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2024.03.25

Joshin 試用レポート

長時間の『ながら聴き』も快適!小型オープンイヤーイヤホン Victor nearphones HA-NP50T

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Victor(ビクター)オープンイヤー型完全ワイヤレスイヤホン nearphones HA-NP50T

周囲の音を取り込みながら開放的な高音質サウンドを楽しめる、Victor(ビクター)の耳を塞がないイヤホン nearphonesシリーズ。
第2弾となる「HA-NP50T」は大幅なサイズダウンとロングバッテリーを実現し、長時間の『ながら聴き』がより快適になりました。
実際に日常に取り入れて、使い心地や音質、前モデルとの違いをチェックします! ライター:もあ

Victor(ビクター)nearphones HA-NP50T

  • Victor nearphones HA-NP50T
    Victor nearphones HA-NP50T
  • セット一覧
    セット一覧
セット内容 本体、充電ケース、充電用USBケーブル、取扱説明書
質量(約) イヤホン(片方):8g、充電ケース:47g
充電時間(約) イヤホン:2時間、充電ケース:2.5時間
連続再生時間(約) イヤホン:最大9.5時間、充電ケース込み:最大38時間
対応コーデック SBC / AAC
防水性能 IPX4相当(イヤホン本体のみ対応)
※ いかなる方向からの水の飛沫によっても有害な影響を受けない

「オープン型イヤホンは音が物足りない」というイメージが筆者の中で変わるきっかけとなった、ビクターのnearphones「HA‐NP35T」(※レポートはこちら
ビクターらしい原曲に忠実なサウンドが「ながら聴きスタイル」で楽しめることに感動する一方、ずっと使うと重さが気になることから今後軽量化されたモデルに期待!と思っていました。

今回レポートするのは、そんな筆者の願いが叶った nearphonesシリーズ第2弾『HA-NP50T』。
イヤホン本体の質量は片方約8gとイヤーフックタイプではトップクラスの軽さ、充電ケースはポケットにすっぽり収まる手のひらサイズを実現しています!

前モデルから大幅に小型軽量化しましたが、音質は大口径16mmの新型ドライバー採用でさらに力強く、低域の豊かさもパワーアップ。
イコライザーのように特定の音を強調する3種類のサウンドモードも追加されました。
オープン型で気になる音漏れは、指向性のコントロールで音と認識しやすい周波数帯域に音圧のピークがこないように設計し、低減したとのことです。

さらにバッテリーの向上やマルチポイント接続に対応、ゲームや動画を快適に楽しめる低遅延モードの搭載など、スペック面にも進化が見られます。
音質を妥協せずに機能面も充実・・・本当になぜここまで小型化できたのだろう・・・?

本体デザインと着け心地

  • 「HA-NP50T」外観
    「HA-NP50T」外観
  • 片方約8gのコンパクトサイズ
    片方約8gのコンパクトサイズ
  • これだけで欲しくなる「ニッパーくんのマーク」
    これだけで欲しくなる「ニッパーくんのマーク」

HA-NP50Tのカラーバリエーションは、ブラック/ベージュ/セージグリーンの3色。
補聴器のような耳に引っかけやすい形状で、全体的に硬くツルツルとした質感です。
正面にはビクターブランドの象徴「ニッパーくんのマーク」があり、イヤホンのメタリックな部分は、音楽コントロールなどを行うタッチセンサーになっています。

  • 耳にかけてから軽く押してフィット
    耳にかけてから軽く押してフィット
  • 装着イメージ
    装着イメージ

イヤーフックを耳にかけた後、軽く押してフィットさせます。
この際、タッチセンサーに触れてしまうことが多々あったので注意。
後ろ側のフックが短いので耳に触れる範囲が狭く、メガネやマスクの紐への干渉も少ないです。

イヤーフックタイプは耳を挟むような装着感のものが多いですが、HA-NP50Tは本体が小さいためか「耳に乗せている」という感覚で、着け心地はとても軽やか。
実際に数時間つけっぱなしにすると、イヤホンの存在感がどんどん薄れていくようで、耳が痛くなることもなく快適でした。

前モデルの方ががっちり固定している感があったので安定感は劣るか・・・?と思いましたが、どちらも頭を強く振っても落ちる気配がありません。
ランニングなど振動が多いシーンでも安心です。

前モデル「HA‐NP35T」と外観比較

  • 前モデルと並べてみる
    前モデルと並べてみる
  • ケースがとてもスリムになりました
    ケースがとてもスリムになりました
  • >分厚いフック部は半分程の長さ
    分厚いフック部は半分程の長さ
  • 耳に触れる範囲が全然違います
    耳に触れる範囲が全然違います

前モデルと並べてみると、イヤホン本体も充電ケースもひと回り以上小さくなったのがわかります。
装着時に耳の後ろ側に位置する分厚いフックは半分ほどの長さになり、音符の「ヘ音記号」っぽさはなくなりました。

個人的に嬉しかったのが、充電ケースの厚みが大幅にカットされたことです。
前モデルは盛り上がっていてバッグの中でもかさばりましたが、HA-NP50Tはぺったんこ!
薄さわずか23.5mmのスリム形状で、ポケットにもすんなり入ります。
少し出かける時にバッグなしでOKな身軽さはいいですね。

本体で最大約9.5時間再生可能

  • 手のひらサイズの充電ケース
    手のひらサイズの充電ケース
  • 強めの磁石で固定されています
    強めの磁石で固定されています
  • フル充電で最大約9.5時間再生可能
    フル充電で最大約9.5時間再生可能

