2023.08.24
Joshin 試用レポート
軽量なのにシャープ史上最大風量!?シャープ「プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901」
シャープ プラズマクラスタードレープフロードライヤー IB-WX901
シャープよりドライヤーのフラッグシップモデル「プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901」が登場!
ノズルのでっぱりはほんどなく、本当にドライヤーなの?と言いたくなる見た目です。
4つの吹出口からでるスピーディーな風は、髪を押し分けながら根本からしっかりと乾かします。
スタッフ3名に試していただきました! ライター:くれあ
シャープ プラズマクラスタードレープフロードライヤー 『IB-WX901』
シャープは新ブランド「Plasmacluster Beauty」(プラズマクラスタービューティー)を立ち上げ、フラッグシップモデルとして「プラズマクラスター ドレープフロードライヤー IB-WX901」が登場しました。
ノズルのでっぱりはほとんどなく、ひと回り大きいハンディファンのような見た目です。
ノズルの長さは従来モデル(IB-WX3)より約1/2短くなり、重量は約90g※も軽減。
乾かす時間が長くても腕が疲れにくく、さらに取り回しやすくなりました!
※コードなし本体質量での比較 IB-WX3 (2022年):約485g、IB-WX901 (2023年):約395g
シャープと言えば「プラズマクラスター」が有名で、空気清浄機をイメージする方も多いと思いますが、実は髪にもイイんです。
プラズマクラスター技術によって生成されるプラスイオンとマイナスイオンがドライヤーの風にのって髪に届くことで、髪の表面をうるおいでコーティングしてくれます。
枝毛切れ毛レス・ヘアカラー長持ち・UVケアなどにも期待されます。
カラーはミッドナイトブラックとルミナスホワイトの2色展開。
ミッドナイトブラックは、黒とネイビーを混ぜたようなカラーで落ち着いた印象。
ルミナスホワイトはブラックが良いアクセントカラーになっていて高級感があります。
付属品 | ユニット清掃ブラシ、ストラップ、取扱説明書 |
---|---|
サイズ(約) | 幅8.0×奥行6.3×高さ25.0cm |
質量(約) | 515g |
電源コード長さ(約) | 1.7m |
ノズルが短いので重心はヘッドではなく手元にあり、安定していて手首に負担がかかりにくくなっています。
折りたたんで収納はできませんが、十分コンパクトな製品です。
付属のストラップを取り付けると、吊り下げて収納ができますよ。
4点送風で濡れた髪を素早く乾かします
従来モデルまでは左右2ヶ所に吹出口がありましたが、IB-WX901では吹出口が4ヶ所に増え「ドレープフロー X4」に進化。
吹出口から出る4つの風が髪をドレープ(ひだ)状に押し分けてすばやく乾かします。
パワフルな風を生み出す高速小型モーターを搭載し、風量も従来モデル(IB-WX3)よりアップしたことで、ドライ時間が短縮!
実際に髪に送風してみると、髪にドレープができているのが分かります。(中央の画像)
美容師さんがドライヤー2台持ちで実施しているサロンテクニックがこれ1台でできる!
一般的なドライヤーは風が広く面で当たりますが、IB-WX901は4つの細く強い風がドレープを作ることにより、髪に立体的に風が当たります。
髪をかき分けながら風が当たるので、根本からしっかりと乾かせますよ。
従来モデルでは、吹出口が左右2ヶ所でしたので本体を垂直に立てた状態でないとドレープが作れませんでしたが、IB-WX901では上下左右の4ヶ所に吹出口が増えたことで、本体を横にした状態でもドレープが作れるようになりました。
ドライヤーの向きを考えなくて良くなったので、扱いやすさも向上!
操作方法とモードの確認
電源をオンにすると「HOTモード/TURBO(風量大)」で運転が開始し、風量とモードはボタンを押す度に切り替えられます。
筆者が普段使用しているドライヤーよりも高音の「シュウィイーン」という音と共に、強い風がブワッとくるので、警戒心ゼロの筆者は少し驚きました。
IB-WX901の温度帯は約95℃(HOTモード/TURBO)※と、やや低めに設定されています。
熱くなりすぎないので、夏場のドライヤーがニガテな方も快適に使っていただけそうです。
※ 周囲温度30℃ HOT/DRY運転時は約95℃です
動作中に風量ボタンを長押しすると、SET(風量小)よりもさらに風量を抑えた「GENTLE」モードに切り替わります。
風の温度を低めに設定、ドライヤーに髪が近づきすぎると冷風モードに切り替わるので、大きな音や強い風に敏感なお子様も安心してお使いいただけます。
他にも「プラズマクラスタービューティアプリ」との連携で【温度帯】×【時間】の組み合わせで自分好みの風を作れたり、モードの順番を変更できたりします。
モード | |
---|---|
HOT(ホット) | 高温の風を発生させます |
SENSING(センシング) | 髪をいたわる運転を自動でおこないます (頭部との距離を測定し、温風温度を自動でコントロールします) |
BEAUTY(ビューティ) | 温風と冷風を自動で切り替えます |
SCALP(スカルプ) | 約50℃のやさしい風を発生させます |
APP(アプリモード) | 吹出し温度、温度を切り替えるタイミング等お好みでカスタマイズできます |
風量 | TURBO(風量大)、DRY(風量中)、SET(風量小) |
送風面LED | |
---|---|
HOT/BEAUTY/SCALP/APP | 【赤】高温風、【黄】中温風、【緑】低温風、【青】冷風(室温) |
SENSING | 【近】← 青・水・緑・黄・赤・白・紫 →【遠】 |
近づけても髪表面の温度を55℃以下キープする「SENSING」モード
-
従来モデルから搭載されている「SENSING」モードももちろん搭載。
距離センサーで髪に届く温度を予測しながら、ドライヤーを当てる距離が変化しても髪表面の温度が55℃以下になるようキープして、熱ダメージを抑えます。
風量は従来モデル(IB-WX3)よりもアップしているため「SENSING」モードでもより強い風でヘアドライできます。「SENSING」モードではLEDの色でセンシング状況(髪との距離)を表示しています。
髪の毛を手に置き換えて検証してみましたが、手の距離に合わせてLEDライトの色が変わっていくのを確認できました(画像参照)。
スタッフに使用して頂きました
-
スタッフ:くれあ
髪質:柔かい・少しくせ毛 毛量:少ない夏のドライヤーが快適!
