カテゴリから選ぶ

鉄道模型フェア

今回は昭和初期から現在までの関西の鉄道の紹介とともに、関連する鉄道模型を集めました。

  • 私鉄王国・関西
  • 私鉄王国・関西
  • 私鉄王国・関西
  • 私鉄王国・関西

私鉄王国・関西

  • 私鉄王国・関西
  • 私鉄王国・関西

「大阪―神戸間に於て最も重要なる交通機関はまず阪神電車、次に阪神急行電車、阪神国道電車、省線の順序」だろう(鉄道1929年7月号)と言われるなど、関西では古くから私鉄が発展していました。阪神急行は阪急の事です。

阪神間の場合は、国鉄(省線)は蒸気機関車での運転であり、駅数が少なく不便でした。1934年以降に国鉄は電化と、駅の新設を次々行い、今ではかなり状況が変わっています。大阪と和歌山を結ぶ南海鉄道、阪和電鉄(現・JR阪和線)はライバルとなる国鉄路線がありませんでした。
写真は阪神電鉄301形(鉄道1929年7月号)、南海本線和歌山市行きモハ1201形他(科学と模型1940年2月号)です。

  • 私鉄王国・関西
  • 私鉄王国・関西

大阪・京都と伊勢方面の間の輸送は国鉄(関西本線など)が近鉄に対抗した時期もありましたが、現在では近鉄の列車の方が充実しています。写真は近鉄12200系(新スナックカー)、南海10000系特急「サザン」和歌山市行きです。

関西の国鉄電車のはじまり

  • 関西の国鉄電車のはじまり
  • 関西の国鉄電車のはじまり
  • 関西の国鉄電車のはじまり
  • 関西の国鉄電車のはじまり

国鉄(当時は鉄道省)の電化は私鉄よりかなり遅く、関西の国鉄で最初に電車が走ったのは片町線でした。以下の順で電化されました。

1932年12月:片町線片町〜四条畷駅間
1933年2月:城東線(現・大阪環状線の東半分)天王寺〜大阪駅間
1934年7月:東海道・山陽本線吹田〜大阪〜須磨駅間
1934年9月:山陽本線須磨〜明石駅間

白黒写真は電化前の神戸駅でC51牽引特急「燕」と並ぶC53牽引の京都行き、電化当初の終点・須磨駅での試運転電車です(2枚とも鉄道趣味1934年10月号より)。京阪神の国鉄特急に電気機関車・電車が使われるようになるのは1950年代以降です。

片町線は関西の国鉄で最初に、自動改札機を実験的に導入した路線でもあります。中間駅で他の国鉄線との接続がなく、不具合があっても幹線に影響しにくいので、新しい事の実験には何かと都合が良いようです。1997年のJR東西線開通により片町線の起点・片町駅は廃止され、学研都市線の愛称で呼ばれる事が多くなりました。

京阪大津線・近江鉄道

  • 京阪大津線・近江鉄道
  • 京阪大津線・近江鉄道
  • 京阪大津線・近江鉄道
  • 京阪大津線・近江鉄道

「京阪大津線」は京津線と石山坂本線の総称で、京都市営地下鉄東西線への乗り入れもあります。田園風景から都市、路面電車、登山鉄道、地下鉄と走る路線環境が劇的に変わる様子を楽しめます。近年はラッピング・塗装の種類が多彩で、「鉄道コレクション」などで頻繁に製品化されています。

戦前の1934年に登場した60形「びわこ号」は、京津線・京阪本線を直通して浜大津〜天満橋駅間を結んだ画期的な連接車として有名です。現在は寝屋川車両基地に保存されています。2020年に600形603+604が「びわこ号」復刻塗装となりました。白黒写真は1932年製の京津線用50形(鉄道1935年3月号)。寝屋川車両基地の構内入換車となっている70形72と似ています。

現在の近江鉄道八日市線と、京阪大津線は1927〜29年の2年間だけ、合併により「琵琶湖鉄道汽船」という同じ会社の路線だった時期があります。現在の近江鉄道は、西武鉄道から譲渡された電車が使用されています。

阪急京都線

  • 阪急京都線
  • 阪急京都線
  • 阪急京都線
  • 阪急京都線

阪急京都線十三〜西院駅間、千里線天神橋筋六丁目〜淡路駅間などは元々、京阪電鉄の子会社・新京阪鉄道が開通させた路線です。神戸・宝塚線とその支線を開通させた阪急とは、全くの別会社でした。新京阪は京阪に合併された後、京阪と阪急は戦時中の1943年に政府の指示により合併しました。
戦後に分離した際に、新京阪線は阪急の所有となり、京都線に改称されました。中津駅に京都線のホームがない事は、この歴史的経緯や、敷地の余裕・需要に原因があるようです。

1970年代まで2扉の特急車が製造された事は、新京阪「P-6」以来の伝統を引き継いだような形です。阪急最後の2扉車・6300系による観光特急「京とれいん」は、2022年で運行終了となりました。 白黒写真は京阪電鉄新京阪線10形(科学と模型1940年2月号)です。同型車が阪急正雀車庫に保存されています。

ディーゼルカーと懐かしの路線

  • ディーゼルカーと懐かしの路線
  • ディーゼルカーと懐かしの路線
  • ディーゼルカーと懐かしの路線
  • ディーゼルカーと懐かしの路線

ディーゼルカーが活躍した、1980年代に廃止された路線の写真をまとめました。通称・国鉄飾磨港線の飾磨港駅(姫路市・1986年廃止)2枚、加悦鉄道(丹後四辻〜水戸谷駅間、1985年廃止)、有田鉄道(2002年廃止)です。

元・関西の車両

  • 元・関西の車両
  • 元・関西の車両

国鉄モハ(クモハ)52形は1937年に登場。「新快速」の元祖と言える京阪神間の急行用だった、伝説的な流線形電車です。阪和線を経て、末期は飯田線で使用され、現在は吹田総合車両所と、リニア鉄道館に保存されています。写真は「科学グラフ 電車の科学」(1951年)より。

京阪3000系(初代)は、富山地方鉄道に譲渡され10030形となりました。京阪では既に全車引退した車両ですが、富山では京阪特急色の復元、ダブルデッカー車の追加などもあり、京阪ファンに嬉しい展開となっています。

おすすめ商品

特急

ディーゼルカー

京阪電鉄

阪急電鉄

快速・通勤電車

元・関西の車両

路面電車・地下鉄

プラレール

その他