2024.01.31
Joshin 試用レポート
揚げずにここまでサクサクなの!? VeSync ノンフライヤー COSORI PRO LEで作った料理がおいしすぎた
VeSync(ウィーシンク) ノンフライヤー 4.7L COSORI(コソリ) PRO LE
油を使わず揚げ物が食べられるノンフライヤーは、時短料理ができる事でも人気を集めている。
VeSync(ウィーシンク)の『COSORI PRO LE』は、高い熱風循環技術で表面はサクサク、中はジューシーな揚げ物ができるとアメリカで人気のノンフライヤー。
どれだけおいしくて時短ができるの? 使い勝手を確かめながら料理を食べてみた! ライター:ぴよこ
VeSync ノンフライヤー 4.7L COSORI PRO LE
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油を使わずにヘルシーな料理が作れるノンフライヤーは、ダイエットや筋トレをする方が脂質制限をするのに活用したり、加熱をほとんどおまかせできるので時短調理の味方としても活躍の幅を広げている。
アメリカで設立された家電メーカー「VeSync」の『COSORI PRO LE』はアメリカでも人気のノンフライヤーだ。
アメリカのシェフと日本料理の先生が監修するレシピブックを使いながら、1度で約3〜5人分の料理が作れる。
まずは本体の確認から行っていこう。
本体のサイズ
セット内容 | 本体、内網、串ラックセット、レシピブック |
---|---|
サイズ(約) | 幅 27.2× 高さ 27.5×奥行 30.3cm |
重量(約) | 約4.54kg |
箱から取り出して机に乗せた。思ったよりも大きい!
炊飯器や電気調理鍋と比べて高さがあるので、キッチンでは存在感が出るだろう。
今回サイズの比較としてA4用紙(21×29.7cm)を用意してみた。
本体の高さは30.3cmと、A4用紙とほぼ同等。
幅は27.2cmで、A4用紙よりもやや広い設置面積となる。
食材を入れるバスケットは前に引き出すので、本体の前の空間は開けておこう。
食材を入れるバスケット部
バスケットには付属の内網や串ラックセットを入れて使う。
バスケットの内側はテフロン加工で汚れがこびりつきにくく、食洗器にも対応。
内側の凹凸も少ないので気持ちよく水洗いができそうだ。
電熱部はコイル状になっている。
COSORI PRO LEは熱風を360度高速循環させて、最大230度の温度で加熱する。
食材の表面を素早く焼きあげる事で表面はサクサク・中身はジューシーに仕上がるらしいので、後で実際に作って食べて確かめたいと思う。
タッチパネルの操作ボタン
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操作は天面の操作部をタッチで行う。
パネル一面フラットなので、汚れが拭き取りやすく、デザインもスタイリッシュ!操作時はボタンを押すたびに「ピッ!」と音が鳴るのだが、この音が結構大きい(下記動画参照)。
バスケットをセットした時や、予熱完了時や調理終了時にも音はするので、操作音のサイレント機能は筆者的には欲しかった。
操作部の上部では6つの食材の加熱メニューがワンタッチで呼び出せる。
呼び出すと以下の初期設定温度と時間が表示され、プラスマイナスボタンで調整ができる。
機能 | 初期設定温度 | 初期設定時間(分) | シェイクの有無 |
---|---|---|---|
鶏肉 | 190℃ | 20分 | - |
ポテトフライ | 195℃ | 25分 | 有 |
冷凍食品 | 175℃ | 10分 | - |
ステーキ | 230℃ | 6分 | - |
エビ | 175℃ | 8分 | 有 |
野菜 | 170℃ | 10分 | 有 |
ベーコン | 160℃ | 8分 | - |
温度は75〜230度までを5度単位で、時間は1〜60分を1分単位で設定できる。
シェイクボタンは途中で食材を混ぜたい時に調理を一時的に止めて、音でそのタイミングをお知らせしてくれる機能で、ポテトフライやエビ、野菜のプリセットメニューで選択可能。
食材を入れる前には予熱を行う
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予熱温度 時間 205〜230℃ 4分 145〜200℃ 3分 75〜140℃ 2分 -
食材に完全に熱を入れるため、調理前には予熱を行う。
予熱ボタンを押すと「250℃」「4MIN」が表示される。
調理したいメニューに合わせて時間と温度は+−ボタンで調整をする。
予熱の終了時には3回音が鳴るので、予熱後に調理メニューを呼び出して食材を入れよう。
日本語のレシピブックが付属!
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レシピ数 30 付属のレシピブックはアメリカのシェフと日本料理の先生が監修したという日本語のレシピ。
焼き鮭、とんかつ、からあげ、ハンバーグなど、ノンフライヤーだという事を忘れてしまいそうになる食卓の定番メニューがズラリ。
スイーツメニューなどもあって、本当に油を使わず出来るの…か…!? と疑ってしまう。レシピをよく読むと「オイルスプレーをつかって表面に油を吹きかける」という調理の時もあるので、多少は油を使うようだ。
しかし筆者はオイルスプレーを持っていないので、ここでは油を使わずに料理を作っていこうと思う。
からあげは両面とも香ばしい色でジューシー!
