【おすすめ】カーナビの比較&選び方!人気のメーカーもご紹介
2024.2.9[更新]
カーナビ(カーナビゲーションシステム)は、多くのメーカーから多種多様な製品が登場しています。しかし、機能面などの違いがわかりにくく、どのモデルを選択したらいいか迷う方も多いでしょう。ここでは、Joshin web カー用品担当者が、プロの視点でチョイスしたおすすめモデルをご紹介します。カーナビ選びのポイントや人気のメーカーについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Joshin web カー用品担当者「モッツァレラ」が、カーナビのポイントやおすすめモデルを紹介いたします!
カーナビとは?
カーナビは、今や車になくてはならない装備品です。初めて行く場所に向かう際には、まず住所や目的地周辺のランドマークを設定するのが、多くのドライバーのプロセスではないでしょうか。 1980年代に登場した当時のカーナビは、地図を印刷したセルロイドをディスプレイの前に差し込む方式で、差し込こんだ地図も、途中で交換する必要がありました。
その後、地図データをデジタル化してCDに収め、現在位置をディスプレイに表示する「デジタル地図」へと進化したのです。ですが、この時点でもまだGPSが登場していないため、地磁気センサーや車速信号で現在位置を割り出しており、頻繁に位置のずれが発生していました。現在のようなGPS方式と連動するカーナビが登場したのは、1990年代に入ってからのこと。今では、カーナビの普及率は約8割ともいわれており、カーオーナーのほとんどが愛車にカーナビを装着しているのではないでしょうか。
純正品と後付け、それぞれのメリット・デメリット
カーナビを搭載する際に迷うのが、自動車メーカーがオプションとして用意している純正品が良いのか、それとも自分で選んだカーナビを後付けしたほうが良いのかという点です。自動車メーカーの純正品は、機能やインテリア性など、車との相性を考慮しているため安心感が高く、保証期間も2〜3年と長いというメリットがあります。ですが、価格が高めで選択肢が少ないのが難点。カーナビを後付けすれば好きなモデルを自由に選べますが、純正のカーナビよりも保証期間が短くなるのが難点といえるでしょう。どちらもメリットとデメリットがありますから、「何を重視するのか」によって決めるといいでしょう。
選択肢が格段に多いというのも、後付けカーナビのメリットといえるでしょう。ニーズや好みに合ったモデルを選べるというのは、純正カーナビとの比較時、大きなアドバンテージといえるかもしれません!
カーナビとスマートフォンのカーナビアプリとの違い
スマートフォンにもカーナビアプリがあるため、「カーナビは必要ないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。ですが、カーナビとスマートフォンのカーナビアプリは、それぞれメリットが異なります。
カーナビのメリット
カーナビはGPS アンテナ以外に、ジャイロセンサー(角速度センサー)や車の速度に応じた車速信号(車速パルス)といったセンサーを搭載しています。そのため、GPS 衛星の電波が受信できないトンネルの中などでも、地図上での自車の走行位置がずれにくいのがメリット。また、交差点や高速の分岐などの案内がわかりやすく、道を間違えにくいといえるでしょう。
スマートフォンのカーナビアプリのメリット
スマートフォンのカーナビアプリは、無料または低価格で利用できるのが魅力です。また、常に地図情報が最新に保たれるため、オープンして数ヵ月しか経っていない施設なども、検索で見つけやすいのがメリット。まずは、カーナビがどのようなものか試してみたいという方にもいいでしょう。
カーナビを選ぶ際のポイントとは?
