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ステレオフォニックスのフロントマン=Kelly Jones(ケリー・ジョーンズ)17年振りのソロ・アルバム『Inevitable Incredible』
2007年の1stソロ・アルバム『オンリー・ザ・ネイム・ハヴ・ビーン・チェンジド』以来となるスタジオ・アルバムを完成させた。
デビュー以来ほぼ全ての曲をギター主体で曲作りをしてきたケリーだが、
本作ではキャリア初のピアノとストリングス主体の
厳かさで澄み切ったアンビエンスに包まれる弾き語りバラード・アルバムとなっている。
全8曲からなる本作は、リスナーを夢中にさせる旅へといざない、
現在の栄光に甘んじることのないひとりのアーティストの内面に迫っている。
中でも特に美しく、感情に訴えかけるのがタイトル・トラックで本作からの1stシングルとなっている「Inevitable Incredible」だ。
すぐにそれとわかるケリーの肩の力を抜いた優しい歌声は、
ステレオフォニックスでお馴染みの力強いロック・アンセムによって影が薄れてしまうこともある
彼のヴォーカルの幅広さや深みを際立たせている。
映画のようにワイドスクリーン状に広がる静謐なサウンドスケープは、
ケリーにとって新しく大胆な試みとなったのは言うまでもない。
ソングライターとして数々の名曲を生み出してきた彼が、自身を安心領域から押し出し、
傷つきやすい自分をありのままに表現した曲と言えるだろう。
先日公開されたこの曲のミュージック・ビデオもケリー自身が監督を務めており、
音楽が自身に語りかけてくるイメージを忠実に描写した美しい仕上がりとなっている。