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鉄道模型教室
TOMIX JR 287系特急電車(パンダくろしお)をカスタマイズ!

今回の鉄道模型教室では、車両の室内デコや照明、カプラー取り付けにチャレンジ! 別売のグレードアップパーツやデカールを貼り付け、お気に入りの車両をよりリアルに仕上げ、走りを楽しんでみましょう!

今回使用した鉄道模型は、TOMIXのJR 287系特急電車(パンダくろしお・Smileアドベンチャートレイン・新ロゴ)セット(6両)【特別企画品】です。

  • JR 287系特急電車パンダくろしおセット  実車紹介
  • 287系は従来から使用されていた381系の置き換え用として2010年に「くろしお」に導入された特急電車で主に白浜・新宮〜新大阪・京都間を6・9両編成で運転されています。
    2017年8月から和歌山県のテーマパーク「アドベンチャーワールド」の開園40周年を記念して287系1編成6両にラッピングが施されました。
    2019年9月からは1編成目のアドベンチャーワールドのロゴが新しいロゴに変更され、 同年12月からは2編成目が登場しました。

    先頭車はパンダフェイス、各車両にはアドベンチャーワールドで活躍する動物たちがラッピングされたボディがひときわ目立ちます。

    さて、今回はその車両そのもののご紹介ではなく、さらにリアルに近づけるために、
    こちらのアイテムを使用して、車内のシートにカバーを取り付ける様子をお送りします!

  • レールクラフト阿波座さんから好評発売中の (N) RCA-D47 JR西日本 287系パンダくろしお「枕カバー」デカールです。 こちらはTOMIX、KATOの両社から発売されている287系パンダくろしお・Smileアドベンチャートレインに使用可能です。 セット内容は枕カバーデカール3枚、客室ドアステッカー1枚、説明書3ページとなっています。 別途必要なものとしては、マークセッター、ピンセット、艶消しクリアー、はさみ、つまようじ、0.3mm厚のプラ板、ゴム系ボンドです。
  • これが実際のデカール1シートなのですが、通常座席用のパンダシートがずらっと並び、 女性専用席用の枕カバー、グリーン席用カバーとあります。
    パンダの目がこ、こっちを見てるっ。
  • それではさっそくデカールを貼り付けていきます。 各車体と床下部分とに分解していきます。 デカール自体は一つ一つに区切って切り取る必要はありませんでした。 横一列や作業のしやすい単位で切り取った帯状のデカールを水を入れたトレイや塗料皿などに浸し、 約5秒程度で取り出します。約10秒(冬場はもっと長く)で、デカールの水色台紙からするりと動きます。その状態からピンセットでつまんで、車両シートの上部に貼り付けます。
  • 普通のパンダシートを貼り付けてみました。 手がプルプルと震えます。 若干曲がってしまったり浮いてしまっているシートも散見されました。 いやぁ、難しい!!
  • 貼り付けてからしばらくすると乾燥しますので、そこでマークセッターの出番です。 マークセッターを塗ると約10分ほどで背面側に丸みを帯びて柔らかくなるので、 つまようじの先などで背面にカールさせて固着させます。 この時にあまり強く押さえたり引っ張ったりしてしまうと、パンダが破けてしまいます。
  • なんとか1両、無事に全てのシートを貼り付けることができました。 初心者だからか、不器用だからか、なんとこれだけで2時間弱は格闘しました・・・。
  • 集合体がニガテな方、ごめんなさい! 努力の成果を見てください!6両分貼り付けた瞬間が嬉しくて、並べてみました。 この後、模型担当スタッフのガルダン師に、しっかりと手直しをしてもらいました。
  • 最後にボディを元に戻して、外観チェックしたのがコチラです。 窓からくっきりと車内のデカールパンダが伺えます! これだけでもリアリティが感じられます。 デカールセットの中には客室ドアステッカーも付属されています。 ぜひチャレンジしてみてくださいね!!
  • それではここからは、車内のさらなるグレードアップと言うことで、 室内灯の取り付けを行っていきたいと思います。