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揚げ物の定番、からあげを作ろう。
レシピブックでは鶏もも肉はおよそ2枚分の材料だったが1枚分で作ってみた。
もも肉をひと口サイズに切ってバスケットにイン。
ちょうど1枚分の鶏もも肉が納まった。
レシピブックに「何回かに分けて調理する必要がある」と記載があるので、分量通りの4人前の場合は加熱を2〜3回行う事になりそうだ。予熱後、鶏肉機能を選択し、14分で加熱。
このレシピはオイルスプレーによる油の吹き付けがあるが、先ほど申した通り油は使わず加熱する。
加熱終了の合図! バスケットを開けると香ばしい色の鶏肉が!いや、からあげが!
表面には部分的に片栗粉であろう白っぽい部分は残っているものの、箸でつまむとカラッと仕上がっているのが分かるし、裏面も同じように香ばしい色でしっかり加熱が出来ていそうだ。
食べると衣はサクサクで、噛むと肉汁も出てくる。
スタッフからも「揚げたからあげと遜色なくおいしい!」と大好評。
バスケットには鶏肉から出た余分な油がたっぷりと溜まっているのに…、油を使っていないのに…、こんなにジューシーでヘルシーとか嬉しすぎる!
「揚げ物って油の処理がめんどくさいから家ではしないけど、COSORI PRO LE やったら作れるやん、ほしい」と、からあげを作るために購入を検討するスタッフが発生。
それほどにおいしかった。
スーパーで買ったハンバーグだねを焼いてみた
レシピブックにハンバーグがあるが、今回は手軽にスーパーで売っていたハンバーグだねを使って焼いてみた。
バスケットに入れたら、途中で裏返したり蒸す手間がなく1度で両面がこんがりだ(ハンバーグの裏面は動画で確認できます)。
からあげの時と同様、中には肉汁も残っており、おいしい焼き加減のハンバーグだ。
バスケットには鶏肉の時よりもさらに多くの油が…。
揚げポテトフライを電子レンジのように温めてみた
本当は冷凍のカットされたじゃがいもでフライドポテトをしようと思っていたが、間違えて揚げてある冷凍のポテトフライを買ってしまった(やっちゃった!)。
ということで、レンチンの如く温め目的でCOSORI PRO LEを活用だ!
予熱3分+冷凍機能で5分(10分でセットして一時停止をしながら様子をみた)加熱すると、カリッカリッの揚げたてのようなポテトに。
レンジなら2分20〜40秒ほどでできるのでやや加熱時間は長いものの、レンジに比べてかなり揚げたてに近いし手間も少ないので、一度試すと今日はCOSORI PRO LEで加熱しよう!という選択肢が生まれるかと思う。
加熱しすぎた!冷凍餃子
最後に冷凍機能で冷凍餃子を加熱してみた。
レシピブックの目安量に合わせて購入した餃子をバスケットに入れて、レシピブックの加熱時間目安時間 15分で加熱。
仕上がりすぎた。カリッカリだ。
全面こんがり餃子をスタッフと食べたが、煎餅を食べているとしか思えない咀嚼音。
皮はパリパリの向こう側に行ってしまったが、中の具は柔らかいままだったので「これはこれでおいしい」と、餃子のポテンシャルの高さにフォローされた。
食材の大きさや状態によって調整することもあるかと思うし、好みの仕上がりもあるはずなので、使いながら「おいしい時間」を探してみてください。
汚れのこびりつきは少ないので洗いやすかった
今回、連続して4つの調理を行ったので、バスケットも4回洗っている。
からあげやハンバーグではかなりの油が出たが、油はバスケットからスルーッと流れるように落とせたのはありがたかった。さすがテフロン加工。
バスケットは20cm以上の箱型サイズなので、シンクに桶やラックがなければ洗いやすいが、狭いシンクだとちょっと扱いにくくなりそうだった。
本体の内側は手入れがいらないほど汚れていなかった。
まとめ
冷凍餃子は加熱しすぎという結果になりましたが、時間を調整すればおいしく仕上がるはずですし、後の料理は表面はサクサク、中はジューシー(しっとり)でどれもおいしかったです!
加熱ムラはほぼなく、両面が安定して同じ焼き色に仕上がります。
余分な油をしっかりカットしたおいしい料理がつくれますので、使いこなせばこれ1台で多くの料理を作る事ができそうです。
気になったのは操作音の大きさと、本体の背の高さ。
操作部が天面にあることを考えるとキッチンのワークトップに置く事になるかと思いますが、存在感は出るかと思います。
購入前に設置場所を確認し、ぜひCOSORI PRO LEをお迎えください。 2024.01.31 (ぴよこ)