2022.04.18
Joshin 試用レポート
今注目のモビリティ!公道走行可能な電動キックボード
「MF-EKRA01S-BK」に乗ってみた
フーグイノベーションズジャパン 電動キックボード MF-EKRA01S-BK / MF-ES003-BK
すでに海外では日常的な移動手段として浸透してきている電動キックボード!
近年は日本でも、普及への動きが活発化しています。
今回はフーグイノベーションズジャパンの、公道走行可能な電動キックボード「MF-EKRA01S-BK」(以下:EKRA01S)を中心に、非公道対応タイプのMF-ES003-BK(以下:ES003)と合わせて乗ってみます。
※ 今回は職場の敷地内で走行してみました
ライター:とらきち
フーグイノベーションズジャパン 電動キックボード MF-EKRA01S-BK
箱から出したら簡単な組み立てから
とりあえずどんなものなのかと事務所の地下室で走ってみました。
興味津々で10人弱のスタッフが地下室に集まり、それぞれ初試乗をしたのですが、ほとんどの人はすぐに乗れてしまうほど「走る・止まる」はカンタンにできます。
ほとんど組みあがった状態で届きますが、EKRA01S・ES003共にハンドル部分の組み立てが必要ですので、付属の道具と説明書を見ながら取り付けを行ってください。
ES003はハンドルを取り付けるのみで、EKRA01Sはブレーキレバーやミラーも一緒に取り付けます。
ハンドルには左右があるので取り付け時には注意しましょう。
EKRA01Sは、右ハンドルの根本あたりにアクセルレバーがあり、右ハンドルの外側のレバーで前輪、左ハンドルの外側のレバーで後輪のブレーキ操作となります。
原動機付自転車とは操作感が違いますので、はじめのうちはスピードを出さずに練習するのがいいでしょう。
アクセルがレバーなことに戸惑いましたが、ブレーキの効きも良いですし、コツさえつかめばすぐに慣れると思います。
慣れてしまえばかなり楽しいです。
ただし油断すると事故につながるので気を付けましょう。
メーターは、速度とバッテリー残量の表示で見やすく、電源ボタンの長押しで電源のオン・オフができてシンプルです。
ヘッドライトはサイズの割に明るく、夜にも目立つと思います。
各部(充電)
充電端子はハンドルポスト根元のわかりやすい場所にあります。
付属の充電アダプタと家庭用コンセントをつないで充電し、約4時間の充電で最大走行距離約30kmという仕様です。
充電中はインジケーターが赤く点灯し、完了すると緑色の点灯に変わります。
サイドスタンドは小さめで、慣れれば大丈夫ですが、最初は扱いにくいと感じました。
足を置くウッドデッキは、思ったより幅があり安心感があります。
後ろにはナンバープレートホルダー、番号灯+尾灯、反射板があり、ウインカーやストップランプは装備されていません。(装着が義務付けられていないため)
MF-EKRA01S-BKの折りたたみ方
折りたたむ時は、まずロックレバーを解除してハンドルポストを倒していき、ハンドル付近のフックを後輪側で固定します。
ロックレバーはしっかり固めに出来ています。
本体質量が約15.5kgなので、少し重たく感じますが、ハンドルポストが持ち手代わりになるので、持ち運びはしやすいと感じました。
ただし、長距離の手持ち運搬は体力がないと厳しいと思います。
ES003との違い(比較画像のサイズ感は目安)
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全体像を見比べてみると、ES003はかなり小ぶりに出来ています。
タイヤサイズを見るとだいぶ違いますね。
ハンドル位置もやや低めにできていて、慣れないうちは少し前かがみになりました。
スペックの違い
公道対応タイプ EKRA01S | 非公道対応タイプ ES003 | |
---|---|---|
本体サイズ(組み立て時) | 1130×580×1430mm | 1090×400×950mm |
本体サイズ(折り畳み時) | 1200×580×500mm | 1090×400×330mm |
質量 | 約15.5kg | 約9.5kg |
タイヤサイズ | 8.5インチ | 6.0インチ |
最高速度 | 約19km/h | 約20km/h |
最大走行距離 | 約30km | 約9km |
充電時間 | 約4時間 | 約4時間 |
