと洗練されたディテールが相まって、最高レベルのラウドスピーカーとなっています。
新しい「801 D4 Signature」と「805 D4 Signature」は、現在のB&Wの思想とデザインの最高峰であり、ラウドスピーカー・ポートフォリオにおける新しいフラッグシップと見なされるべきものです。
◆「801 D4 Signature」フロアスタンド型ラウドスピーカーの新しいステートメント
新しいSignatureシリーズの大型モデルである「801 D4 Signature」は、アビーロードスタジオの象徴である「801 D4」をベースに開発されたパワフルな3ウェイ・フロアスタンド型ラウドスピーカーです。
B&Wが誇るダイヤモンドドーム・トゥイーターとContinuum™コーンFST™ミッドレンジ・ドライブユニットはそのままに、バス・ドライブユニットが再設計されています。磁気回路内のポールピースのトッププレートおよびミドルプレートの鋼材を改良し、インダクタンスを下げることで電流歪みを低減。
また、キャビネットとタービンヘッドの間に位置するアルミニウム製のトッププレートにも大幅な改良が加えられています。この新しいトッププレートは、最適化されたプレートの形状と慎重に配置されたダンピング材により、エンクロージャー上部からの不要な音の放射を大幅に低減しています。その結果「801 D4」の卓越した性能に、さらなる中音域の透明感と開放感が加わりました。
「801 D4 Signature」のバスレフポートにも同様に大幅なアップグレードが行われています。樹脂製のポートを鋳造アルミニウムによって置き換え、はるかに大きな剛性を獲得。最新のAerofoilコーン・バス・ドライバーと組み合わせることで、より引き締まったレスポンスと、立ち上がりの速い正確な低音を実現しています。
「801 D4 Signature」は、近年のSignatureモデルと同様の手法でクロスオーバーネットワークにも慎重な改良が加えられています。バイパスコンデンサーのアップグレードと使用個数の増加によってサウンドの透明感がさらに高めらました。
そして最後に「801 D4 Signature」は、B&Wのラウドスピーカーが提供する素晴らしい高音域のクオリティをさらに高めるために、FEA(有限要素解析)によって最適化された新しいデザインのトゥイーター・グリルメッシュを導入しています。
この新しいメッシュは、開口率と剛性のバランスの最適化をさらに突き詰めたもので、これまで以上に開放的で、解像度と空間表現の両方に改善をもたらしています。
◆「805 D4 Signature」B&W史上最高性能のスタンドマウント・スピーカー
「805 D4 Signature」は、コンパクトで、より部屋にフィットさせやすいフォームファクターにより、パフォーマンスと扱いやすさの新しいスタンダードを提供します。大型の「801 D4 Signature」と同様に「805 D4 Signature」は、より開放的で高剛性なまったく新しいトゥイーターのグリルメッシュと、新しいバイパスコンデンサーによってアップグレードされたクロスオーバーを搭載しています。
さらに、新開発のバス/ミッドレンジの磁気回路は、165mm径のドライブユニットの性能を最大化し、中域をよりクリーンに、低域をより伸びやかに再生します。
さらに、アルミニウム製トッププレートには固定箇所を2点増やす機構的な改良を行い、キャビネット上部から発生する不要なノイズや振動のさらなる低減を図っています。
◆特別な存在の証
「801 D4 Signature」と「805 D4 Signature」は、B&Wのポートフォリオの中でも、特別な存在であり、そのポジショニングを明確に示す2種類の新しい仕上げが与えられています。
ミッドナイトブルー・メタリック塗装は、ブランドの象徴であるオリジナルNautilusラウドスピーカーと同じものです。塗料とラッカーを合計11回塗り重ね、機械による研磨を経て煌びやかで深い光沢を湛える表面仕上げを実現しています。硬化時間を除いた塗装の工程だけで18時間以上の労力が費やされています。
そしてミッドナイトブルー・メタリックの「801 D4 Signature」には、トッププレートに特注の青いLeather by Connolly(コノリー・レザー)のトリムが施され、さらに豪華になりました。
もう一つはカリフォルニアバール・グロスの突板を使用した仕上げで、1つとして同じ物のない木目を特徴としています。ブラックのLeather by Connollyとダーク・アンスラサイトの金属部品で縁取られた豪華なハイグロス仕上げとなっています。
この突板は、イタリアの専門メーカーALPIの持続可能な方法で調達された木材を使用しています。カリフォルニアバール・グロスのSignatureの仕上げには、14回以上のラッカー塗装と複数のサンディング工程が含まれ、合計で24時間を超える時間を要します。
この数十年の間に誕生したすべてのSignatureラウドスピーカーと同様に、800 Series Signatureは、いずれもB&Wのフィロソフィーを完璧に体現しており、私たちの伝統に新たな誇りを加えるものです。
B&Wは、最も優れた、そして最も真実に近いリスニング体験を提供することに情熱を注ぎ続けています。
800 Series Signatureは、この目標に向かう旅路の次のステップとなります。
◆B&Wのブランドプレジデントである Dave Sheen氏 は、発表にあたり、次のようにコメントしています。
「これこそが、私たちのベストの中のベストです。
800 Series Signatureは、製造現場のスタッフたちから研究開発部門に在籍するワールドクラスのエンジニアリングチームに至るまで、Bowers & Wilkins全体が、これまでの歴史の中で最高のラウドスピーカーを生み出すために、その総力を結集しています。
私は、この800 Series Signatureのために費やされた多大な努力をとても誇りに思っています。
レビュアーやお客様からの評価をお聞きするのが待ちきれません。」
◆担当者より
B&W創立50周年の総仕上げと言える「800 Signature」が発売されました。これまでのSignatureモデル同様、専用テクノロジーの投入により音響的なアップグレードを果たした特別仕様です。
機械的な挙動と音響的な透明性を向上させるため細部に渡る構造的な変更が加えられたチュンーニングモデルです。高解像度を実現するためのドライブユニットの強化、システム全体のパフォーマンスを完全に最適化するためのクロスオーバーのアップグレードが実施されています。
仕上げは2種類用意されており、価格は同じです。
カリフォルニアバール・グロス:従来の「Signature」にも採用されていたカリフォルニアバール・グロス仕上げにトッププレートがブラック・コノリーレザーの組み合わせ。高級感あふれる贅沢な工芸品のようなスピーカーとなっています、2つとして同じものがない木目なので、特別感を味わえる仕上げと思います。
ミッドナイトブルー・メタリック:深みのあるブルーの塗装に、トッププレートはブルー・コノリーレザーの組み合わせで、塗装とラッカーを何度も塗り重ねて研磨を繰りかえした磨き出しにより、深い光沢を感じられる特別なブルー仕上げとなっています。
クリア層の厚い深みのあるブルーなので、照明の当たり方で色合いが少し変わります。意外と落ち着きのある色合いで和室でもあまり違和感なくお使い頂けると思います。
見た目の高級感はもちろん、音質的にも各部に丁寧なチューニングが施されており、よりしなやかで美しく音楽を奏でてくれます。
モニタースピーカーとして多くのスタジオに導入されているスピーカーですが、その音に余裕が加わった懐の深いサウンドは必聴物です。