カーナビには、オーディオやテレビ、スマートフォン、ドライブレコーダーなどと連携できるほか、機能が多彩です。また、設置形式もさまざまで、インパネ(インストルメントパネル)に組み込むビルトインタイプや、持ち運びができるポータブルナビタイプなど、各メーカーから多くの製品が登場しています。ここでは、多くのモデルの中から、カーライフに合ったモデルをどのように選べばいいのかという、カーナビ選びのポイントについてご紹介します。
ディスプレイの設置形式:サイズや使い方に合わせて選ぶ
カーナビは、ディスプレイの設置形式によって「ビルトイン」「インダッシュ」「ポータブルナビ」の3種類に分けられます。それぞれ使い勝手や設置できるサイズなどが異なり、メリットもデメリットもあります。製品の画面サイズや使い方に合わせて選ぶといいでしょう。
AV一体型(AVN)タイプ インダッシュタイプ
ダッシュボードの中に埋め込むタイプのカーナビで、現在の主流となっている規格です。2DINサイズやワイド2DINサイズ、8〜9インチモニター搭載の大画面モニターなど、様々なモデルが登場しています。「DIN」とはドイツの工業規格を示す言葉で、1DINといえば高さ約5cm×幅約18cm。2DINは同じく10cm×18cmのスペースを表します。車のコンソール部分は、ほとんどがこのDINサイズに合わせて作られているため、カーナビに限らず、カーステレオはもちろん、DVDやブルーレイプレイヤー、テレビチューナーといったAV機能も搭載できます。ディスプレイも含めてコンソールに収めることができるため、見た目にもすっきりします。また、搭載する機器の本体部分の容積を大きくできるため、ほかの設置形式のモデルよりも多機能・高機能で、精度が高い傾向があります。
AV一体型 フローティングタイプ
2DIN規格のスペースに本体を組み込み、その前面に立てるようにしてディスプレイを取り付けるフローティング構造で、大画面化したタイプです。インダッシュタイプでは搭載するモニターサイズに限界がありますが、こちらのモデルは8〜10インチの大画面モニターを取り付けることができます。ディスプレイの大きさに自由度がある上、上下にスライドさせたり、角度をつけたりできるモデルもありますが、あまり大きなディスプレイにすると、圧迫感を感じることがあります。ダッシュボード内にディスプレイを収納できるものもありますが、最近ではほとんどラインナップされていません。
ダッシュボードの上に設置する「ポータブルナビ」
ポータブルナビは、タブレット状の本体を、ダッシュボードに固定したホルダーに取り付けて使うタイプです。取り外しが簡単で携帯性に優れているので、複数の車で共用できます。ドライバーの視界をさえぎって邪魔にならないように、ディスプレイは5インチ前後のサイズが主流ですが、目線とほぼ同じ高さで見やすい場所に設置できます。ビルトインやインダッシュと比較すると精度が劣りますが、実用性は十分。機能を絞ったシンプルなモデルが多く、価格も手頃なのが特長です。
ディスプレイサイズ:設置形式で最大サイズが決まる
ディスプレイはサイズが大きいほうが見やすいため、大型化の傾向が進んでいました。しかし、スペースの関係で、どこまでも大きくできるわけではありません。これには、カーナビの設置形式が大きく関係しています。
インダッシュタイプの場合
最大寸法が2DINサイズですから、それ以上の大型化はできません。操作ボタンやスイッチ類を小型化したり、タッチパネルを使ったりするなどの方法で画面の大型化が進められてきましたが、現在では7インチが主流です。
フローティングタイプの場合
ディスプレイを2DINサイズに収める必要がないため、ディスプレイサイズが10インチ以上というものもあります。動画コンテンツを楽しむのにも適していますが、あまり大きくなると、エアコンなどの機器類の操作がしにくくなる弊害も起きるので、注意が必要です。
ポータブルナビの場合
ポータブルナビタイプは、カーナビ本体がダッシュボードの上に設置されているため、5インチ程度の小さめサイズが主流。これは、視界を妨げないようにするためです。特に、車内空間の限られる軽自動車やコンパクトカーに適しています。
記録媒体:多くのモデルはSDカード仕様
