カテゴリから選ぶ


音場工房

[ 2024年 1月 9日付 ]



LUXMANより、人気の「L-505」が
最新のZ世代に生まれ変わって新発売!!


ハイエンドオーディオ担当の "ichinose" です。
今回ご紹介する「L-505Z」は、2017年に発売された大ヒットモデル「L-505uXII」のコアとなる増幅回路ODNF※1を完全刷新し、すでにZ世代化を果たしている「L-507Z」や「L-509Z」に次いで、次世代のアンプ回路を担う高音質・増幅帰還エンジン”LIFES※2”を搭載した、最新のプリメインアンプです。
※1 ODNF は、1999 年に初めて採用された増幅帰還回路 Only Distortion Negative Feedback の略称です。
※2 LIFES は、次世代オーディオアンプ用の増幅帰還エンジンとして開発された Luxman Integrated Feedback Engine System の略称です。

150W+150W(4Ω)のハイパワーを支えるパワーアンプステージに採用された LIFES は、無帰還回路のような自然な音質を得られる ODNF の技術的思想を基に、回路全体をゼロベースでシンプルに再構築した、2025年のラックスマン創業100周年を見据えた渾身の基幹回路です。
独立したプリアンプステージには、音質を吟味した最新部品によるディスクリートバッファー回路を構成し、内蔵フォノアンプは、初段をパラレル化することで上位モデル同様の回路仕様にグレードアップ。使用するカートリッジに合わせて MM/MCポジションを切り替えることができる、本格的なアナログレコード再生を手軽にお楽しみいただくことができます。
ボリューム操作部には、独自の電子制御アッテネーターLECUA※3を88ステップ対応のソリッドステートタイプで搭載。再生時のシチュエーションに合わせた細やかな音量調節を可能としました。
※3 LECUA は、高音質の電子制御アッテネーターLuxman Electric Controlled Ultimate Attenuator の略称です。
機能面では、他のZ世代モデル同様、大型の針式レベルメーターの中央部にレイアウトした7セグメントLEDによる音量表示や、グラウンド配線左右独立のΦ4.4mmヘッドフォン出力端子の新設。そして、他のオーディオ機器との電源連動を可能にするトリガー入出力端子や外部コントロール端子の装備など、音楽再生時のあらゆる場面で有用となる仕様も万全です。
L-505Zは、6年半の時を経て、最新の回路技術による高音質と音楽再生を充実させるユーティリティ性能をまとい、熱心な音楽ファンを満足させるための、完成度を高めた一体型アンプの新たなスタンダードモデルとして、さらなるロングランの道を歩み始めます。


◆ 電気回路・機能

・ODNFに代わるラックスマン独自の新・増幅帰還エンジンLIFES 1.0をパワーアンプ回路に搭載

・3段ダーリントン・パラレルプッシュプル構成によるハイパワー150W×2(4Ω)の定格出力
・88ステップの高精細な音量調節を実現する電子制御アッテネーターLECUA

・EI型540VAの高レギュレーション電源トランスと大容量コンデンサー(10,000μF×4本)を組み合わせたハイイナーシャ(高慣性)電源
・高いスピーカードライバビリティをサポートするパラレル構成の低抵抗値・大型スピーカーリレー
・初段をパラレル化しさらにハイグレードなアナログレコード再生を実現するMM/MC対応のフォノイコライザーアンプ回路
・電子制御のバス/トレブル式トーンコントロールとLECUAによって制御されるLRバランス調節機能
・パワーアンプを追加したバイアンプ構成やAVシステムとの共存も可能にするプリパワー分離(セパレート)機能
・左右のセパレーションやクロストーク性能を高める高音質セレクタースイッチIC
・伝送される音声信号を最適最短のルートで構成するビーライン・コンストラクション
・スムーズな電流伝送を実現するラウンドパターン配線基板
・各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送を実現する独自のOFCワイヤーによる内部配線


