カテゴリから選ぶ

鉄道模型 赤い鉄道車両

今回は鉄道の中でも目を引く「赤色」の車両について特集します。

JRで「赤」といえば

JR各社にはJR東日本が緑、JR西日本が青など「コーポレートカラー」(会社を象徴する色)が制定されており、ロゴや駅名標にその色が用いられる事が多いです。JR九州はコーポレートカラーの赤をまとった車両が多い事が特徴です。 JR九州では国鉄時代からの485系特急電車も鮮やかな赤一色に変わり、「RED EXPRESS」の愛称が付けられました。

JR西日本の広島地区で2015年から運行を始めた227系電車は車体の一部が赤く、「Red Wing」の愛称があります。

赤がラインカラーとなっている路線は、JR東日本の東京と千葉を結ぶ京葉線などがあります。
JR西日本の播但線では全国唯一の全面赤塗りの103系電車が使用されており、かつての同線の50系客車を思い出す方もいるでしょう。

赤い国鉄電車・機関車

赤は国鉄時代から、交流電気機関車・交流電車のシンボルカラーとして鉄道ファンにはおなじみです。厳密には赤2号、赤13号などの種類が存在しますが、ここでは一括して紹介します。

交流用機関車ではED70〜77、EF70・71、交直流両用機関車ではEF80・81などに赤が採用されました。ED75、EF81は現在も活躍中です。 北陸本線の419系などの赤塗装は、JR化後に消滅しました。1967年に製造された711系電車は北海道独自の形式で、赤とクリーム色の塗り分けで2015年まで活躍しました。

JR貨物の赤い機関車

JR貨物が開発したディーゼル機関車、交流用電気機関車は国鉄の機関車の慣習を受け継いだような赤系の塗装となっています。DF200形ディーゼル機関車の「RED BEAR」など、一部は公式に愛称がつけられています。

私鉄の赤い電車

私鉄で「赤」といえば、代表格の一つが京急電鉄です。京王、小田急、西武、相鉄など近隣の他社が戦後に何度か車両の色を変更する中で、京急は長く「赤」を守っています。他に現在、赤い車両でおなじみの私鉄といえば東急電鉄、箱根登山鉄道、遠州鉄道、名古屋鉄道(名鉄)などがあります。

西武鉄道の赤とベージュの塗り分けの、1960〜80年代ごろの塗装は「赤電」の愛称がありました。西武グループの近江鉄道、伊豆箱根鉄道でもかつて同じ塗装が使用され、両社では近年「赤電カラー」を復刻した電車(西武からの譲渡車)が登場しました。

50系客車(レッドトレイン)

国鉄50系客車は1977〜82年に普通列車用として製造されました。国鉄客車は主にぶどう色(茶色)か青だった頃に、50系は異例の赤で登場しました。ブルートレインと同様に色にちなんで「レッドトレイン」の愛称で呼ばれました。

それまで国鉄で赤は、特急形電車・気動車、急行形気動車(赤とクリーム色の塗り分け)、交流用車両などに使用されていましたが、赤一色の旅客車は珍しい存在でした。

普通列車の電車・気動車化などの影響で50系は製造から10年前後で大量に余剰になり、津軽海峡線用5000番代(塗装は青)や気動車への改造も行われました。

1990年代に播但・姫新・高徳・磐越西線、奥羽・羽越・山陰・日豊・久大本線などで順次運行を終了。2001年、筑豊本線の電化により門司港〜折尾〜飯塚間を最後に「レッドトレイン」は全廃となりました。九州で最後の客車による普通列車でした。 50系はわずかな量が真岡鐵道などで塗装を変えて現役です。赤塗装の50系は、京都鉄道博物館(旧・梅小路蒸気機関車館)に休憩所として残るオハフ50 68で見る事が出来ます。

おすすめ商品

国鉄時代生まれの赤い車両

国鉄車両では赤は交流電車・交流電気機関車、急行形気動車、特急形電車・気動車などの塗装に用いられました。

JR西日本・JR九州の赤い車両

JR西日本の広島地区の電車や、JR九州では赤がシンボルカラーとなっています。

関東大手私鉄の赤い電車

京急電鉄、東急電鉄は赤をシンボルカラーとしていて、他の私鉄でも様々な赤い電車があります。

JR貨物の赤い機関車

その他の赤い車両

関連商品

赤い車両に似合いそうなグッズ、ストラクチャーなどです。