記録媒体には地図データをはじめ、カーナビが使用する各種データが納められています。過去にはCD-Rが一般的でしたが、搭載データ量が増えていくにつれて、ハードディスク(HDD)、SDカード、SSDと、新たな媒体が使われるようになっています。
HDD
HDDとは、パソコンにも使われているハードディスクドライブのことです。HDDタイプであれば音楽や動画も取り込めるので、カーナビとしてはもちろん、カーオーディオとしても使い勝手が良くなります。ただし、HDDタイプは機械的な駆動部分があるため、ほかの媒体に比べて故障のリスクが大きいというデメリットがあります。
SDカード
SDカードは、現在のところカーナビで主力となっている記録媒体です。大容量のカードなら、地図データに加えて音楽データなどもたっぷり保存できます。また、HDDのように機械的な駆動部分がないため揺れや衝撃に強いなど、メリットの多い媒体です。
SSD
SSDはHDDの代わりに使うものです。SDカードと同じく衝撃に強い上、読み書きのスピードが速いのが特長。ただし、SSDはHDDよりも高価ですので、ハイクラスモデルにしか使われないことが多く、コストパフォーマンスという点ではSDカードに一歩譲ります。
VICS WIDEへの対応:より多くの情報をキャッチできる
VICS(道路交通情報通信システム)は、渋滞や規制などの交通情報を、FM多重放送や沿道の発信設備を使って、リアルタイムにカーナビへ送信するシステムです。走行中に表示される渋滞情報だけでなく、車線規制、事故などの情報がカーナビに表示されるのは、このVICSのおかげです。VICS WIDEはVICSのサービスを拡張したもので、走行履歴などをもとに、より多くの情報を提供します。渋滞・規制情報を踏まえて別ルートを検索したり、視界低下につながる大雨情報を表示したりもできます。
その他の機能:必要な機能を見極めることが大切
カーナビには多種多様な機能が盛り込まれています。Bluetooth接続や各種オーディオ機能のほか、テレビチューナーやドライブレコーダーとの連携機能など、いずれもカーナビをより便利にしてくれるものばかりです。ですが、多機能・高機能になれば、それだけ価格も高くなります。必要な機能を見極めて、その上で比較検討してください。
Bluetooth
カーナビがBluetooth対応であれば、スマートフォンや音楽プレイヤーと接続し、手持ちの音楽を手軽にカーオーディオで再生することも可能です。また、カーナビの画面上でスマートフォンの発着信をして、ハンズフリーで通話できるモデルもあります。ただし、ハンズフリー通話そのものは違反ではありませんが、走行中にスマートフォンを操作することやカーナビ画面を注視することは、危険行為として道交法で禁じられています。また、ハンズフリー通話自体を、条例で禁止している都道府県もあります。違反にならないとしても、注意散漫を招く行為は慎むべきでしょう。
オーディオ機能
元々、2DINのスペースにはカーオーディオをつけるケースが多かったため、カーナビが2DINのスペースを消費してしまう代わりに、オーディオ機能を搭載したモデルが多くあります。例えば、CDドライブがなくても、音楽データはSDカードで読み込めばOKですし、USBやBluetoothを使ってスマートフォンやタブレットから読み込むこともできます。さらに、「Android Auto」や「Apple CarPlay」が使えれば、カーナビ機能だけでなく、オーディオ機能もスマートフォンから簡単に操作可能です。また、DVDドライブ内蔵のカーナビであれば、手持ちの映像コンテンツを車内で楽しむこともできます。お子様連れでの長距離ドライブには、便利な機能です。
フルセグ/ワンセグ対応
車内でもテレビ放送を見たいという場合は、フルセグあるいはワンセグ対応のカーナビが必要です。いずれも地上波デジタル放送の電波をキャッチできます。画質の点ではフルセグが優位ですが、本体価格は高めです。ワンセグは画質の点では少々劣りますが、弱い電波でもキャッチできるため、山間部やトンネルの中などで強みを発揮します。また、フルセグ/ワンセグを自動切り替えできるタイプであれば、強い電波をキャッチできる場所ではフルセグ、電波が弱い場所ではワンセグへと自動的に切り替えてくれるので便利です。