◆ デザイン・外装

・音楽信号の変化にスムーズに追従する白色LED照明付き針式アナログメーター

・大型メーターの中心に配置された視認性に優れる音量レベル表示用7セグメントLED


◆ 機構・付属装置

・シャーシ電流によるアース・インピーダンスの上昇をシャットアウトする独立コンストラクションのループレスシャーシ構造
・大型のプラグを装着した高音質ケーブルにも対応する18mmピッチのRCA入出力端子
・極太のケーブルも装着しやすくYラグやバナナ端子にも対応したインライン(LR同一特性)レイアウトのスピーカー端子(A、B2系統)

・Φ6.3mmの標準端子に加えLRセパレーションを大きく改善するグラウンド配線左右独立のΦ4.4mm端子を新設したヘッドフォン出力

・装着方向を変更し端子全体でケーブル重量をサポート可能としたACインレット

・対応する機器間のリモコン信号を連携し将来的に他の無線装置によるリモート操作にも対応を拡張するコントロール入出力端子の新設(Φ3.5mmモノラルジャック)
・対応する機器間の電源連動を可能とする新たなトリガー入出力端子の装備(Φ3.5mmモノラルジャック/デイジーチェーンも可能)
・CDプレーヤーの操作も可能なアルミ製高級リモコンRA-17A(1996年以降に発売された主なラックスマン製CD(SACD)プレーヤーに対応)
・従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新・電源ケーブルJPA-10000


◆ スペック

定格出力:100W+100W(8Ω)、150W+150W(4Ω)
入力、セパレート入出力:ライン4系統、フォノ1系統(MM/MC切替)、バランス・ライン1系統、セパレート入力1系統/出力1系統
スピーカー出力:A、B2系統(AB同時出力可能)
音量調節:LECUA
増幅回路、出力構成:LIFES 1.0、バイポーラ・パラレルプッシュプル
入力感度/入力インピーダンス:PHONO:(MM)2.5mV/47kΩ、(MC)0.3mV/100Ω、LINE:180mV/47kΩ、BAL LINE:180mV/55kΩ
全高調波歪率:0.009%以下(1kHz/8Ω)、0.09%以下(20Hz〜20kHz/8Ω)
S/N比、周波数特性:LINE:104dB以上、20Hz〜100kHz(+0、-3.0dB)

付属装置:
[フロントパネル部] 電源スイッチ、入力セレクター、音量ボリューム、ヘッドフォンジャック(Φ6.3/Φ4.4mm)、スピーカーセレクター(OFF/A/B/A+B)、トーンコントロール(BASS/TREBLE)、LRバランス、LRメーター、音量レベルLED、セパレート、カートリッジ(MM/MC)、ラインストレート、リモコン受光部
[リモコンでのみ操作可] ラウドネス、ミュート、メーター表示
[リアパネル部] 入出力端子、グラウンド端子、バランス位相切替、トリガー端子、コントロール端子、ACインレット
消費電力:270W(電気用品安全法)、85W(無入力時)、0.5W(スタンバイ時)

最大外形寸法:440(W)×178(H)×454(前面ノブ20、背面端子27含む)(D)mm
質量:22.5kg(本体)
付属品:リモコン(RA-17A)、電源ケーブル(JPA-10000i:極性マーク付)


◆ 担当者より

遂に「L-505」がラックスのZ世代の最新回路を搭載して新発売されました!!
「L-509Z」「L507Z」と上位モデルから順番にZ世代にバージョンアップされてきて、今回、待ちかねた「L-505Z」の登場です!!

L-505シリーズは「L-505S(1996年)」「L-505S2(1999年)」「L-505F(2001年)」「L-505U(2007年)」「L-505UX(2011年)」「L-505UX2(2017年)」と伝承されて「L-505Z」で7世代目となります! 実に27年続く超ロングセラーシリーズとなりました。※L-505V(1975年)は別物なので除外しています。

ニューモデルになる度に上位モデルのノウハウが注ぎ込まれており、高い完成度と、高いコストパフォーマンスを誇ります!!
まさに正統派の本格的なプリメインアンプとしてお勧め致します。





今回ご紹介した「L-505Z」はこちら