充電電圧 | 42V | 29.4V |
充電電流 | 1.5A | 1.5A |
耐荷重量 | 約90kg | 約90kg |
対応身長 | 約155~200cm | 約150~200cm |
推奨年齢 |
12歳以上、65歳以下※ ※公道以外の場所を走行する場合のメーカー推奨年齢です。 |
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ES003のハンドル部分は、外側のブレーキレバーがなく、ミラーもありません。
(ES003のブレーキに関しては後述します)
メーター表示は、EKRA01Sと比べ、速度とバッテリー残量以外に、3段階の速度モード表示があります。 (画像はモード3の状態)メーター表示 最高速度 ー (モード1) 約6Km/h ーー (モード2) 約13Km/h ーーー(モード3) 約20Km/h
ES003のデッキはEKRA01Sと比べてスリムなので、足の踏み外しには気を付けましょう。
ライトは両方とも明るく、ES003はステムにライトが内蔵されており、でっぱりがありません。
EKRA01Sの充電端子はハンドルポストの根元にあり、ES003はデッキの横に付いています。
スタンドはES003も小さく、こちらも扱いには慣れが必要だと感じました。
後ろ側の見た目は、ナンバープレートが付けられるようになっているかどうかが1番の違いです。
折りたためる位置が違うので、見た目の印象も変わります。
ES003にはリアフットブレーキがあります(後輪ブレーキ)
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ES003にはリアフットブレーキがあり、左ハンドル根本の前輪ブレーキレバーと合わせて使います。
リアフットブレーキの扱いには少し戸惑いましたが、繰り返し乗っていると数分で慣れました。
MF-ES003-BKの折りたたみ方
折りたたむ時は、ロックレバーを押し込み、最後まで折りたたむことでロックレバーが上がり、ロックされるので、これで折りたたみの完成です。
わずか3秒で折りたたみが可能。
折りたたむと、EKRA01Sとは重心が変わりますので、持ち運ぶ時は前輪の方が下になります。
乗ってみた
動画:表情は映りませんが、2人ともかなり楽しんでます。
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基本動作として、アクセルを押す前に、足で蹴って少し助走をつける必要があります。
(ES003には助走不要のモードもあります)
押して歩く時は、誤作動防止のため、電源を切りましょう。動画前半は筆者がEKRA01Sに乗っています。
動画後半はEKRA01SとES003の2台で走行してみました。
ワイシャツのスタッフがEKRA01Sで、筆者がES003です。
ES003の速度モードは3にしています。
公道の走行にはナンバーの取得、自賠責保険への加入が必要です
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・公道を走行するにはナンバーの取得、自賠責保険への加入が必要です。
・ナンバーを取得した本商品は50ccの原動機付自転車と同じ扱いになります。
・公道での走行は道路交通法上、原動機付自転車と同じ扱いになります。
・事故に備えて自賠責保険に加えて任意保険にも加入してください。
・走行時には自賠責保険証書や標識交付証明書と合わせて携帯してください。(注意事項を抜粋しましたが、必ず詳細を取扱説明書にてご確認ください)
電動キックボードをお求めのお客様へ
まとめ
乗ってみた感想は「走るのが楽しい!」でした。
新感覚の走行体験で、気分はかなり上がります。
使い方としては限定的になるかもしれませんが、新しい乗り物として、これから発展していくと思います。
人通りや交通量が少ない道を使っての近所の移動や、車に積んで出かけた先での散策。
旅先での写真撮影のお供としてもいいでしょう。
気分転換に、楽しく乗ることだけを目的に連れ出すのもいいかもしれません。
歩くより速く、原動機付自転車よりエコで小回りがききます。
電動キックボードに関しては、今後法整備がされる模様なので、これから注目していきたいと思います。
※この試用レポートは作成時(2022年2月)の情報を基に作成しております。
2022.04.18 (とらきち)