イヤホン本体での連続再生時間は約9.5時間
前モデルも約7時間あり、仕事やオンライン授業で長時間使うのにも充分でしたが、さらに頼もしくなりました。

ケース内の磁石は強めで、イヤホンを近づけるとピタッと固定されます。
取り出しは最も厚みのあるショートフックを掴むとスムーズでした。

操作方法を確認

  • メタリックな部分がタッチセンサー
    メタリックな部分がタッチセンサー
  • 2台の機器と接続可能なマルチポイント機能
    2台の機器と接続可能なマルチポイント機能

本体操作方法

音楽の再生/一時停止 右または左側を1回タップ
曲送り/曲戻し 右側を2回タップ/3回タップ
ボリューム(+/-) 左側を3回タップ/2回タップ
音声アシスタントの起動 左側を4回タップ
低遅延モードオン/オフ 左側を5回タップ
サウンドモードの切り替え 左側を長押し(1秒)

※ 上記の操作方法はデフォルトの場合です。専用アプリでカスタマイズが可能です

正面のメタリックな部分をタッチして、本体操作を行います。
メタリック部に少し飛び出しがあるのと、他と質感が大きく異なるため、手探りでもセンサーを見失うことがなく操作しやすいです。
1回タッチする毎にピッと音が鳴って何回タッチしたか分かるので、誤操作もほとんどありません。

ペアリング方法

充電ケースから本体を取り出すと電源が入りペアリングモードになるので、端末のBluetooth設定で「Victor HA‐NP50T」を選択すれば接続完了です。

音楽を聴いてみた

  • オープン型とは思えない力強いサウンド
    オープン型とは思えない力強いサウンド
  • 低遅延モードで動画も違和感なく楽しめます
    低遅延モードで動画も違和感なく楽しめます

音質
オープン型なのに細かい音が聴きやすい!全ての音域にしっかり厚みがあって原曲を忠実に再現

iPhoneに接続し、AACコーデックで音楽を聴いてみました。
オープン型とは思えないほどしっかり音圧があり、スカスカとした軽い音になる印象はありません。
室内だと音量40%ほどでも大音量に聴こえるほどで、屋外でも50%以上あれば周囲の音にかき消されることなく音楽を楽しめました。
前モデルと聴き比べると、同じ音量でもHA-NP50Tの方が音の輪郭がハッキリしていて、疾走感のある曲は特に聴きやすくなったと感じます。

ビクターサウンドらしいバランスのとれた鮮明な音で、特にオープン型特有の中高域の抜け感が素晴らしく、伸びやかなサウンドを堪能できました。
カナル型イヤホンによくある窮屈な感じや音のこもりがなく、耳の近くにスピーカーを置いているような自然な聴き心地です。

NORMALモードでも低域のラインは濃いですが、重低音まで聴くならBASSモードがおすすめ。
結構低域に寄るので自然さはなくなりますが、ロックやEDMなど迫力がほしい曲にはマッチします。
ゲームのサウンドトラックをBGMにして作業をすることが多い筆者は結構使っていました。

音漏れについて
1mほど離れていればほとんど聴こえない!前モデルと比べてもかなり低減されている

音量50%で再生した時に音漏れがあるか確かめたところ、静かな室内でも1m程距離があればエアコンなどの環境音の方が大きいと感じ、音漏れは気になりませんでした。
50cmくらいまで近づくとボーカルの声が聴こえて曲も分かりますが、ここまで人と距離が近いシーンがそこそこ人の多い電車内くらいしか思い浮かばず、電車内ではおそらく走行音にかき消されます。
カナル型よりも音漏れしやすいのは確かですが、前モデルと比べてもかなり低減されていて、オープン型の中では気にならない方だと思いました。

低遅延モード
音声と口の動きに違和感はほとんどなし!動画やゲームも快適

超低遅延コーデック対応ではないので多少ズレが生じるだろうなと思っていましたが、動画の音声と口の動きに違和感がほとんどありません。
タイミングがシビアなリズムゲームやシューティングゲームはやっぱり有線イヤホンの方が・・・となりましたが、RPGやパズルゲームなどは問題なく楽しめました。

専用アプリ

  • モードの切り替えはアプリの方がスムーズかも
    モードの切り替えはアプリの方がスムーズかも
  • 専用アプリ「「Victor Headphones」」ではサウンドモードの切り替えや低遅延モードのオン/オフ、本体操作のカスタマイズ、バッテリー残量とコーデックの状態の確認などが行えます。

    個人的に本体を4回以上タッチ操作するサウンドモードと低遅延モードの切り替えは、アプリで行った方がラクだと思いました。
    モード切り替え時の「○○モードに切り替えました」という音声の音量が大きく、筆者は慣れないうちはビクッとしていたので「プロンプトを抑制する」をチェックしてできるだけ鳴らさないようにするのもありです。

まとめ

音楽を楽しみたいけど電話やチャイムを聞き逃したくない、屋外で周囲の音が聞こえないのは怖い、長時間着けても疲れないイヤホンほしい。
そんな方におすすめの「ながら聴きスタイル」。
自分にしか聞こえないスピーカーを身に着ける感覚なので、本当はスピーカーを使いたいけど同居人が気になる・・・という方にもピッタリです。

装着したまま自然に会話もできるため外すタイミングが分からず、着けっぱなしにすることも多いので、軽量小型化しバッテリー持ちもよくなった『HA-NP50T』はすごく使いやすかったです。
高性能マイク搭載で高い通話性能もあるので、在宅ワークやオンライン授業でも活躍しますよ。

ぜひビクターブランドのこだわりのサウンドを、耳を塞がない快適スタイルでお楽しみください。 2024.03.25 (もあ)

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