  • 今回の車両はトミックスの0734が推奨されていました。 (N) 0734 室内照明ユニットLC(電球色)ですね。 6両全てに取り付けるために、(N) 0738 室内照明ユニットLC(電球色・6本入り)セットを使用しました。 中身は同じ電球色です。
  • 取付前の準備として、ユニット本体のLED部分に添付の遮光シールを貼り付けます。 LEDを覆うように貼り付けるだけなので、これ自体に難しさはありません。 6本とも貼り付けます。
  • 取り付ける車両によって、照明ユニットがそのままでは収まらないことがあります。 その場合には、カットする必要があります。 ニッパーを用いて目盛り分で切り分けて切断面を修正しましょう。
  • 車両本体への取り付けはシート部分に固定用のフックがある場合は、 スプリングが曲がらないように気をつけ、フック部分にはめ込みます。
  • 動力車に取り付ける場合は、スプリングをカットする必要があるので、 上部の巻き方が細かくなっている部分をカットします。
  • 動力車両への取り付けが完了しました。
  • 同じ電球色の室内灯ではありますが、室内のシートが青かベージュかによっても 外から見たイメージって変わりますね。 室内灯取付1枚目の画像では、カトーのパンダくろしおに白色LEDの室内灯を取り付け、 今回のトミックスの電球色(2枚目)と並べています。
  • さてさて、さらなるクオリティアップを目指して! そのままでも十分見た目が映える鉄道模型になりましたが、 リアルな形状が人気のTNカプラーに付け替えることができます。 これにより実感的な連結面間を再現することができます。

  • オプショナルパーツの推奨品番は、(N) 0337 密連形TNカプラー(6個・SP・グレー)です。 一つ買うと6個入り、1車両の前後で2個使用するので、3両分となります。 今回は6両のため、2個準備しました。
  • この状態が当初から取り付けられているカプラーとなります。 (出荷時の状態では、先頭車のクモロハ286-8、クモハ287-14は運転台側JC6334のTNカプラー、 連結面側はJC02のアーノルドカプラーです)
  • こちらは動力台車です。ツメでひっかかっている状態なので、動力台車から台車を取り外します。 台車を外す際に小さな集電スプリングがついていますが、紛失しないよう注意が必要です。
  • 台車からカプラー部をニッパーなどで切断し、切断面を整えます。 キンチョーする瞬間です。
  • 切り離してスッキリしましたね。
  • 床下パーツにカプラーを取り付けるための突起がありますので、 そこにTNカプラーをあて、しっかりとはめ込みます。 トレーラー車でも動力車でも、TNカプラーの取り付けに関しては同じです。
  • 6両すべて取り付けをして、ボディに組み戻しを行います。 もどしてみたところがこちら、TNカプラーはグレーなので、台車とのなじみも良くなりました。
  • レールの上に車両を乗せてみると、さらにスタイリッシュに見えます! 一度ニッパーでカットするあの緊張の瞬間さえすんでしまえば、 TNカプラーの取り付けは約20分程度で終わりました。
  • 実際に連結させてみたところです。 かなり車両間がすっきりとシャープになったのではないでしょうか。 これにてパンダくろしおのカスタマイズは完成です!

    はじめてここまで鉄道模型に手を加えてみました。 それでは、室内灯で照らされた車内の、パンダの表情をチラッと見つつ、 走る車両をご覧下さい。

    動画

  • 【動画】鉄道模型教室 レールクラフト阿波座デカール@
    【動画】トミックス パンダくろしおの走る様子を撮影@
  • 【動画】鉄道模型教室 レールクラフト阿波座デカールA
    【動画】トミックス パンダくろしおの走る様子を撮影A

最後に

そろそろ、車両を走らせるための情景を何とかしていきたいですね。
それでは次回の鉄道模型教室をご期待ください。

2021.05.30(ホビット

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