2021.11.11
Joshin 試用レポート
全方位ラクラク!ダイソンのフローリング専用 omni-glide SV19OFの実力検証
![メイン画像](https://dist.joshinweb.jp/contents/report/kaden/sv19of/large/main.jpg)
![メイン画像](https://dist.joshinweb.jp/contents/report/kaden/sv19of/large/main_sp.jpg)
ダイソン サイクロン式スティッククリーナー 充電式 パワーブラシタイプ dyson omni-glide SV19OF
「パワフルな吸引力」が代名詞といっても過言ではないダイソンより、今回はフローリング専用『omni-glide SV19OF』をレポート。
omni-glideは摩擦と吸い付きが少ないフローリングの上なら“浮いているように”軽快に掃除ができるらしい。
見た目はちょっとスリムなダイソンって感じだけど、本当に浮いているような操作性なの?
動かして納得。ヘッドがふにゃふにゃと動いて全方向に駆動するから、手首をクルッと返せば家具の足まわりも吸い付くように掃除ができます! ライター:ぴよこ
ダイソン サイクロン式スティッククリーナー omni-glide SV19OF
付属品:収納用ブラケット、コンビネーション隙間ノズル、卓上ツール、ミニ モーターヘッド、専用充電ドック
サイズ(約):幅85×奥行495×高さ132mm
質量(約) :1.07kg(スティック時1.9kg)
ダイソンといえばハンドル部がトリガーガンのような形状のイメージですが、omni-glide omni-glideはスティックハンドルです。
トリガータイプのダイソンでは、ハンドルの上に大きなモーターが配置し、その分やや重さを感じたりするのですが、omni-glideはハンドルの先にモーターやゴミが収納されるクリアビンが配置し、今までのダイソンに比べると見た目が直線的でスッキリしており、重さも約1.9kgと、ダイソンシリーズでは最も軽量なモデルです。
高さも低く、低身長な筆者が持つと程よい角度で操作ができますが、男性の方だとやや短いと感じられるサイズです。
運転時間:
エコモード:非モーター駆動 20分/モーター駆動 18分
強モード:非モーター駆動 5分/モーター駆動 5分
操作ボタンはハンドルの奥側、モーターの手前部分に、電源と強弱切り替えボタンの2つが配置。
トリガーのように押し続ける必要はありません。
「MAX」とかかれた運転ボタンを押すと、エコモードから強モードに切り替わり、汚れた部分を集中的に掃除ができます。
本体が小さいだけあり、他のダイソンのクリーナーと比べると運転時間は短めになるのですが、omni-glideのバッテリーは着脱式になっています。
バッテリーの寿命が来ても、本体はそのままでバッテリーを交換すればまた使えますし、運転途中にバッテリーがなくなっても、予備バッテリーがあれば、掃除を再スタート!という事ができます(予備バッテリーは別売です)。
付属の専用充電ドック
充電器のケーブルの長さ:1.6m
充電時間:3.6時間
omni-glideは自立せず、壁に立てかけてもズリズリと滑り落ちやすいので、付属の専用充電ドックにかけて収納しましょう。
スタンドの背面に充電ケーブルを這わせて装着ができ、収納と同時に充電ができます。
アタッチメントも一緒に収納ができます。
充電ケーブルは1.6mありますが、専用充電ドックに装着すると長さはかなり短くなりますので、専用充電ドックはコンセントのすぐ近くに設置することになります。
アタッチメントが3つ付属
omni-glideには3つのアタッチメントが付属します。
口が細い『卓上ツール』は、狭い机の上などの掃除に便利。
『コンビネーション隙間ノズル』は狭い隙間に潜り込むだけでなく、伸ばすとブラシが登場し、サッシなどのホコリが貯まりやすい場所のお手入れができます。
-
-
さらに!ふとんやソファのダニやホコリを効果的に取り除いてくれるミニモーターヘッドが付属!
