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2024.04.25

Joshin 試用レポート

デノンの大人気サウンドバーがさらにいい音になった!「DHT-S218」で映画と音楽を楽しむ

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デノン デュアルサブウーファー内蔵 Dolby Atmosサウンドバー DHT-S218

「映画やライブ映像を良い音で楽しみたい!」そんな方におすすめしたいのが、デノンの美しい音を追求したサウンドバー『DHT-S218』。
手軽に設置できてテレビの音が劇的に変わると話題になった「DHT-S217」の後継機種で、音質がさらにパワーアップした「音楽も高音質で聴けるサウンドバー」です。
実際に映画を観て、一体型サウンドバーとは思えない美しい音色を堪能しました! ライター:もあ

音楽を美しく奏でるサウンドバー
デノン『DHT-S218』

  • 省スペースで設置できるワンボディタイプのサウンドバー
    省スペースで設置できるワンボディタイプのサウンドバー
  • 付属品
    付属品
セット内容 本体、リモコン、単4形乾電池×2、電源コード、HDMIケーブル、かんたんスタートガイド(保証書)
サイズ(約) 幅890 × 高さ67 × 奥行120 mm
質量(約) 3.6kg

家で映画を観ることが増えたが、テレビの音では迫力が半減して物足りない。
かといって複数のスピーカーを用意してシアタールームを作るのは、あまりにもハードルが高い・・・。
そんな方を中心に話題となっているのが、テレビの前に1本設置するだけで音質が各段にアップする「サウンドバー」です。

基本、サウンドバーは映像作品を楽しむためのものですが、様々なオーディオ機器で原音に忠実な再生を追求してきたメーカー「デノン」が手がけるのは「映画も音楽も楽しめるサウンドバー」。
他とは違う大きな特徴として、色付けのない純度の高い音を再生する「ピュアオーディオ」を楽しめるモードが搭載しています。

今回登場した『DHT-S218』は、サウンドマスターが全てのサウンドモードのチューニングを全面的に見直すことで、音質は全く別物と言えるほど向上
映画館やホールのような臨場感を体感できる立体音響技術「Dolby Atmos」やロスレスオーディオ再生も、よりいい音で楽しめます。

さらに次世代のBluetooth規格「LE Audio」に対応することで、スマホなどから高音質かつ低遅延の音楽再生も可能となり、これまで以上に「オーディオスピーカーの代わりができるサウンドバー」になった印象です。

早速テレビ台に設置すると、相変わらずのスリム&シンプルデザインがインテリアに馴染みます。
外観は下記で前モデル「DHT-S217」と並べて確認していますが、ほとんど同じで間違い探し状態でした。
前モデルに付属していた壁掛けテンプレートと光ケーブルは、DHT-S218では省略されたようです。

外観とスペック

  • 天面に並ぶ物理ボタン
    天面に並ぶ物理ボタン
  • 側面のバスレフポート
    側面のバスレフポート
  • 低音を響かせるデュアルサブウーファー
    低音を響かせるデュアルサブウーファー

本体はメッシュとマット素材のツートンデザインで、光の反射がありません。
テレビ前に置いたときに映像が映りこまないのは、個人的に気が紛れにくくて高ポイントです。
ただ現在の再生モードや音量などの情報がひとめで把握できないので、正面に小さな液晶があってもいいかもとは思いました。

ドライバー構成は従来モデル同様、本体左右にカスタムメイドのツイーターが1基ずつ、その内側にミッドレンジドライバーを2基、底面に75mmのサブウーファーを2基配置しています。
このサブウーファーは低域再生に特化したもので、迫力のある音を楽しみたい時には必要不可欠。
一体型サウンドバーとは思えないほどの豊かな重低音が部屋中に響き渡り、映画館のような音で鑑賞できます。

接続端子

  • テレビ・ブルーレイプレーヤー・ゲーム機などと接続
    テレビ・Blu-rayプレーヤー・ゲーム機などと接続
  • 背面の端子部には、HDMI入出力をそれぞれ1つずつ、光デジタル入力、3.5mmステレオミニジャック、市販のサブウーファーと接続できる出力端子などが並んでいます。

    4K映像に対応したHDMIケーブルが付属しているので、ARC/eARC対応テレビと接続する場合はすぐに「DHT-S218」の音を楽しめますよ!
    他にもBlu-rayディスクや配信サービスの再生、最新ゲーム機との接続など、セットアップはとても簡単です。

リモコン

  • サウンドとセリフの聞こえやすさを調整
    サウンドとセリフの聞こえやすさを調整
  • リモコンは前モデルと全く同じで、好みで選べるサウンドモードと、人の声の聞こえやすさを調整する「ダイアログエンハンサー」機能も健在です。

    サウンドモードは、映画館のような臨場感を重視する「MOVIE」、広く包み込むような音場を楽しめる「MUSIC」、音を小さくしても聞き取りやすい「NIGHT」モードの3つからシーンに合わせて選択可能。

    リモコンの白い枠で囲まれた「ダイアログエンハンサー」機能は、声の周波数帯域を調整することで、全体の音量はそのままにセリフだけをより明瞭にするもので、映画やドラマはもちろんニュースやバラエティー番組などでも重宝します。

前モデル「DHT-S217」との違いは?