筆者はロングヘアなので乾かすのに時間がかかり、夏場は「アツい!アツい!」と扇風機を運転させながら乾かしています。
IB-WX901は「HOT」でもあつくなりすぎない温風で、顔が火照ったり、洗面所に熱がこもったりせず、とても快適でした!
4点からの風が、髪の毛をかき分けながら地肌に届くので、乾きにくい根本からしっかりと乾かすことができました。
ですが、温度帯が低いのか毛先はなかなか乾きにくく、ドライヤー時間はいつもと同じく15分ほどかかりました。
広がりやすい髪の毛もまとまった仕上がりになり、指通りも良かったです。運転音は「キュイイーン」と高い音がするので、扉は閉めて乾かしていました。
はじめて使用するときは少し驚くかもしれません。
-
スタッフ:ぴよこ
髪質:かたい・くせ毛 毛量:多い地肌がしっかり乾き、爽快感がありました
見た瞬間ヘッドが小さくて、私のこの毛量を乾かす風量はちゃんと出るのか?と疑心暗鬼でしたが、電源を入れると直風の強い風が。
風は扇状に広がるというより、まっすぐな、円柱のように風が伸びる印象です。 HOTでも温度帯がかなり優しく、遠すぎると風の温度が低くなるので、普段のドライヤーよりも倍近い距離で乾かしていました。途中で振らなくても髪が温まりすぎる事もないぞと気づいて、まっすぐ持ったまま使っていました。
風の広がりが少なく、温度帯も低いので、全体を乾かすにはいつものドライヤーより時間はかかった印象です。
風が強いので、地肌がしっかり乾き、爽快感がありました。
夏場で洗面所を閉めてドライヤーをしたとは思えないほど室温は上がっておらず、快適でした。
-
スタッフ:もあ
髪質:柔かい・少しくせ毛 毛量:普通指通りが良く、サラサラに!
本体を見たとき、あまりのコンパクトさに「ハンディファンみたいだ」と思いましたが、想像以上に強い風で根元から一気に乾かしてくれます。
暑い時期のドライヤーは汗をかくこともあり、せっかくお風呂に入ったのに・・・とテンションが下がったりしますが、IB-WX901の風は「HOT」でも暑くなりすぎず、とても快適でした。
風で髪がかき分けられて地肌と根本から乾いていくため、一般的なドライヤーよりも速く乾く感覚になりますが、毛先まで完全に濡れていない状態になるには少し時間がかかったように思います。
ただ本体がとても軽いので腕が疲れることはありませんでした。仕上がりはしっとりよりも、ふわふわ・サラサラになる印象で、指ざわりも良い感じ!
強いて言うなら音が少し大きめだと思ったので、家族が寝ている時間帯は気になるかもしれません。
他のモデルもございます
従来モデルからデザイン変更された『IB-P801』
付属品 | セット用ノズル、ストラップ、取扱説明書 |
---|---|
サイズ(約) | 幅7.5×奥行15.2×高さ21.9cm |
質量(約) | 545g |
電源コード長さ(約) | 1.7m |
他にも、速乾性と小型化を兼ね備えた新デザインの「IB-P801」が登場。
ハンドルは本体の中心に配置するT字型で安定性があり、振りながら乾かしても手首に負担が感じにくい印象です。
ドレープフローは搭載していませんが、まっすぐで勢いのある風を送り出すシャープ独自の「速乾エアロフォルム」を採用。
たっぷりの速い風を髪に送るので熱さは感じにくく、根本からすばやく乾きます。
シンプルで使いやすい『IB-P601』
付属品 | ユニット清掃ブラシ、セット用ノズル、取扱説明書 |
---|---|
サイズ(約) | 幅8.4×奥行24.3×高さ20.9cm |
質量(約) | 535g |
電源コード長さ(約) | 1.7m |
「IB-P601」はIB-RP7の新モデルです。サイズと重量は同等で、カラーリングが変わっています。
もちろんプラズマクラスター搭載ですので折り畳みタイプに慣れている方におすすめ。
『IB-WX901』のようなBLDCモーターの高音が苦手な方にも安心してプラズマクラスタードライヤーをご利用頂けます。
メインスイッチをスライドするとモードが切り替わる馴染みのある操作で、カンタンに使えます。
本体は折りたためて、フックにひっかける部分もあるので、収納にも困らなさそうです。
まとめ
IB-WX901の洗練されたデザインは、女性だけでなく、男性スタッフにもウケがよかったです。
スリムな本体からは想像できないほどパワフルでスピーディーな風が出るので、根本からしっかりと乾かすことができます。
温度帯は低めの設定なので、洗面所がムシムシしたり、汗がじんわり出てきたりすることなく、とても快適!
ただ、温度帯が低い故「いつもとドライ時間は変わらなかった」という声もありました。
プラズマクラスターイオンによる美髪効果や、熱ダメージを抑える「SENSINGモード」など、髪をいたわってくれるドライヤーです。
毎日使うドライヤーで美髪を目指したいという方は、是非チェックしてみてくださいね。 2023.08.24 (くれあ)