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音場工房

[ 2023年 11月 14日付 ]



インフラノイズ LANケーブルアキュライザー『 LACU-1 』


ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。
ネットワークオーディオ用のLANケーブル(端子)は既存のアナログオーディオと同等かそれ以上に音質変化に敏感なのを体感された事があるのではないでしょうか? 最近では音源にネットワークオーディオを利用している方も多く、様々なメーカーからLANフィルター類などが発売されており、音質改善効果が高い製品もあります。

今回ご紹介するのは、インフラノイズから発売された、お馴染みアキュレーターシリーズのLANケーブル版となります。中央の空洞部にLANケーブルを通すだけで、通したケーブルの信号の波形(パルス)を整えるアクセサリーです。円筒形状を採用し、手軽にインフラノイズのエッセンスが楽しめるアクセサリーとなっています。

かなり音質の変化がわかりやすく、設置場所でも変わります、色々と試してお楽しみいただけます。
また、複数個の使用はお勧めしておりませんので、まずは1個ご購入頂いてその効果をお確かめください。

※内径17mmとなっておりますので、一般的なLAN端子は通す事が出来ますが事前にご確認ください。


◆LAN信号に特化したアキュライザー

3つのインダクタンスによるパルス整合器です。
円筒形状なのでLANケーブルを通して使用してください。


【 使用方法・ご注意点 】

・LAN経路に特化した音質改善を行う設計ですのでUSB経路やその他デジタル経路、アナログ経路に効果は有りません。
・LANケーブルに通してからNASのLAN端子やハブの端子その他のLAN端子側に設置します。
・ネットワーク構成により効果は左右されますので設置場所はヒアリングにて決定して下さい。
・複数での使用は問題有りませんが、単体での使用をお勧めします。
・LANフィルターやショート端子との併用もお勧めしませんが効果のある場合も有りますのでヒアリングにて決定して下さい。
・LANケーブルの上流、下流のどちらに設置するかの決定もヒアリングでお願いします。
・LACU-1の方向性はわずかに有りますが、これについてもヒアリングにて決定してください。
・LAN以外でのオーディオ接続と比べLANでのケーブルその他の僅かな変更にて大きく音質が変わりますので、LACU-1の使用については他のアクセサリーとは異なり特に注意事項は有りません。


◆LANケーブルアキュライザー「LACU-1」について

ネットワークオーディオはCDに取って代わり、音源としてデジタルオーディオが中心になってきています。ネットワーク機器はシステムとしての構成は非常に複雑となるので、単に接続するだけでは思う様な満足な音質が得られていない場合もあります。改善の余地があるが取り扱いが難しいため、一部のオーディオマニアだけがCDと同等以上の音質に満足されているのが現状ではないでしょうか。

ネットワークオーディオではLANケーブルによる機器間の接続が必要です。機器の接続でLANケーブルを使用した場合は、USBやその他のデジタル接続に比較して伝送上の大きなメリットがありますが、副作用として、環境的にノイズの問題が大きいために細かい調整無しでは良質な再生音が得られていない場合があります。

一般的なデータのやり取りでは全く問題は無いのですが、オーディオとして取り扱う場合はノイズの干渉が起こりやすく、どこかで音質に悪影響が発生しています。SPDIF、USB、アナログ信号、その他接続に比べ接続端子、ケーブル、機器の筐体その他の振動やノイズによる弊害が出やすく繊細な音楽的内容が破壊されるのです。

スイッチングハブではLAN端子がいくつか並んでいますが、その一つに音楽データ伝送用LANケーブルが接続されている時、横の端子に差し替えて再生音を比較すると個々の端子で音質、音楽的なバランスが大きく変わるのに気が付き、大いに驚かれるでしょう。

空き端子に無接続のLANケーブルを差し込んだり、LAN端子単体だけを差し込んだり、またティッシュペーパーを丸めて差し込むだけでも大きく音が変わります。LAN接続では他の接続方法と比べてケーブルの長さ、性能、クラス、メーカーによる差も大きく出ます。

他のオーディオ接続部分とは異なり、露骨に音質や音楽バランスが大きく変わるのがLAN接続なのです。酷いノイズ環境の悪さを逆に利用してケーブルやハブの種類や組み合わせで良い再生音を得る方法も有りますがアナログ接続用ケーブルを選ぶのと違い、無限ともいえる組み合わせの中でベストの組み合わせを選ぶのはまず不可能に近いと思われます。

また常にあるのがトレードオフの問題です。解像度を選べば音がきつくなり低音が鳴ったり、音楽の内容や演奏表現を選べば、ぼけた音になってしまう。専門家のスタジオエンジニアでもこの無限に近い組み合わせから、最良のセッティングを模索するのは至難の業と言えます。

これほど難しいLAN接続ですが、最上の再生音への近道が有ります。今回ご紹介するLANアキュライザー「LACU-1」が解決策のヒントと言えます。
パイプ形状でLANケーブルを端子ごと通して機器に接続するだけの簡単設置です。


◆担当者より

「LACU-1」は3つのインダクタンスによるパルス整合器です。

自宅のネットワーク機器で試してみると驚くほど大きな改善が認められました、しかし「LANはオーディオ魔界である」と言われています!! 各メーカーから、様々なLANアクセサリーが発売されています! 直列に中継する製品、空き端子に接続する製品!! いずれを試してもかなり大きな効果が期待出来ます。

上流に設置するのか、下流に設置するのか? 接続する機器もルーター・ハブ・NAS・ネットワーク機器と、LAN経路は一般的にも複雑な場合が多いと思います。LAN以外のオーディオ接続と比べて、LANでは僅かな変更で大きく音質が変わる事が多くあります。使用方法については、決まり事や正解が、各家庭によって異なるため、指定出来ません。よって特に取り扱いの注意事項はありません。LAN関連の音質改善機器の設置に関しては基本的にヒアリングによって決めるしかありません。ご自身を信じて色々と試してみましょう!!

とりあえずはネットワークプレーヤーのLAN端子に接続しているLANケーブルで試されてはいかがでしょうか。接続された再生音を聴かれて懐かしさや安らぎを覚えられるかも知れません、デジタル音源では無く、アナログレコードの再生音の様に感じられれば成功と言えます。

ただし、音質改善が認められたからと言って追加購入した場合、改善する場合もありますが、必ずしも改善方向に向かうとは限りませんので予めご了承願います。

本製品の内径は直径17mmです、標準的なモールド型のLAN端子は問題ありませんが、テレガードナー製などの大型端子は通せない場合がありますので事前に確認してからご注文ください。


■ 仕 様 ■

・外形寸法:25mm X 37mm
・内径:17mm
・重量:7g
・構造:振動吸収体、整音フェノール樹脂ボディ&コイル、天然繊維ベルベット外被
・入出力方向指定:無し





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