  • メッシュの色合いが少し変わった
    メッシュの色合いが少し変わった
  • バスレフポートは上品なネイビーブルー
    バスレフポートは上品なネイビーブルー
  • 出っ張りの高さは全く同じ
    出っ張りの高さは全く同じ
  • 端子も変わりなさそうです
    端子も変わりなさそうです

デザインやボタン配置、端子の種類が前モデルと完全に一致していたので、外観で変わったところはないのではと思いましたが、並べてみるとカラーが若干違いました。
メッシュの色合いは少し変わり、バスレフポートはネイビーブルーになっています。
この上品なブルーシルバーっぽい色は個人的にすごく好みです。

[映画を観る] 音の広がりと迫力が前モデルより数段パワーアップ!

  • 実際に映画を観てみよう
    実際に映画を観てみよう
  • 音の広がり方がとてもキレイ!迫力も充分!!
    音の広がり方がとてもキレイ!迫力も充分!!

MOVIEモードに設定し、実際に映画を観てみます。
「音楽を重視したサウンドバー」の本気を確かめるべく、盲目の天才ミュージシャン レイ・チャールズの生涯を描いた映画「Ray/レイ」と、豪華キャスト陣が楽曲を披露する「SING/シング」のライブシーンを中心に視聴し、前モデルと聴き比べました。

「DHT-S218」で再生してとにかく驚いたのは、音場の広さと中高域の鮮明さです。
もしかして前モデルの高域結構こもっていた…?と思わされるくらい、もやっとしたベールが剥がれたような透き通るクリアな音で、声も楽器の音もとても伸びやかでした。
音圧も増したのか、同じ音量で再生しても少し離れた場所まで音が届きやすく感じます。

セリフや効果音は、楽器のサウンドほどすぐに「全然違う!」とはなりませんでしたが、音がさらに重くなって、にぎやかな街を走り抜けるシーンなどあらゆる方向から音が聞こえる場面では音像定位も良く聞こえ、前モデルよりも迫力や没入感を味わいやすいように思いました。

[音楽を聴く] 聴き心地が良い原曲に忠実なサウンド

  • ストリーミング音源も高音質で再生
    ストリーミング音源も高音質で再生
  • 「Pureモード」でストリーミング音源を聴いてみると、こちらも前モデルと比べて全体的に音がクリアになり、曲がスッと入ってくる印象。
    他のモードでは「迫力重視に作られた音」といったイメージですが、Pureモードは原曲に忠実なバランスの取れたサウンドで、聴き心地がとてもいいです。

    曲によっては滑らかな優しい音と感じますが、音の厚みと分離間はしっかりあって迫力は充分です。
    同価格帯のオーディオスピーカーと比べると空間表現が特に得意なようで、ホールで聴いているような臨場感を味わえました。

    サウンドバーの形状ゆえに部屋中に音を響かせやすいので、テレビを見ていない時はBGMとして常に音楽を流していたくなります。

スタッフ "きったん" の感想

前々モデルとなる「DHT-S216」はその音質の高さでデノンのバースタイルシアターの基礎を築きました。
そして前モデル「DHT-S217」は立体音響に対応と、ほぼ「完成形」ともいえる仕上がりで絶大な人気モデルに仕上がりました。

今回、新モデルとして「DHT-S218が出る」とお話を伺った際に、失礼ながら「いやDHT-S217が既にかなりいい音だけど・・・これ以上どう変えるの・・・?」と思っていました。
しかし、いざ聴くとその音の進化(深化)具合に驚嘆です。
映画「グレイテスト・ショーマン」では冒頭のヒュージャックマン演じるバーナムの靴音がより鮮明です。
『ステージに向かう』という意思を感じさせるような力強さ、主張を感じられました。

今回のコンセプトに「音楽を奏でるサウンドバー」があり、あえて音楽方向のソフト「シング」「レイ」の音楽シーンを集中的に聴いてみましたが、表現される音がより有機的で音楽性が高いサウンドに仕上がり、一層映画を楽しめました。
音質も良くなっていますが、一音一音の深度や質感が非常に高まっており「見た目はほぼ同じ」でもその音質は大きく進化したサウンドバーに始終驚かされました。

まとめ

『DHT-S218』は、とにかく導入のハードルが低いサウンドバーだと思います。
複数の機材が必要なシアタールームと、高級スピーカーのイメージが強いピュアオーディオ環境の両方を1本で手軽に楽しめる上に、「確かに映画の音は物足りないけどサウンドバーは大げさかな・・・?」という方も、オーディオスピーカーとしても使えるなら!と導入に踏み込みやすいのではないでしょうか。

これまでテレビの音しか聞いてこなかった方は、劇的に変化する音圧と迫力にサウンドバーなしの音には戻れなくなること間違いなしですし、従来モデルを使ったことがある方も音の進化をしっかり実感できます。
特に音楽シーンの多い映画やライブ映像を好む方には、ピッタリのサウンドバーではないでしょうか。

DHT-S218の奏でる"いい音"なら、お気に入りのコンテンツがもっと楽しくなりますよ! 2024.04.25 (もあ)

スタッフが使ってみました

今回使用した音源 ※別カートです

  • グレイテスト・ショーマン
    グレイテスト・ショーマン
  • Ray/レイ
    Ray/レイ
  • SING/シング
    SING/シング
  • トップガン マーヴェリック
    トップガン マーヴェリック
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