モーター内蔵型のヘッドで、かための毛のナイロンブラシが高速回転し、ベッドやソファといったファブリック製品の繊維の奥のゴミをしっかりかき出してくれます。「基本はフローリングを掃除するけど、玄関マットや部屋のカーペットも掃除したかったなぁ…」と思っていた方は、ミニモーターヘッドを活用すれば、SV19OFでフローリングもじゅうたんもしっかり掃除ができます。
2本のブラシが逆回転! フローリングに適したナイロンフェルト素材のブラシ
omni-glideのメインブラシは、全体が柔らかなナイロンフェルト素材で覆われた、フローリングや畳の掃除に適したブラシで、しっかり床面に密着してゴミを吸引します。
フェルト素材の間にらせん状に埋め込まれた黒くて硬いブラシ(カーボンファイバーブラシ)は、静電気を抑えて微細なゴミを取り除く効果を発揮します。
中央の吸い込み口を除いて、2つのブラシでヘッドのほとんどを埋め尽くしているので、広い面を一気に掃除できそうです。
ヘッドの上側のロックスイッチを押しながら横にスライドするとヘッドが外れます。
ヘッドの片方を動かすと片方のヘッドが連動して動き、逆回転しました!
掃除機は押し・引き運動の、引きの動作の時に多くのゴミを吸引しますが、SV19OFはこの逆回転ブラシによって、押し・引きどちらの時でもしっかりゴミを吸引できます。
本体は小さくても、吸引力に抜かりはないようです。
180°フラットに寝る構造で、ヘッドは全方向に駆動!
そしてこのヘッドの不思議な動きがomni-glideの最大の特徴です。
首がとてもしなやかに動き、手首を返せばクルッとヘッドも動く…動くというか、床の上で360°回ります。
クルーンと動くので壁のコーナーでもクルッと回れ、イスなどの家具の脚まわりにもピタッと吸い付くように掃除ができます。
トリガータイプはモーターの下にトリガーがあるので、床にペタンとつく事はなかったのですが、スリムで直線的な本体は180°寝かせてもヘッドは浮かずにしっかり床面に密着!
ベッド下やソファーといった狭い空間も潜り込んでゴミが吸えます。
実際にゴミを吸ってみた
-
-
実際にフローリングの上でゴミを吸引して確かめてみましょう!
髪の毛、ほこり、大きなゴミ、チリのような小さなごみに見立てて、糸、羊毛、猫砂、重曹で掃除です。それぞれパーッとゴミロードを作ってomni-glideで吸引しましたが…さすがダイソン!
糸や羊毛は近づいただけで吸い込まれていきました。
大きな猫砂は、クリーナーによってははじいたりヘッドが押してしまう事がよくありますが、ヘッドが大きく、側面もカバーで全て覆われていないので、押しの動作の時でもほとんどの猫砂を吸引できました。
これはスゴイ。モーターは小さいけれど逆回転ブラシがしっかり生きています。
壁際まで撒いた重曹も、しっかり吸い込み、どのゴミも危なげなく吸い込みました!
ゴミ捨て、お手入れ方法
-
-
omni-glideはスリムな分、クリアビンも小さいので、ゴミはこまめに捨てるのが吉。
クリアビンのゴミは赤いスイッチを押してクリアビンをスライドすれば落下します。
クリアビン自体も取り外して拭き掃除ができます。ブラシもボタンを押して取り外せ、フィルターは回せば外れてと、パーツの着脱はどの部分もカンタンでした。
動画のブラシの着脱は、掃除後のブラシの状態です。
ゴミの絡まりは少ないのでブラシは汚れが気になった時に掃除をすればよさそうです。
フィルターは月に1度は水洗いを行ってください。
プラスチックパーツに装着された状態で洗う事になるので、1日は置かないと中まで乾燥できないかなという印象でした。
まとめ
ダイソンとしてはかなりスリムでモーターも小さかったので、やや吸引力は弱いのかと思っていましたが、電源を入れたらすぐにダイソンらしいモーター音を奏でてハイパワーで吸引を始め、糸や羊毛は当たり前のように吸い込み、猫砂は押しの動きでしっかり吸引。
これだけ大きなゴミを一瞬で吸い込んだのには感動しました。
まっすぐ押しているつもりでも、少しの手首の動きでヘッドがくにゃっと動くので、最初は違和感があり、すばやく押し引きしている方が安定してヘッドをまっすぐ動かせました。
何度押し引きしても軽く動かせるので疲れる事はありませんが、ハンドル部分のスティックがやや太めですので、もう少し細いか、持ちやすいグリップだともっと良かったです。
フローリングの上でも軽くスイスイ動かせますが、より凹凸のない事務所の床だとさらに軽く、本当にちょっと浮いているような感触でした。
全方位にヘッドが動くので、イスやゴミ箱などの家具を動かさなくて済むのは、掃除機がけをする中での動作がかなり楽になりそう。
フローリングがメインですが、カーペットなどの掃除もできるミニモーターヘッドも付属するので幅広く使っていただけるかと思います。 2021.11.11 (ぴよこ)