ドライブレコーダー連携
急速に普及が進むドライブレコーダーと連携できるカーナビも、数多く登場しています。ドラレコで撮影した映像をカーナビの大画面で再生したり、ドライブレコーダーの各種設定をカーナビで行うことができたりするので、とても便利です。また、カーナビが取得した正確な位置情報を、ドライブレコーダーで撮影した映像データと併せて、記録できるモデルもあります。
マップ更新
マップの更新は、カーナビにとって重要なポイントです。郊外であれば宅地造成やバイパス道路の新設などがありますし、都市部でも大規模開発や住居表示の変更など、大小さまざまな変化が数年のあいだに進んでいます。こうした変化に対応するため、定期的なマップ更新は欠かせません。マップの更新は、新しい地図データが入った媒体を購入して古いものと差し換える方法が一般的です。また、中には通信機能を持ち、自動更新できるカーナビもあります。更新の頻度と費用はメーカーによって異なりますので、「マップは毎年でも更新したい」という方は、更新コストの負担が少ないモデルを選ぶといいかもしれません。
現在のカーナビには多くの機能が搭載されていますが、すべてが必要なわけではありません。ご自身にとって必要な機能、あれば便利な機能、なくてもいい機能を見極めて、機種を絞り込んでいきましょう!
メーカー別・カーナビの特長
カーナビは多くのメーカーから登場していますが、メーカーごとに個性や強みがあり、それが製品にも反映されています。ですから、製品選びの際には、各メーカーの特長について知っておくといいかもしれません。ここでは、カーナビの国内メーカー2社についてご紹介します。
パイオニア:まさに開拓者であり業界のトップメーカー
パイオニアは、スピーカーメーカーとして1938年の創業以来、オーディオやカーオーディオの分野で「カロッツェリア」ブランドを立ち上げ、業界をリードしてきました。また、GPSカーナビシステムを世界で初めて発売して以来、この分野でも長年にわたりトップクラスの知名度と実績を誇っています。現在は、使いやすさとコストを重視したスタンダードシリーズ「楽ナビ」と、高機能・多機能のハイクラスモデル「サイバーナビ」の2シリーズで、業界をリードしています。
ケンウッド:音響メーカーならではのクオリティが光る
家庭用オーディオ機器メーカーとして高い知名度を持つケンウッド。現在は、日本ビクターとの統合で生まれたJVCのブランドのひとつとして、オーディオ機器や無線通信機器の開発・製造を手掛けています。カーナビではタッチパネルを採用した「彩速ナビ」シリーズで知られ、操作性やレスポンスの良さが好評です。元々、音響機器メーカーであるだけに、高画質・高音質な点でも大きな支持を集めています。
Joshin web カー用品担当者が厳選!おすすめカーナビ
ではここで、プロの目線で厳選したおすすめのカーナビをご紹介しましょう。いずれもJoshin web カー用品担当者によるセレクトですので、カーライフにマッチするモデルがきっと見つかるはずです。
担当者おすすめのカーナビ
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カーナビの取り付けはどうする?
カーナビも製品によっては、簡単に取り付け・取り外しができるものがあります。近年では動画サイトで作業手順が紹介されていますので、ご自身で取り付ける際には、そうした動画を参考にトライするのがおすすめです。とはいえ、カーナビの取り付けはなかなか複雑ですし、各種工具も必要。また、配線をひとつ間違えても、機能しなくなってしまいます。
そうした手間やリスクを考えれば、整備工場などに依頼するのが無難です。取付工賃がいくらかかるのかを調べておき、カーナビ全体の購入予算として想定しておきましょう。
最適なカーナビを選んで、カーライフをより快適に
単なる道案内だけでなく、さまざまな機能を備えたカーナビは、初めての道でもスムーズにドライブできる頼もしいアイテムです。ご自身の使い方や欲しい機能だけでなく、愛車に取り付けたときのことも考えて最適なモデルを選び、快適なカーライフをお楽しみください。