[ 2024年 2月 27日付 ]
置くだけでルームチューニング!? コンパクトだけどその効果が凄い!!『 RHR-21 』
皆さま、こんにちわ!
ハイエンド担当の"とうふ"です。
今回ご紹介するのは、斬新なアイディアで効果的なオーディオアクセサリーを多数世に放つ、アコースティックリバイブから登場のルームチューニングアクセサリー『 RHR-21 』です。
◆ 見た目
外箱はアコースティックリバイブの定番ともいえる朱色の箱に納められています。見た目・サイズからは、驚きの重さです。
直径51mm、高さ164mmの柱状の形状で、スリムタイプのペットボトルの注ぎ口を切り取ったようなサイズです。
素材は金属製で、底部は異なる金属素材のようです。重量は約876gと、かなりずっしりしています。
特徴的な上部ですが、中心に大きな穴があり、その周囲に小さな穴が12個、さらにそれを囲むように中くらいの穴が12個、合計25個の穴が開けられています。
よく見ると穴の深さが微妙に異なっています。※全て深さが異なるそうです。
素材・形状などから、メーカーが言う『 小型でありながら大型ルームチューニングを超える定在波解消効果 』を発揮するのでしょうね。
底面にネジで封印されていることから単なる固定ではなく、内部に秘密が封入されているのでしょうか…。
◆ 見た目
メーカーページに記載の通り※一番浅い穴をリスナーに向けて設置してください。
1本使用の場合と2本同時使用の場合の設置例がメーカーでも紹介されております。今回お借りできた1本の使用で試してみました。
まずは、左右のスピーカーの間に設置。ノイズ感が明らかに減り、音の立ち上がりから収束までが非常に滑らかになりました。
マイケル・ジャクソンのデンジャラスより「JAM」を再生。冒頭のガラスが割れる音がよりリアルに、粒立ちが良くなっています。静と動の分離が非常に滑らかになったことでスケール感も広がり、音のアタック感が向上しているのがハッキリと分かります。
私も自前で色々と調音を行っていましたが、置くだけでこの効果が出たことに、それまでの苦労はなんだったのかと思えなくもありません。
なお、私の設置環境ではスピーカーの左右で壁との距離が異なるなど左右差があるため、スピーカー間の中心ではなく若干ずらしてみました。私のように左右差がある場合や、2本使用の場合は試聴を繰り返し、最適なポイントに追い込んで行き、ベストポジションを探っていただくとより効果的と思われます。
既に対策を多数施している方は設置個所を微調整することでさらにルームチューニングを追い込むことが可能でしょう。また、あまり物を置きたくない・置けない(チューニングパネルなんてもってのほか!)という方には、このサイズでこの大きな効果は福音ともいえるでしょう。
「置くだけで効果を発揮」のように使い方は簡単ですが、アコースティックリバイブの驚異の技術が込められた『 RHR-21 』。ぜひ、ご検討くださいませ。